各国の変わった表現を集めた 『誰も知らない世界のことわざ』

2016.12.19 Monday 05:43
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    『誰も知らない世界のことわざ』(エラ・フランシス・
    サンダース著、前田まゆみ訳)という絵本を買いました。

     

    英語やフランス語、ドイツ語などはもちろん、あまり
    聞いたこともないガー語やイボ語といった言語の
    ことわざまで取り上げてあって、確かに “その言語を
    使う国すらわからない” ほど。

     

    そうした各国のことわざの中から、その国ならではの
    言い回しや、その国以外の人が聞いたらどういう意味
    なのかわからないことわざが紹介してあります。

     

    たとえば、フランス語の 「ザワークラウトの中で
    自転車をこぐ」、北京語の 「うまうま、とらとら」、
    ルーマニア語の 「誰かをその人のスイカからひっぱり
    出す」、コロンビア・スペイン語の 「郵便配達員の
    くつ下のように飲み込まれる」 などなど。
    全く、意味不明、奇想天外、摩訶不思議。

     

    それぞれの言葉とその説明に、ちょっとダルトーンな
    水彩画が添えられていて、これまたシュール。

     

    ことわざによって、その国の文化や国民性、価値観、
    さらにはどんなシチュエーションでそのことわざを
    使うかなどが説明されており、むさぼり読んでいたら
    電車が1回終点に着き、さらに急行2駅分も戻るという
    大失態をやらかしてしまいました。
    さすがにここまでの乗り過ごしは初めてです。

     

     

    ちなみに写真の 「あそこでクマが踊っているよ」 は
    ドイツ語で “賑わっている町” を表します。
    ドイツ人、クマ好きだしね(笑)。

     

    いくつも紹介されていることわざの中で、一番好きだと
    思ったのは、ガー語の 「水を持って来てくれる人は、
    その入れ物をこわす人でもある」。
    主役は “こわす人” でなく、それを見ている人に
    対する言葉というのは、なかなか盲点でした。

     

    うっすらと予想がつくことわざもありますが、各国の
    考え方の違いにカルチャーショックなことわざもあり、
    楽しみながら、少しだけ視野も広がる一冊です。

     

    さらに、普段はさらっと読み流してしまう著者略歴も
    ウィットに富んでいてサイコーでした。

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    『リラックマ〜いつもいます〜』 で頑張ってるクマたち

    2016.11.28 Monday 18:53
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      『リラックマ〜いつもいます』(コンドウアキ著、主婦と生活社刊)

      を買いました。表紙がなぜかキイロイトリさんで 「なぜ?」 と

      思ったら、リラックマ本が置かれていた書店のすぐ横の棚には

      年賀状用のイラスト集なども売られており、来年は酉年だったのに

      気づかされた次第です。

       

      いつも働き者のキイロイトリさんが表紙を飾っているだけあって、

      今回はめずらしく、のんびりやさんのリラックマも “それなりに”

      頑張っているのです。

       

       

      まあ、寝るのを頑張っていたり、ごろごろしているように見えても

      消化を頑張っていたりと、ホントに “それなりに” なんですが(笑)。

      消化を頑張ってるってことは、食べたばかりということで、

      いわゆる食っちゃ寝状態なのがバレバレなところも愛らしい!

       

      (だらだらしていう上、かさばるので横にしてみた)

       

      ぬいぐるみの方で登場している、ツキノワグマの子どものような

      小さい茶色いクマは登場しませんでした。

      最近のリラックマ本は、カラーインクか透明水彩か、画材が

      初期とは変わっていて、さらにリラックス度が増したと思います。

       

      【関連記事】

      ◇リラックマ生活10 『ひだまり暮らし』
      http://nureinmal.jugem.jp/?eid=1462
      ◇さらにリラックマの謎が深まる 『4クママンガ』 3
      http://nureinmal.jugem.jp/?eid=1567
      ◇リラックマ生活11 『うららか予報』
      http://nureinmal.jugem.jp/?eid=1905
      ◇リラックマ 『4クママンガ』 6
      http://nureinmal.jugem.jp/?eid=2495

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      ブックスタートのかわいい絵

      2016.11.25 Friday 00:37
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        生後4カ月から1歳までの赤ちゃんを持つお母さんに
        自治体が 「絵本引換券」 を配布し、絵本を通じて
        親子のふれあいを推進しようというブックスタート。
        そのポスターが図書館に貼られていて、絵の可愛さに
        思わず、立ち止まってしまいました。
        かわええ! くまきちの人間版のようにかわええ!

         

         

        誰の水彩画か知りたくて、サインからどうやら
        「にし島」 という名字の絵本画家さんであろうと
        ネット検索したら、福岡の西島伊三雄さんという方の
        絵だとわかりました。
        http://isao.cart.fc2.com/

         

        なんと、『進撃!巨人中学校』 でもよく登場していた
        『うまかっちゃん』 のパッケージイラストも手掛けた
        童話画家さんのようです。
        どの作品も、祭りや風景など、表情豊かな子供たちが
        描かれていて、どこか郷愁を誘う雰囲気で、私が
        好きなタッチでした。癒される〜。

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        『ウイリアム・テル』 と 『おやゆび姫』

        2016.09.16 Friday 19:03
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          もう一つのブログの方で 『ウイリアム・テル』 のリンゴの
          ことを書き、はたと気づいたのですが、どうしてあの
          リンゴのエピソードが、スイスの独立につながるのやら
          思い出せません。

           

          悪者の名前だけはしっかり覚えており、ゲスラー。
          アニメの悪役にもぴったりな名前だったので記憶に残った
          ようですが、肝心の 「リンゴ→独立」 部分が曖昧。

           

          朧げな記憶で再生したところ、確か暴虐なゲスラーの
          統治下で、言うことを聞かなかったヴィルヘルム・テル
          (最初に読んだ絵本がドイツ語読みだった)は罰として
          得意の弓矢で息子の頭の上に置いたリンゴを射抜けと
          命令されて、見事、それを実行。それで、親子愛に
          感じ入ったゲスラーが感動して、改心した?
          …と、何やら 『走れメロス』 と混ざってしまって
          いることを自覚しました。

           

          ネットで調べれば一発ですが、思い出せないことを思い出す
          努力というのもボケ防止に大事というので頑張ってみました。

           

          そうしたら、かなりストーリーが脳内で捏造されていました。
          結局、ゲスラーはテルに射殺されるんですね。
          なるほど、それがスイス独立運動の引き金になったと。
          ふむふむ。

           

          おやゆび姫

           

          そういえば、『ウイリアム・テル』 同様、部分的にしか
          記憶がない作品がもう一つありました。

          アンデルセンの 『おやゆび姫』 です。

           

          『シンデレラ』 や 『ねむり姫』 はそれなりに流れを
          覚えていますが、『おやゆび姫』 についてはチューリップ

          から生まれたことと、そこからツバメに乗ってどこかに

          行くことしか覚えていません。

           

          それも、いわさきちひろさんのイラストが頭に残って
          いるからで、そのままどうなってしまったのか、彼女の
          行方は、私の脳内ではようとして知れず。

          なんとなく、大きくなって王子様と結婚したような…。

           

          再び、調べてみたところ、ツバメのシーンはモグラから
          逃げる後半部分で、「チューリップ→ツバメに乗ってGO」
          でありませんでした。

           

          しかも、打ち出の小槌がデンマークにはなかったようで、
          こちらは 『一寸法師』 が混在していました。

           

          意外と “知って” いるようでも “覚えて” いない
          童話の世界。もっと怖いのは、記憶が抜けている部分を
          捏造してしまう自分の脳ですね。

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          画材が変わって癒し度UPの 『リラックマ〜ここにいます〜』

          2015.12.14 Monday 03:59
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            取材に行く途中、書店で『リラックマ〜ここにいます〜』
            (コンドウアキ作、主婦と生活社刊)が並んでいたので、
            当然のことながら購入しました。



            リラックマのだらだら生活のイラストと、心温まるひと言と
            いうパターンは、いつもと一緒ですが、今回は一つ違う点が
            ありました。
            それは、画材が変わったこと!
            透明水彩か、カラーインクを使用した、ほんわかしたタッチの
            イラストとなっていて、癒され度UP!



            いろいろな言葉が掲載されていましたが、「忘れることも
            才能です」 というイラストのクマが、我が家のくまきちにも
            似ていて愛らしい!

            また、よく 「夜明け前が一番暗い」 という頑張るための
            言葉がありますが、リラックマワールドでは同じシチュエーション
            に対して、「寝ていれば夜明けが来ます」 と。
            そのくらいのゆとりある心持ちで暮らせたら幸せだろうなと
            ほっこりしたのでした。
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            リラックマ 『4クママンガ』 6

            2015.07.10 Friday 23:39
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              1年の季節イベントや四季の変化を、リラックマの
              だらだらした生活の中に反映して、何やらほのぼの
              させてくれる、コンドウアキさんの 『4クママンガ』
              (主婦と生活社)もいつの間にかだらだらと6巻が
              出ました。

              1巻ごとに1年間の流れが描かれていて、同じような
              オチではあるのですが、そのお約束感がこれまた
              この作品には似合います。

              それでも、6巻は多少趣向を変えてあって、まずは
              いつものリラックマ中心のだらだら漫画、そして、
              次にコリラックマ中心の4コマ漫画が続き、ラストは
              キイロイトリさんが主役…といった感じで、それなりの
              微妙な変化がありました。

              ファッショナブル・リラックマ!

              新たな発見としては、なんとリラックマの着ぐるみは
              冬用と夏用の他に、春用として 「スタンダード」
              「ブーツカット」「スキニー」 の3種類があること、
              梅雨用に防水加工のつやつやした着ぐるみもあること、
              夏用の扇風機内蔵型着ぐるみや足の裏のチャックから
              保冷剤を入れられる熱中症対策用の物があること、
              さらに、秋用として “食欲の秋” でも存分にまくまく
              できるよう、伸縮性の高い素材の着ぐるみもあることなど、
              茶色いクマに関してはファッション(?)ネタが
              多めでした。

              コリラックマ編は、やんちゃなコリラックマなだけ
              あって、ゴロゴロしてばかりのリラックマと違って
              いろいろなところにお出かけしたり、トリさんと
              遊んだり、お料理に挑戦したりと、ややアクティブ。
              キイロイトリさんとのボケツッコミも微笑ましいですが、
              コリラックマの子供らしいかわいさが光っています。

              キイロイトリさんは、私としては鼻の穴がでかくて
              イマイチ好きになれないのですが、意外と頭に2本
              生えている毛を大事にしていて、いつもはだらだら
              しいているクマたちを叱って、家事全般をこなす
              しっかり者のキイロイトリさんに 『サザエさん』 の
              波平さん的な一面も見ることができ、ちょっと親近感。

              最近の作品の中では、編集な工夫が感じられる一冊
              だと思います。
              リラックマ自身が日々変化のない生活をだらだらと
              過ごしている徒然を6巻まで刊行するとは、クマより
              「主婦と生活社」 アッパレといった感じでした。
              ぬいぐるみのリラックマも確かにかわいいですが、
              私はやはりコンドウアキさんが描く二次元のクマが
              好きですね〜、まったり。

              【関連記事】
              ◇『4クママンガ』 でほのぼのと
              http://nureinmal.jugem.jp/?eid=654
              ◇さらにリラックマの謎が深まる 『4クママンガ』 3
              http://nureinmal.jugem.jp/?eid=1567
              category:絵本 | by:まるたん | - | - | -

              手ざわりや仕掛けを楽しめる “布の絵本”

              2015.06.23 Tuesday 23:45
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                今日、子供向け図書館の取材に行ってきたのですが、
                またしても取材を忘れてはしゃいでしまうほど
                楽しいモノに出会うことができました。
                それが “布の絵本” です。
                http://www.geocities.jp/sakuranbo_wada/



                これまでも “布の絵本” という文字はいろいろな
                文章の中などでも見てきたのですが、実は装丁が
                布製の絵本だとばかり思っていました。

                今日、実際に “布の絵本” を見せていただいたら、
                全てパッチワークのようにさまざまな素材や柄の布
                “だけ” で作られた絵本であることを知りました。



                目をつぶって、その素材の質感で絵を想像することも
                できそうです。



                私が取材に行った図書館だけでも約40冊はあるそうで、
                いろいろなタイプのものを見せてもらいましたが、
                中にはとても高そうな布を使ったものや、絵本の中に
                マジックテープで貼られた部品が付いていて、着脱
                することができるようになっているものもありました。



                前のページで外した部品が次のページでは全く別の
                モノになる面白さ。子供の頃、飛び出す絵本を見た
                時以上に興奮しました。



                着脱可能とすることで、いろいろな仕掛けや展開が
                できそうです。ただ、私はボタンつけすらままならぬ
                不器用ものなので、作るのは無理そうですが…。



                この “布の絵本” も他の普通の本と同様に、貸出
                しているそうで、図書館の方たちが毎回取り外しできる
                部品がちゃんとついているか確認する作業が大変そうだ
                と思ったのですが、意外ときちんと元の場所に正しい
                形に戻してあるそうです。

                仕掛けや内容を楽しむと同時に、次に読む人への
                思いやりも子供に教えられるスグレモノなのでした。
                私が子供の頃、こういう絵本があったら、もしかすると
                家庭科(とくに裁縫)ももう少し好きになっていたかも
                しれません(笑)。

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                見事な伏線とスリリングな展開の 『山羊座の友人』

                2015.06.13 Saturday 23:58
                0
                  ファンタジー? サスペンス? 社会派?
                  と、どのカテゴリーにも属さないような作品と
                  出会いました。

                  『山羊座の友人』(乙一原作、ミヨカワ将作画、集英社刊)
                  という作品で、まず手に取ったのは、やはり西洋占星術を
                  学ぶ者として “山羊座” というキーワードが目に入り、
                  続いて帯に書いてあった、殺人犯の少年の逃走を助け、
                  さらにはその少年と一緒に逃走するという、結論が
                  見えなさそうなストーリーに惹かれたからです。

                  とにかく、何がすごいって無駄なコマがない!
                  さりげない会話や行動が後々重要な伏線となっており、
                  ストーリー構成の完成度の高さに驚かされました。

                  実は、絵柄は私好みではありませんでしたが、
                  表現力や画面の演出力は素晴らしいと思いました。

                  謎解きの作品でもあるので、細かくは触れられませんが、
                  主人公・松田ユウヤの家のベランダには不思議な物が
                  飛んできて、それが昭和75年の卒業文集だったり、
                  タケコプターと思しきものだったり、賞味期限が
                  200年先のスナック菓子、さらにはなぜか子犬まで!

                  そんなベランダに飛んできたのが、自分の学校で、
                  いじめを受けていた同級生が、いじめていた側を殺し、
                  警察に捕まって10月1日に自白した直後に自殺して
                  しまうという “未来新聞”。

                  実際にそんな出来事がないよう、密かに願っていた
                  ユウヤですが、9月25日、同じクラスでいじめの標的と
                  なっていた高槻ナオトが、血まみれの金属バットを持って
                  いるのところにバッタリ出くわしてしまいます。

                  いじめを知りながらも、ナオトを助けるでもなく、
                  できるだけ自分にいじめがふりかからないよう、
                  息をひそめるような高校生活を送っていたユウヤは
                  せめて10月1日まで彼が警察につかまらないよう、
                  ナオトと共に東京へと逃避行することに。

                  渋谷や吉祥寺、中野などの町をさまよいつつ、ナオトから
                  少しずつ事件の時の話を聞くことで、ユウヤの中に
                  「実際に殺人を犯したのはナオトではないのではないか」
                  という疑問が生じ、警察官を夫に持つ姉に探りを入れ、
                  彼はある結論に達するのでした。

                  同時に、“未来新聞” の裏側に乗っていた、動物園の
                  山羊脱走事件が実際に起こらければ、自殺報道も外れる
                  可能性があるので、そうあってほしいと願いつつ、
                  その日は刻々と近づいてきます。

                  のんびりと都内観光しているようでいて、どこか
                  ピリピリとした危うさもあり、時には 「もしかして
                  新聞の自殺した高校生(15歳)がユウヤ自身になる
                  のでは?」 と思わせるエピソードも!
                  一気読み必至の展開となっています。

                  ここからはちょっとネタバレ

                  キーワードは 「旧約聖書」 にある“アザゼルの山羊”。
                  いわゆるスケープ・ゴート。
                  それを受け入れようとしているナオトの心境。
                  ラストのどんでん返しを見た後、ナオトが井の頭公園で
                  「わかったんだ、僕はこのために生まれてきたんだって」
                  というセリフが、後からじわぁっと来ます!

                  『ONE PIECE』 のヒルルクの桜も好きなエピソード
                  ですが、ラスト近くの12月の桜吹雪もまた、印象に残る
                  名シーンの一つとなりました。
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                  『おやゆび姫』 はどこの姫?

                  2014.10.04 Saturday 23:34
                  0
                    昨日、『マレフィセント』 を観て気づいたのが、
                    「子供の頃に絵本で読んだ話、とくに “姫” 系は
                    ほとんど忘れているということでした。

                    さすがに 『白雪姫』『人魚姫』 『灰かぶり姫(シンデレラ)』
                    は覚えていましたが、『おやゆび姫』 について覚えていたのは、
                    イラストでチューリップから生まれたことと、ツバメの背に
                    乗って空を飛んでいることくらいで、ラストがどうなったか
                    すらわからず。一寸法師みたいに大きくなったのかどうかや、
                    そもそも何で “姫” なんだという忘れっぷり。

                    調べてみたら、意外と冒険物だったのでした!
                    まずはチューリップに住んでいたところを拐かされ、
                    意に添わない相手と結婚させられそうになっては、
                    そこから逃げて、次々といろいろな生き物と出会う
                    展開は童話的で、子供からするとワクワクする
                    お話と言えましょう。

                    私が覚えていたツバメのイラストは、モグラと結婚
                    させられそうになった親指姫が、助けた亀に…ではなく
                    助けたツバメに連れられて南の花の国に向かうシーン
                    でした。そして、その国は親指姫サイズの人が住む
                    国で、王子様と結ばれるという流れだったのです。

                    私のように、本を読んだだけでは、同じような展開の
                    繰り返しなだけに、イラストの断片しか覚えていない
                    ということになる可能性もありますが、読み聞かせの
                    形でこの作品にふれると、そのワクワク感と共に
                    記憶に残りそうな作品だと思いました。
                    category:絵本 | by:まるたん | - | - | -

                    閉所恐怖症気味の私が見た 『せまいぞドキドキ』

                    2014.09.04 Thursday 23:24
                    0
                      私は、やや閉所恐怖症の気があるため、エレベーターや
                      地下鉄に乗っている時はどことなく落ち着かない気分です。
                      まあ、取材で疲れたりすると、地底を走る千代田線でも
                      爆睡してしまう程度の軽さですが…。

                      そんな私が怖いもの見たさというか、全く違う価値観を
                      持つ人の感覚を知りたくて、『せまいぞドキドキ』
                      (ヨシタケシンスケ作画、講談社刊)というイラスト
                      エッセイを買ってしまいました。

                      「せまい店」「せまい服」「せまい回転ドア」「せまい机」
                      「せまいエレベーター」「せまい改札」 などなど、
                      「よくそんな狭い場所を見つけたな」 と逆に感心して
                      しまうほどの “せまい所コレクション”!

                      たとえば、「せまい車の中」 というのも軽自動車かと
                      思いきや、荷物をぎゅうぎゅうに詰めたワゴン車の
                      後ろに乗ってみたり、「せまい服」 はきつい服の
                      ことかと思ったら、なんと宇宙服のことだったり、
                      意外性のある視点と、それをまた発展させた妄想も
                      かなり笑えました。

                      回転ドアにおける 「緊張⇒不安⇒安心⇒葛藤⇒虚脱」
                      といった心理分析(?)も、思わず共感してしまったり。

                      我が家の押入れにはヨシタケマジック効かず!

                      ただ、「せまい押入れ」 については、その時大事な
                      物でも、数年、押入れに入れておくと不要な物へと
                      変化させる機能を持っていると書かれていましたが、
                      それだけは私には当てはまりそうになく…。
                      押入れいっぱいのリラックマを取っ替え引っ替え
                      取り出しては、季節ごとに分けたり、ジャンルごとに
                      まとめてみたり、不要物に変化する兆し全くなし。

                      説明用に描かれているイラストもほのぼのタッチで
                      私の好きなタイプの絵柄だったので満足!

                      普通、人が何の気なしに見ている景色が、著者の目を
                      通すことで “せまい所” に早変わりしてしまう
                      ヨシタケマジックを楽しめる一冊でした。
                      category:絵本 | by:まるたん | - | - | -

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