スポンサーサイト

0

    一定期間更新がないため広告を表示しています

    • 2023.07.11 Tuesday
    • -
    • -
    • -
    • by スポンサードリンク

    バトルというよりファンタジー 『くまクマ熊ベアー』

    0

      『くまクマ熊ベアー』(くまなの著、せるげい作画、
      主婦と生活社)という、超クマ連呼のコミックスを
      買ってしまいました。
      http://comicpash.jp/kuma/

       

      (土の属性パワーで作ったクマの家がかわええ!)

       

      以前から、Yahoo検索していると、時々キーワード
      「クマ」 関係でかピックアップされて、記憶の片隅に
      潜んでいたタイトルでもありました。

       

      ストーリーは、引きこもりの15歳・ユナが、ゲームの
      バージョンアップかと思ってログインした先が、
      『リアアカ』のような別世界。
      謎の“神様”から与えられた装備・クマセットは、
      見た目ただのクマの着ぐるみだけれどチートで無双。

       

      (もうすぐ終わるピグブレイブでクマコスプレしてみたw)

       

      その状況をユナは意外とあっさり受け入れ、冒険者として
      魔物退治したり、仲間を作ったりと、「異世界バトル」
      といった冒険譚でなく、魔法少女的ファンタジーですね。
      ジャンプ的なバトルを期待すると裏切られます。

       

      (残念ながらピグブレにクマの召喚獣はなかった…)


      2巻のあとがきにも、コミカライズの際、原作者から
      「グロテスクにならないようデフォルメ」 という
      希望があったと書かれていたので、ファンタジーとして
      とらえるので間違いないと思われます。召喚獣の

      「くまゆる(黒)」 と 「くまきゅう(白)」もかわいい♪

       

      気になるのは、原作のラノベがかなりの巻数いっている

      ので、長くなるとイヤだな〜ってことくらいでしょうか。


      今度は世界遺産テーマの 『クイーン・オブ・ディストピア』

      0

        自分でもなぜ買っているのか、未だにわからない
        秋乃茉莉さんの新作が出ました。


        『クイーン・オブ・ディストピア』 という一応
        「冒険ファンタジー」 というジャンルだそうですが、
        いつもと同じで、変な霊とか物の怪が見えたり浄化
        できる能力がある人が、時代を飛んだり、霊的な
        世界に行ったりするという “アレ” な内容でした。

         

        ただ、今回は世界遺産を認定するため、世界の僻地
        っぽい所を旅して、遺産登録するための賄賂を得る
        怪しい教授(本物?)と、秋乃茉莉作品主人公が
        その謎を解明したりしなかったりという、緩い展開。

        唯一の謎は、主人公シンが探している、仇らしいが
        当てにならない、少なくとも “龍” 関係の何か。

        とにかく、作者は龍が好き。それだけは不変です。

         

        『クイーン・オブ・ディストピア』 は朝日新聞出版で
        「あれ? そういえば 『Petshop of Horrors』 の
        どれかはここから出版されていたような」 と、各社を
        漂白しまくっている 『タモリ俱楽部』 的な作家さんで
        今回も秋田書店やハーパーコリンズ・ジャパンから3巻
        同時発売という暴挙。

         

        最も私を驚かせたのは、帯に書かれた 『幻獣の星座』
        6巻と、『Petshop of Horrors 漂泊の箱舟編』 2巻
        という文字でした。ホントに6巻で完結するのか!?

         

        『幻獣の星座〜星獣編〜』 は5巻で終わると言って
        いたのに、なぜか最終巻が6巻に変更になった作品。
        秋田書店の既刊として 「最終巻」 と帯に印刷されて
        いるので、今度はそれなりに信憑性あるかな?
        全くいつになったら終わるんだよ、『幻獣の星座』!

         

        さらに、『Petshop of Horrors』 は最初はアメリカ、
        そして終わったと思ったらいつの間にか日本に開店
        していて、続いてフランスのパサージュ編、さらに
        さらに今回の 「漂泊の箱舟編」…って、どこまで
        D伯爵が時を越えて漂泊しまくるのか、もはやその
        行き先を追っていく気力出ず。

         

        どちらにせよ、秋乃茉莉さんの作品は 「最終巻」
        と謳われても、ほぼ一話完結型でもあるので、
        いつでも湧き出て来ることができる作りなんですよね。


        それより、「賢者の石」 シリーズのエリキサを
        とっとと見つけていただいて(ん? 見つけたっけ?)、
        できれば中途半端に終わった 『霊感商法株式会社』 を
        久しぶりに描いて、完結らしい終わり方をしてほしい
        と願っています。おそらく、あの作品が最初の連載
        だと思われるので。

         

        結論として、秋乃茉莉作品はどの時代設定でも、
        シチュエーションでもほぼ同じだけれど、出版される
        会社が潰れたり、途中で突然終わったり、10年以上の
        ブランクがあったり、しれっと続きをスタートしたりと
        そういった内容以外のスリリングさが魅力なのでしょう。

        多分! そうでも思わないと 『霊商』 時代から追っている
        自分に言い訳できません。

        読み続けること自体がもはや冒険なのです。

         

        【関連記事】
        ◇『幻獣の星座』 15年目の完結
        http://nureinmal.jugem.jp/?eid=2576

        ◇あとがきにどんでん返しがある 『幻獣の星座』
        http://nureinmal.jugem.jp/?eid=3747

        ◇『新 Petshop of Horros』 が突然閉店!
        http://nureinmal.jugem.jp/?eid=1597


        リヴァイがサイヤ人であることを祈る 『進撃の巨人』 29巻

        0

          バイトで、全身がミディアムレアで焼かれたような
          暑さで、冷えピタしながらこれを書いております。


          2巻から初版で揃え、意外と早い時期から読み続けて
          きた 『進撃の巨人』 ですが、フェードアウトしたい
          気分だったのに、28巻が次を買わずにはいられない
          衝撃シーンで終わったので、うまうまと乗せられて、
          29巻買ってしまいましたよ…、くやしい。

           

           

          全く奇跡的な反撃はなく、リヴァイ兵士長が瀕死か
          死亡という結果に。そのまま放置してくれていれば、
          あまりに無駄死にで 『進撃』 らしかったのに、
          ハンジさんが彼を連れて川に飛び込んでしまったので
          決定的な死亡は確認できず、これからまた一縷の望み
          を抱きつつ、続きを読んでしまいそうでガックリ!

           

          講談社めぇえ。人気キャラクターであるリヴァイを
          生死不明にしておくことで、「死せる孔明、生ける
          仲達を走らす」 ならぬ 「死せるリヴァイ、止めたい
          読者を引っ張る」 訳ですね。

           

          私としては、もうエルディアもマーレもどうでも
          よくなりかかっていて、ぜひリヴァイ兵士長には
          主役なのに以前よりさらに共感できないエレンを
          ぶった切ってほしかったのに残念。

           

          『ドラゴンボール』 の超回復現象が起こるような
          作品でもなく、『文スト』 の与謝野晶子女医の
          ような異能者もいないし、同じ講談社でもかなり
          ライトな 『リアアカ』 の人間コピペ技術も開発
          されていないと思うので、生存の期待薄。


          アッカーマン一族にまだ隠された能力があったと
          しても、瀕死から蘇る力がないのはケニーで証明
          されているし…考えるのもメンドイ。


          考えるとさらに熱中症が進行しそうなので、頭を
          冷やして明日のバイトに備えるとします。


          ひっそり開催、東京メトロ 「ONEPIECEスタンプラリー」

          0

            基本、スタンプラリーのために交通費は使わず、
            イベント開催期間中はスタンプ帳を携帯して、
            何かの用事で行ったついでに押して集める、と
            いうのが私の基本スタンスです。


            今年は、JRポケモンのついでに、『ワンピース』
            20周年記念スタンプラリーを進めています。
            https://www.event-metro.jp/kikaku-joshaken/one-piece/

             

             

            まずは、新宿駅で 「コダック」 GETのついでに
            サンジをクリア。JRに比べて、スタンプ台が
            ひっそりとした場所に置いてあります。

             

             

            次に、池袋駅で 「ミュウ」 をGETしたついでに、
            これまた丸ノ内線の定期売り場の、しかも見えにくい
            場所に設置されていたゾロをクリア。

             

            キー駅だというのに、スタンプ台は1個だし、
            JRのようにスタンプ台の液の補充にもやる気のなさが
            漲っていて、全体重をかけてもうっすら。

             

             

            ポケモンスタンプラリーのサトシがめずらしく
            定番の四谷駅でなく市ヶ谷駅だったこともあり、
            南北線を利用して、後楽園駅に行き、チョッパーも
            クリアしました。

             

             

            後楽園はレジャー施設も多いせいか、他の駅に
            比べれば、スタンプ台への誘導ポスターがやや目立つ
            ような配慮がされていました。

             

            (これでも回り込んでスタンプ台を映したのであった)

             

            でも、やっぱりコインロッカー横の奥まった場所で
            とぉっても目立たなかったけどね!

             

            かわいそうに、チョッパーの鼻のところに、誰か
            イタズラっ子か、悪意ある大人が、スタンプを
            押したようで、スタンプラリー参加者としての
            マナーについては最悪でした。台もスタンプだらけ。
            駅員さん、できれば1日1回でもいいから拭いて
            あげてよ〜。

             

            (チョッパーのチャームポイント青鼻が台無し)

             

            で、普通ならそこであえて足は伸ばさないのですが、
            同じ南北線・王子駅に、私の 『ワンピース』 キャラ
            イチオシのウソップがあると知ったので、私の
            スタンプラリーポリシーに反しますが、電車賃を
            使って、王子駅に行きましたとも!
            スタンプ台周辺、誰もいねえ!

             

            (イラスト入りのスタンプ台誘導ポスターすらねえ!)


            しかも、大の様子から鑑みるにわざわざ王子まで
            ウソップ目指して押しに来る人いないっぽい…。

             

            さらに、さらに、王子駅はキャラが描かれたポスター
            ではなくて、ただワードで打ってプリントしました
            的な、文字だけの設置場所表示で、ウソップ愛が
            感じられませんでした。

             

            (台のキレイさは、人が来ないんじゃなく、駅員さんの管理の賜物だと思いたい)

             

            それだけに、スタンプ台周りは、私が初めてこの場に
            立ったのではないかというほど、キレイな状態。

            しかし、スタンプ台は、7月20日からスタートした
            このスタンプラリー初日以降、スタンプの液を
            補充した気配がなく、無念なり、無念なり。

             

            全体重かけても、蜻蛉のような薄さで、ズレても
            いいからと、『文豪ストレイドッグス』 に登場
            する中原中也の異能並みの重力操作をしたけれど、
            ウソップ様の雄姿がうっすらで、わざわざ王子まで
            足を伸ばしたのをちょっと後悔したのでした。
            ポーズだって、すごく決まっているのに残念!

             

            (JRの力の入れようとの差が、ちょっと寂しい)

             

            そして、ポケモンの方の(私の中では)メインで
            あるミュウツーをGETしたついでに、そのまま
            同じく丸ノ内側にある、ルフィのスタンプ台を
            探しました。

             

            東京駅の丸ノ内線側は、ポケモンのゴールカウンター
            も設置されていることもあり、地下に行っても
            目に付くのはポケモン関係の誘導ポスターと、
            ミュウツーのスタンプ台への設置場所ポスター
            ばかりで、『ワンピース』 はスタンプラリー王
            にはなりきれていないようでした。

             

            (またしても、構内の端にある定期券売り場かよ!)


            東京駅は、王道キャラのモンキー・D・ルフィなのに。

            でも、まあ一応、キャラ入りの設置場所ポスターを
            見つけました。それ、見つけるだけでもレア。
            JRのミュウツーポスターの半分くらいの大きさです。

             

            東京駅のスタンプ台は、やはりルフィってことだけ
            あって、スタンプのインクは充分に補充されていて
            くっきりと、ルフィの雄姿をババーンと押せました。

             

             

            一つだけいいことがあったとすると、『ワンピース』
            スタンプラリーは寂れている分、ばっちいくまきちを
            おすわりさせて撮影してても、後ろに並んでいる人が
            いないので、心置きなくやりたい放題、撮影できた
            ことくらいでしょうか。

             

            すでに、最低限の5個のスタンプは集められましたが、
            ラストは、東京ワンピースタワーのある神谷町駅で、
            劇場版 『ONEPIECE STAMPEDE』のANNも押して、
            久しぶりに東京タワーで 「ワンピース20周年企画展」
            でも見てこようかな?

             

            と言っても、まずはバイトを終わらせ、ポケモンの

            ラスイチ 「ピカチュウ」 スタンプのためだけに

            神谷町まで行って、パスケースもらってからだな〜。

             

            【関連記事】
            ◇「東京ワンピースタワー」 1階は入場無料!
            http://nureinmal.jugem.jp/?eid=2421
            ◇麦わらの一味と仲間になる3階 「いりぐちフロア」
            http://nureinmal.jugem.jp/?eid=2422
            ◇4階は対戦系と展示系が好バランス
            http://nureinmal.jugem.jp/?eid=2423
            ◇3階層縦断の古代文字探しが思ったよりハード!
            http://nureinmal.jugem.jp/?eid=2424
            ◇「ルフィのエンドレスアドベンチャー」 の続きが楽しみ!
            http://nureinmal.jugem.jp/?eid=2425
            ◇ONE PIECEレストラン 『BARATIE』 は明日出航!
            http://nureinmal.jugem.jp/?eid=2944
            ◇『BARATIE』 のワクワクメニュー♪
            http://nureinmal.jugem.jp/?eid=2948


            趣味でつながる58歳差の友人 『メタモルフォーゼの縁側』

            0

              相続もほぼ片付き、ちょっと小金持ちになった気分
              だけれど、よく考えると私がこれまで立て替えていた
              分からするとかなり少ない現金をどのように投資する
              べきか検討していたら、格好の円高。ドル建ての
              金融商品にぶち込もうかなとか考えつつも、明日から
              母が通うことにようやく決まったデイケアの持ち物を
              準備しております。まずは力強く歩けるようになって
              いただかないと、私の今後の計画が進まない!

               

              ちょっともやもやしていて、春頃は焦ってイライラして
              いましたが、慌てても何も解決しないので、ともかく
              目の前の問題を一つひとつクリアしていくのみです。

               

              メタモルフォーゼの縁側

               

              で、近況ココまで、本題ココから。
              「このマンガがすごい! 2019」 オンナ編1位、
              「文化庁メディア芸術祭マンガ部門」 新人賞作品
              『メタモルフォーゼの縁側』(鶴谷香央理著、KADOKAWA)
              1〜3巻を一気に読みました。

              https://promo.kadokawa.co.jp/engawa/

               

              書道の先生をしている75歳の未亡人女性が、書店で
              「絵がキレイ」 という理由から手にした漫画がBL物で、
              それをキッカケに、書店でバイトしていた人づきあいが
              苦手な女子高生と親しくなったり、彼女を通じて世界が
              広がっていくストーリーです。

               

              祖父母と同居していない女子高生だったら、老人の
              姿ってこういう風に見えるだろうなといった表現や、
              「我が家の母もこんなことしてる」 といった老人
              あるあるも描かれている一方で、年齢では58歳も
              離れた人でも趣味が同じということで、同級生の
              輪に入れない女子高生の心情も細やかに描かれていて、
              その距離感が心地よい作品です。

               

              また、二人が好きな同人作家のソフトなタイプの
              BL作品が作中に挿入されており、同性愛の二人と、
              年の差が離れた二人に重なって、穏やかな調和が
              とれた展開になっていると思います。

               

              傘寿まり子

               

              最近、気づいたのですが、介護は好きではありませんが、
              私は意外と老人が出てくる作品が昔から好きだったかも?
              アガサ・クリスティーのミス・マープルや、清水義範さんの
              『やっとかめ探偵団』 とか好きだったし。お婆さん物が
              なぜか好きなようです。


              おざわゆきさんの 『傘寿まり子』(KCデラックス)も
              10巻までは読んでいました。10巻がまだ新刊ですが。


              小説不況で作家としての人生を絶たれ、家庭内でも

              居場所を失くしたまり子さんが、ネットカフェで
              生活してみたり、ゲームで家に居場所のないお婆さんと
              知り合ったり、昔好きだった人が妻を亡くしていて
              再会した頃は、シンプルに面白かったのですが、
              シャッター商店街の活性化に奔走するなど、話が
              広がってしまったのと、まり子さんの無尽蔵な体力に
              次第に違和感をおぼえ始めたので、ここまでかな〜と。

               

              ナイスタイミングで 『メタモルフォーゼの縁側』
              と出会うことができました。


              海外で暮らす娘の母である75歳の女性と、両親が
              離婚して母と暮らす女子高生、そしてそれぞれの
              家族の “思いやる心” の温かさが感じられます。
              女子高生の父は微妙だけど。まあ、こういう人
              いるよね、離婚原因何となくわかるって人です(笑)。


              BLが好きでも嫌いでも、BLパートはファクターに
              過ぎないので楽しめると思います。


              土方歳三のセリフに再びシビレた 『風光る』 43巻

              0

                『風光る』(渡辺多恵子著、小学館刊)43巻が
                発売されました。あと1・2冊で完結でしょう。

                 

                漫画関係のネタは、読んでない人にはあまり共感も
                ないと思うけれど、しつこく新刊を紹介するのは
                ぜひぜひ今からでも読んでほしいと思う名作です。


                完結してからでも、新選組の士道、大河ドラマなど
                でも書かれない駆け引きや権謀術数など、丁寧に
                描かれていて、新選組がテーマの時代小説にも
                引けを取りません。

                 

                時代考証やその当時の街並みやモブの人たちの
                髪型・衣装・文化まで徹底した取材を経て、1997年の
                連載開始からミレニアム越えし、改元越しして、
                ついに、あの慶応4年に至りました。
                43巻では、慶応4年4月まで到達。ついに薩摩藩士・
                有馬藤太も登場してしまい、近藤局長の命ももはや
                1カ月を切りました。
                ってことは、沖田総司もあと約2カ月の命?

                 

                『風光る』 土方歳三の真骨頂再び!

                 

                37巻では、伊藤甲子太郎(作中・かっしー)を殺める
                油小路の変が描かれ、彼が画策した近藤局長暗殺計画を
                阻止すべく、自ら伊東を切る展開となっており、その
                際のセリフに、土方自身の生き様と副長としての覚悟を
                ダイレクトに感じ、長編の同作の中でも超名場面!

                 

                そして、さらに43巻では、もはや刀では官軍の逆風には
                抗えないこと、以前狙撃で受けた傷で剣を振るう右腕が
                使えず、モチベーションダウンしていた近藤を叱咤する
                セリフにシビレましたー!

                 

                怪我療養中の近藤の代わりに、鳥羽伏見の戦いにも
                参戦し、剣の時代は終わったことを体感し、それを
                ポジティブにとらえた上で、自らの 「この右腕では
                不足か!?」 と言い放つ土方さん、やっぱカッコいい♪


                デッサン力には定評がある渡辺多恵子さんの絵としては
                ややデッサン狂いなコマなのですが、これがまた
                土方の情熱が迸っているようで、またまたカッコいい♪

                 

                もう、43巻まで進んでいる作品ですが、大人買いして
                この歴史大河を知ってほしいと思うほどです。


                そのほか、43巻はいよいよ大詰めとあって、登場人物の
                見せ場や決め台詞もいっぱいの感動作でした。

                できれば、土方さんの五稜郭戦まで描いてほしいので、

                おせいちゃんが子供を作って、そこだけは少女漫画らしく、

                土方さんを安心させてほしいと思うのは私だけ?

                 

                同じく新選組テーマの木原敏江さんの作品 『天まであがれ!』

                のように、五稜郭時代の土方さんが心置きなく、最後の

                決戦に臨める展開にしてほしいな。甘いのは重々承知

                ですが、そろそろ、締めの展開も気になるのでした。

                『天まであがれ!』 のラストは、「墓碑銘は青春という」

                だったと思います。

                先日、このブログにも書いた『Heaven?』『あしたのジョー』

                と並んで、私にとっての感動ラスト作品です。

                 

                「ゆめゆめ」 表記の大勘違い!

                 

                そんな 『風光る』 43巻で、「ゆめゆめ油断するな」 と

                いうセリフが出てきました。

                ライターとか言っちゃってたり、以前は校正ならぬ高閲を

                任されていた私めは、「夢々」 だと思っていたばい!


                確かに 「決して」「絶対に」 という意味だから、
                ぽえんぽえんした 「夢々」 のはずなかったんですね。
                ひたすら努力して使命を全うする意味から 「努々」
                という感じだったとは!
                “夢々” 考えたことがありませんでした、アホだな。

                 

                【関連記事】
                ◇いよいよ総司が本格発病の 『風光る』 33巻
                http://nureinmal.jugem.jp/?eid=1556
                ◇余命半年に突入した 『風光る』
                http://nureinmal.jugem.jp/?eid=2237
                ◇『風光る』 の徳川慶喜に関する解釈が面白い!
                http://nureinmal.jugem.jp/?eid=3187
                ◇土方歳三生誕の地・石田を歩く
                http://nureinmal.jugem.jp/?eid=1873


                私にとって人間関係における理想の距離感 『Heaven?』

                0

                  TBSの火曜ドラマ 『わたし、定時で帰ります。』 は
                  原作よりもソフトな仕上がりで、中でも主人公・結衣の
                  定時退社への信念を陰ながら支える、元婚約者の種田役の
                  向井理さんは原作以上にお得なポジションでした。


                  私は原作では、迷惑上司の福永氏が精神崩壊するシーンが
                  印象的で、どこか共感も覚えたほどだったので、ドラマで
                  ユースケさんが演じた  “自分の器小ささを自覚している
                  おっさんの切れっぷり” シーンに感動してしまいました。
                  似合い過ぎる! ナイスキャスティング過ぎる!

                  原作よりも残酷でない落としどころも良かったです。

                   

                  で、次週から佐々木倫子さん原作の 『Heaven?』 だと
                  知り、キャスト的には、勝村政信さんと岸部一徳さんは
                  原作イメージに近い気がしました。
                  『Heaven?〜ご苦楽レストラン〜』 とサブタイトル付き。
                  気になるのは、ラストシーンは原作通りの脚本にして
                  ほしいということです。海外ロケでなくてもいいので。
                  https://www.tbs.co.jp/Heaven_tbs/

                   

                  佐々木倫子さんの作品は、『動物のお医者さん』 から
                  始まり、『おたんこナース』『チャンネルはそのまま!』
                  など、その他短編も含めて読んでいますが、ラスト
                  シーンがとことん好きなのが、この 『Heaven?』。


                  作品全体評価だと 『チャンネルはそのまま!』 が
                  舞台は北海道だし、作者らしいお仕事物だと思いますが、
                  ラスト数ページの素晴らしさで、今でも 『Heaven?』 の
                  最終巻だけは保存してあるほどです。

                   

                  墓場近くにある 「ロワン・ディシー(この世の果て)」
                  というフレンチレストランの、傍若無人女性オーナーと
                  スタッフのドタバタ系展開の中で、主人公の伊賀くんが
                  淡々と仕事をこなしていくストーリー。


                  母親がオーナー同様、わがまま放題な女性だったため、
                  幼い頃から “諦観” した生き方で流されてきた先に
                  あった、この世の果ての “Heaven” とは…。
                  オーナーと伊賀くんが何十年もかけてできた距離感が
                  たまらなく心地よいラストなのです。


                  私もこういう距離感を持った人間関係を築けたら
                  どんなに素晴らしいだろうと、読了した直後も思い
                  ましたし、今でも理想の人間関係です。


                  まだ、始まってもいないドラマですが、とにかくあの

                  ラストは、原作に近い雰囲気でまとめてほしいなぁ。

                  それだけを切に願っています。

                   

                  【関連記事】
                  ◇『チャンネルはそのまま!』 完結
                  http://nureinmal.jugem.jp/?eid=1779
                  ◇『アンナチュラル』 のロジカルさと仲間との距離感がいい!
                  http://nureinmal.jugem.jp/?eid=3428
                  ◇『わたし、定時で帰ります。』 原作で炙り出される現代人の孤独
                  http://nureinmal.jugem.jp/?eid=3908


                  どこまで続く、あの連載?

                  0

                    30巻くらいまでは買っていた 『名探偵コナン』
                    (青山剛昌著、小学館刊)の 「黒ずくめの組織」
                    のボスである “あの方” の名前だけは明かされるも
                    まだまだ先は長そうで、青山先生も体調不良のようだし、
                    本編はそろそろ決着をつけて、外伝や続編で細かい
                    エピソードをやっていただく方向にいってほしいと
                    願っているのは私だけではないようです。

                     

                    『DEATH NOTE』(大場つぐみ原作、小畑健画、

                    集英社刊)も、後の 『バクマン。』 から想像するに、

                    人気作ゆえ連載を延ばされ、本来のラストではない

                    終わり方になってしまったようだし、出版不況の中、

                    人気漫画を終わらせたくない編集側の気持ちも

                    わかりますが、やはり作品の勢いや、連載当初からの

                    ファン大半がラストを一緒に向かえられるタイミングで

                    終わってほしい気がします。


                    できれば、もはや出版社関係なく “売れている漫画”
                    の代名詞のように、著作権フリーかと思われるほど
                    普通に他の漫画のセリフにも使われている 『ONE PIECE』
                    も、和テイストで最大の盛り上がりにして、収束に
                    向かってほしいとも思います。または、100巻ちょうど
                    で終わるとか…、伏線回収にはちょっと無理かな?

                     

                    『進撃の巨人』 は、ああいう展開なので、ある程度、
                    世界観とラストが決まっていると思われますが、もう
                    マーレ編あたりから、読む集中力が次第に欠如して
                    いくのを感じています。


                    また、少女漫画系も 『ガラスの仮面』(美内すずえ著、
                    白泉社刊)と、『王家の紋章』(細川智栄子&芙〜みん著、
                    秋田書店刊)の大河作品に至っては、作者は私より相当
                    ご高齢と思われるのに、結果が見えているようで終わらず、
                    もはや生命力のチキンレースみたいな気持ちで生温かく
                    見守るしかありません。

                     

                    一番悩ましいのは、作者が亡くなって止まっていた
                    『プレイボール』(ちばあきお著、集英社刊)が
                    コージィ城倉さんによって 『プレイボール2』 として
                    蘇り、ちばてつや先生をはじめとするちばあきお先生の
                    ご兄弟にも好意的に応援されているし、著者もかなり
                    ちばあきおテイストを大事にしてくれているので、
                    谷口くんの甲子園での活躍を見届けたい!

                    ちばあきお先生が週刊連載していた時より、一戦一戦

                    のテンポが良いので期待できそうです。

                     

                    『リアルアカウント』(オクショウ原作、渡辺静画、
                    講談社刊)も23巻でそろそろ収束モードに入って、
                    予告にも 「最終章」 と謳っているので、勢いが
                    身上の同作だけにその勢いのまま、伏線に多分齟齬が
                    生じまくると思いますが(すでにかなり多い)、
                    そのまま突っ走ってほしいと思っています。


                    いやいや、少年漫画はスタートとラストに齟齬が
                    あるくらいが、作品の人気や作者の認知度アップの
                    証とも言えるので、それでいいのだ!

                     

                    私の中では 『あしたのジョー』(梶原一騎原作、
                    ちばてつや画、講談社刊)の単行本20巻で完結
                    が、熱量を持って一気に読める理想量です。


                    『マンガに、編集って必要ですか?』 1巻

                    0

                      『マンガに、編集って必要ですか?』(青木U平著、
                      バンチコミックス)1巻を読みました。

                       

                      アシスタントを経て漫画家として8年目を迎える
                      45歳の佐木小次郎と、ファッション誌から異動して
                      きたばかりの女性編集者・坂本涼との、不毛な
                      打ち合わせに悩むエピソードを中心に、過去に
                      編集担当者で現在は編集長になった千葉、WEB漫画で
                      バズってセルフプロデュースできるアシスタントの
                      沖田、アシスタント時代の仲間で今や売れっ子の
                      キリノなど、漫画に関わる人たちを通じて、現代の
                      漫画制作のあり方を問う一作です。

                       

                      同時に、デジタル黎明期に漫画家を目指した40代と
                      今どき20代とのジェネレーションギャップがある
                      状態で、編集部との打ち合わせ、とくに漫画家を
                      売り出す戦略もノウハウもない新人との打ち合わせに
                      意味があるのか考えさせられる展開になっています。

                       

                      とにかく、編集担当者・坂本の空回りっぷりと
                      “空気読めない” 感が現実味なさそうでありそう。


                      打ち切りをドーンとそのままオブラートにくるまず
                      言い切られてしまうシーンは、確かに見開きレベルの
                      破壊力がありました(笑)。

                       

                      広告制作においても、編集担当者は定着率が悪いため、
                      担当がころころ変わって、信頼関係を築けそうに
                      なると辞めてしまう、の繰り返しで、そのたびに
                      制作側も 「また、ゼロから〜!?」 と気持ちが
                      萎えそうになること多々あり。


                      そのため、私も 「営業担当がある程度、概要だけ
                      ヒアリングシートでくれたら、後は直接クライアントと
                      進めたい」 と思うことも少なくありません。

                       

                      『重版出来!』『バクマン。』 などは、意欲的な
                      編集者が登場しますが、実際は本作に登場する
                      沖田くんのような逸材をネットで探すのと、売れた
                      漫画のマルチメディア戦略を考えるのが、編集の
                      仕事になってしまうのかもしれません。

                       

                      2巻では新編集担当とのやりとりになるようで、
                      次は一体、どんな歴史的人物の名前をもじって
                      くるのかも楽しみです。


                      『水槽夜曲』 は現代版 『草枕』

                      0

                        書店に立ち寄ったら、和泉かねよしさんの
                        『コールドゲーム』 3巻が出ていたので購入…
                        しようとしたら、同時に 『水槽夜曲』 なる
                        作品も発売されていて、2冊買うことに。

                         

                        『コールドゲーム』 は2巻まで、女騎士・スミレ
                        視点の話でしたが、そこに登場していた変な王・
                        アーサーの意外と不遇な少年時代が描かれていて、
                        囚人・ヴァリ―が 『女王の花』 でいうところの
                        亜姫の師・青徹のようで、単純にカッコいい役
                        だったのでした。

                         

                        それよりも、久々の現代物で、しかも以前より
                        年齢層高めに設定されている 『水槽夜曲』 が
                        今後期待できそうな予感。

                         

                        仕事(実務)ができるけれどコミュ障で、しかも
                        自らゲイ疑惑を抱える30代主人公と、同棲して
                        いた彼氏に浮気されヤケクソになって彼の家に
                        ころがりこんだ、宿無し・職無しの29歳女。


                        そこに、コミュニケーション力も高く、女性たち
                        から注目を集める体育会系32歳のモテ男子が
                        想定外のダメっぷりを発動させて、1巻終了。

                         

                        世の中を上手に生きる人たちを、水槽越しに
                        (底から?)眺めるような気持ちで、不器用に
                        生きようとしているポンコツ3人組がなぜだか
                        ルームシェアすることとなり、さらなるカオスが
                        期待できそうです。

                         

                        田村由美さんもサバイバル大河 『7SEEDS』 から、
                        全くジャンルが違う 『ミステリと言う勿れ』 で
                        変人蘊蓄男を主役に、これまでになかった世界を
                        展開していますが、和泉かねよしさんも本作の方が
                        大作 『女王の花』 とは全く異なる世界で、作者の
                        持ち味である掛け合いの面白さを存分に発揮して
                        くれそうです。


                        まあ、私が基本、ダメダメなキャラの登場率が
                        高い作品が好きだからかもしれません(笑)。

                         

                        田村由美さんに関しては、『猫mix幻奇譚とらじ』
                        の12巻をそろそろ出してほしい〜!
                        12巻で終わりそうなのは、それなりに寂しいけれど、
                        11巻からもう1年経っているんですけどー!

                         

                        【関連記事】
                        ◇『マロニエ王国の七人の騎士』『コールドゲーム』 中世対決!
                        http://nureinmal.jugem.jp/?eid=3687
                        ◇歴史大河 『女王の花』 ついに完結!
                        http://nureinmal.jugem.jp/?eid=3121
                        ◇『だめっこどうぶつ』 は内容の不毛さが魅力!
                        http://nureinmal.jugem.jp/?eid=1058
                        ◇主人公の人間観察論で事件が解決する 『ミステリと言う勿れ』
                        http://nureinmal.jugem.jp/?eid=3583
                        ◇ちょっと切ない 『猫mix幻奇譚とらじ』 11巻
                        http://nureinmal.jugem.jp/?eid=3422


                        | 1/33PAGES | >>

                        PR

                        calendar

                        S M T W T F S
                             12
                        3456789
                        10111213141516
                        17181920212223
                        24252627282930
                        31      
                        << March 2024 >>

                        人気ブログランキング

                        人気ブログランキングへ

                        にほんブログ村

                        ブログランキング・にほんブログ村へ
                        にほんブログ村

                        categories

                        archives

                        profile

                        search this site.

                        mobile

                        qrcode

                        powered

                        無料ブログ作成サービス JUGEM