ちょっと切ない 『猫mix幻奇譚とらじ』 11巻

2018.01.13 Saturday 23:12
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    田村由美さんの作品が同時に3冊発売。
    ほぼ1年ぶりの 『猫mix幻奇譚とらじ』 11巻と、
    新連載 『ミステリと言う勿れ』、そして長編で
    やっと終わってほっとしていた 『7SEEDS』 に
    外伝があったのでした。

     

    『7SEEDS』 はもう、嵐と花が再開したので満足。
    たしかに、春夏秋冬のメンバーが集まって、
    地域に定着して、それぞれの役割や立ち位置を
    決めていく流れは気になりますが、もはや未練は
    ないぜ! 本編も途中からBOOKOFF行きしてたし、
    やはり私は 『BASARA』 の方が好きです。

     

    『ミステリと言う勿れ』 は、本当に漫画という
    スタイルで書いた方が良かったのかなと思う、
    ある意味、斬新かつチャレンジャーな作品。

     

    殺人犯と疑われ、警察での取調室での会話や、
    もう1本のバスジャックとのやりとりなど、
    どちらかというと、一人芝居の舞台の脚本に
    向いているくらい、主人公がしゃべり通し。

     

    いろいろな蘊蓄もあって、それなりに楽しい部分も
    無きしにも非ずなのですが、あまり長期連載には
    向いてない作品かもしれません。

     

    マーガレットコミックスの方でやっている、色の
    蘊蓄物 『イロメン』 が好きな人ならハマるかも?

     

    私は閉所恐怖症気味なので、取調室・バスの中と
    いった隔絶された空間で、延々蘊蓄が綴られる
    展開についていけそうなのは2巻が限界でしょう。

     

    『猫mix幻奇譚とらじ』 が終わるのは悲しいにょー!

     

    『猫mix幻奇譚とらじ』 は私にとって、一旦は
    BOOKOFFに売ったのに、また買い戻したという経緯
    がある、思い入れのある作品。

     

    何より、明るい所でもクリクリおめめのとらじが
    可愛くて、どちらかというと犬派の私でも、猫の
    魅力を感じられる作品です。

    子猫なので、ちょっとおバカだけど、好奇心旺盛で

    結構ずぶとさも兼ね備え、パイ・ヤン大好きな

    とらじは、我が家のくまきちの性格設定にも自然と

    反映されている気がします。

     

    (11巻の一番かわいかった表情。続きは↓)

     

    今回は、中洲の国での冒険だったので、猫と悟られないよう、

    オバQみたいな変装で頑張っていて健気でした。

     

    (変装して中洲の国に潜入した途端、この状況)

     

    11巻は、メインテーマである、勇者パイ・ヤンの
    息子で、魔法のネズミに拉致されたリオも登場し、
    パイ・ヤンが大好きで、心の片隅に 「リオが
    帰ってきたら、自分はお払い箱」 と信じている
    とらじが、そうはいっても大好きなパイ・ヤンの
    ために、泣き泣き奮闘する姿が愛おしい!

     

    ただ、とらじは他のMIX(人間型動物)と違って
    明らかにリオの魂らしきものが入っているのは、
    根の国編や、今回、人間にしかかからない病気に
    なったことでも明らか。

     

    いよいよ、呪いのねずみとの戦いになる中、
    不満要素を増幅させる能力を持つ呪いのねずみの
    力で、リオに対するちくちく(妬み)がとらじに
    訪れないかが案じられます。

     

    パイ・ヤン以外の6勇者一人ひとりの活躍も、

    11巻で全て終わったこともあり、ラストに向かう

    展開になるのは間違いないでしょう。

     

    もともとは、パイ・ヤンの息子探しに、王様から

    たった1年だけ休暇をもらって、その期間内に

    息子のリオを見つけるというタイムリミットが

    ある割に、1年経ってないのに9年で11巻という

    『王家の紋章』『ガラスの仮面』 並みのペース。

    でも、終わるとなると寂しさひとしおです。

     

    ただ、今回、時のネズミにもらった謎の箱で、

    とらじが元の猫に戻るのか、リオの魂を本人に

    戻しても、MIXとして生きるのか、それとも

    リオが戻ってこない方がいいと思う気持ちを

    パイ・ヤンに心の中で詫びながらも、それでも

    思ってしまいそうなので、ひとりで旅に出よう

    という決心を実行するのか、ねずみとの戦いより、

    今やそちらの方が気になります。

    謎の箱をわたした、未来を見る力がある時のネズミが

    「また遊ぼうねー」 と言って消えて行ったので

    そう悪い未来にはならないと信じたいところです。

     

    11巻は、涙ぐんでいる表情のとらじが多くて、
    孤軍奮闘していて盛り上がった内容だったの
    ですが、切ないムードが全編にわたって流れて
    いました。やはり、相棒の銀ちゃんと共に
    子猫に戻るのが、一番幸せなのかな?

     

    それにしても、王家とねずみ、本当に敵なのか、
    その辺も疑問を感じるようになってきました。

     

    『ミステリと言う勿れ』 はノベライズにイラスト
    入れるくらいにして、『猫mix幻奇譚とらじ』 は
    絵本版も作ってほしいなぁ。

     

    【関連記事】
    ◇ほのぼの冒険ストーリー 『猫mix幻奇譚とらじ』
    http://nureinmal.jugem.jp/?eid=849
    ◇8年でやっと10巻 『猫mix幻奇譚とらじ』
    http://nureinmal.jugem.jp/?eid=3003

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    2018年の漫画は 『プレイボール2』 からプレイボール!

    2018.01.06 Saturday 23:08
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      『プレイボール2』(コージィ城倉著、ちばあきお原案)
      の2巻を読みました。2018年、最初の一冊です。

       

      密かに甲子園を目指している谷口くん率いる墨高野球部に
      ひょんなことから、甲子園常連校との練習試合の機会が
      訪れ、あくまでも竹バットにこだわる墨高(というか
      谷口くん)に対して、金属バットでの試合となるよう、
      竹バットを折りまくる攻撃を仕掛けてくる相手校との
      試合模様が描かれています。

       

      1巻でも1年生の井口をピッチャーとして育てるかで
      キャッチャーの倉橋と気まずくなる展開がありましたが、
      2巻も、竹バットにこだわり過ぎる谷口くんの一生懸命
      過ぎるあまり陥ってしまう欠点も描かれていて、
      原作にはなかった視点がいい感じに盛り込まれています。

       

      読む側としても、相手チームの監督が 「子供(墨高)の
      失礼な態度が許せん」 という気持ちもわからなくない
      お年頃になってしまっているので、この方がいいかも?

       

      谷口くんが欠けていた視点や問題点を指摘する半ちゃんも
      活躍して嬉しいです。半ちゃんは、彼の子供時代に
      イガラシたちとの草野球エピソードが描かれた短編の
      頃から気に入っているキャラなので、今後、参謀的な
      立ち位置に成長してくれることを期待しています。

       

      半ちゃんの指摘だけでなく、ノックも金属バットで
      やらないと、甲子園レベルの守備練習にはならないと
      思うので、早く谷口くんが目を覚ましてほしいですね。

       

      巻末に、ちばあきおさんの兄であるちばてつやさんの
      インタビューが入っていて、そちらも感慨無量でした。

       

      『キャプテン』『プレイボール』 は、私にとって
      野球をやりたいと思ったキッカケとなった作品だし、
      コージィ城倉さんの “ちばあきお愛” がひしひしと
      感じられるので、これからも楽しみです。

       

      星野仙一さんの訃報にショック!

       

      私も野球に燃えた時期がありましたが、メインは
      あくまで 『プレイボール』 の延長線上にある
      高校野球でした。明らかにアウトでも一塁に激走する
      高校野球に比べて、プロ野球に関しては、まず選手が
      とてもおっさんに見えたし、あまり必死に走らないし、
      簡単に打球をキャッチしちゃうし(全てうまいから
      なのですが)、盛り上がれない存在だったのです。

       

      そんな中、燃える男の星野仙一さんは、喜怒哀楽を
      前面に出して、とてもカッコよく見えたことから、
      私もプロ野球を見るようになりました。
      宇野選手との事件もニュースでですが見て、ますます
      惚れました(笑)。

       

      西武線沿線に住んでいたので、ライオンズファンに
      洗脳されてしまいましたが、もともとはドラファンで、
      今でもセリーグでは中日が好きです。
      証券会社時代の、今でも交流がある上司とは、ドラ
      つながりなくらい。

       

      監督になってからも応援していたので、ライオンズとの
      日本シリーズ観戦はどちらの席を取るか悩みました。

       

      そして、私が初めてインタビューした有名人も星野監督!
      取材に来ていただいたのですが、あまりに舞い上がって、
      スーツを着てたことしか覚えていません。
      複数人でのインタビューだったこともあり、その時の
      記事は今でも保存してあるものの、私は何を質問したのか
      記憶が抜けてます。もしかすると、アホなこと言って
      編集でカットされているかもしれないので、あまり
      深く追求せず、いい思い出として保存していきます。

       

      星野仙一さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

      ニュースで現役時代の星野投手の姿を目に焼き付けて

      おきたいと思っています。

       

      【関連記事】
      ◇『キャプテン』 の “頑張る” すばらしさ
      http://nureinmal.jugem.jp/?eid=1606
      ◇『銀匙』『リアアカ』『プレイボール2』
      http://nureinmal.jugem.jp/?eid=3268

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      予想外のほのぼの作品 『絶滅酒場』

      2017.12.27 Wednesday 12:00
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        『絶滅酒場』(黒丸著、ヤングキングコミックス)の
        第1巻に先日手を出してしまいました。
        だって、表紙にディアトリマさんの骨がドドーンと
        出ていて、人間への恨みとか、文明の発達への愚痴とか、
        ネガティブなお話しかと思ったので…。

         

        ところが、全くその逆で、登場するのは絶滅動物ですが、
        コンペに負けた広告マンの悩みや、やや廃れ気味の
        植物(シダ)を生産している農家のPR作戦や、絶滅
        タラレバ娘みたいなグループで、カンブリア紀の
        生き物がインスタしちゃうといったシュールだけど、
        ほのぼのとした内容だったのです。

         

        (屋久島の世界遺産指定地域にある西部林道のでっかいヘゴシダ)

         

        1話ごとに登場する絶滅動物について、専門家の方の
        古生物コラムも入っていて、いい箸休めになっています。

         

        巻末には、酒場に訪れるお客様の生息年表付き。
        無脊柱動物は登場しますが、一番地球が劇的に変化して
        酸素で生きる真核生物となる、5億4000年前辺りからが
        お客様のようです。要するに、地質時代というやつ。
        多くは、白亜紀以降の地上で生活する生物たちです。

         

        (ガードレールと比べるとでかさがわかる。シダなどの化石が石炭)

         

        私としては、シルル紀、デボン紀、石炭紀、ペルム紀
        (二畳紀とも言う)周辺も取り扱ってほしいかも?

         

        小学生の時、区内の各校から選ばれた作文が載る冊子に
        初めて載ったのが 「フズリナについて」 とかいう内容
        でした。杉並区の科学館に遊びに行って、フズリナに
        ハマったのでした。ほかのお友だちは、家族のこととか、
        感動した出来事とか書いている中、もろ浮いてました。

         

        が、それに当時は気づかず、別の学年の時に載ったのが、
        「葉脈って面白い」 といった内容でした。
        各校から一人とか二人しか載らないのに、抒情性のない
        理科レポートで、さすがに申し訳ないと思っています。

         

        そんなフズリナちゃんが絶滅したのはペルム紀だと

        言われています。

         

        (シダが生まれたのはシルル紀。屋久島にはもっと古い時代の “動く菌類” も)

         

        でも、今でも 「国立科学博物館」 は好きだし、絶滅動物
        には興味があるので、三つ子の魂は続くよ、どこまでも。

         

        そういえば、「愛・地球博」 も友達は 「メイとさつきの家」
        を見たいと言ってたけれど、私はユカギルマンモス見たさに
        行ったのでした。これはかなり重症なようです。

         

        先日、こちらのブログで紹介した 『天地創造デザイン部』
        に登場する、動物デザイナー・冥土ちゃんがいつも抱えて
        いる人形だかぬいぐるみは、『絶滅酒場』 にも登場して
        いるアノマロカリスさんだと思われます。

         

        さらに、『絶滅酒場』 のメディア界は、今生きている
        動物たちが現役のスターとして活躍しており、その司会を
        絶滅危惧種のパンダが担当していました。土俵際でも
        頑張れ、パンダ! リョコウバトさんに続かないで。

         

        (大陸が一つ=パンゲアだった時代に思いを馳せるに十分な屋久島)

         

        現在も連載中の、秋乃茉莉さんの 『Petshop of Horrors』
        も連載当初は絶滅動物・剣歯虎(サーベルタイガー)とか、
        空想上の幻獣・麒麟とかが結構出ていたのですが、段々、
        流れが変わってきてしまい、最近買ってません。

         

        主人公D伯爵の箱舟みたいなやつは、絶滅した動物しか
        乗れないってようなエピソードがあったと思うのですが、
        あれはどうなったのやら。さすが、時の流れに身を任せる
        秋乃茉莉作品。柔軟に対応させていただきます。

         

        ついでに、『桑田着ぐるみ劇場 だめっこどうぶつ』 8巻
        が新刊として出ていたので、久しぶりに買ってみました。

         

        おそらく、3巻くらいは飛ばしてしまった気がしますが、
        ほとんど問題ありません。桑田乃梨子さんと秋乃茉莉さんの
        作品は、間が抜けていても読めるので、一旦止めてもまた
        目についた新刊を買ってしまうという生命力の強さがあり、
        爆発的なヒットは絶対ないと思いますが、絶滅もなさそうで
        大変嬉しく思っております。

         

        (秩父で見つけた第三紀の地層。千葉県で発見されたチバニアンの認定も楽しみ!)

         

        ということで、今回は画像とはほとんど関係ない内容で、
        くわたん&アキノ調に流れるままに暴走してきましたが、
        そういえば、もう一点、絶滅動物関係の衝撃作品が
        あったことを思い出しました。

         

        『ブラック・ジャック』 で、ちょっと頭は足りないけれど、
        化石を掘ることだけは才能がある少年が、天候が崩れる中
        現場に行って亡くなり、その恐竜の骨の横に、人体模型の
        ように骨となって展示されるという、今だったら絶対に
        編集者がOK出さないお話しでした。そういう意味では
        あれもまた絶滅した生物を扱った作品と言えるかもかも。
        ラストシーンが、あまりにもシュールな一作でした。

        いろんな意味で、やっぱり、手塚治虫先生はすげえ!

         

        『パーム』(伸たまき著、ウィングス・コミックス) で
        印象的なシーンに、宇宙の歴史を1年に例えると人間は
        いつ生まれたかという質問が、ある出会いのシーンに
        登場するのですが、人間の歴史は大晦日の23時50分以降。

        「紅白歌合戦」 も終わって、「ゆく年くる年」 のお時間。

        12月25日のクリスマスは、ジュラシックパークのゲート前。

        今日27日はまさにジュラシック紀真っ只中で、恐竜が

        肩で風切ってた時代なのです。

         

        と、年末のブログにふさわしく大晦日に絡めてみたことで、
        今日の脈絡のない展開もオチがつけられ満足です。

         

        【関連記事】
        ◇琥珀の悠久パワー!
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        ◇動物の生態を逆説的に学べる 『天地創造デザイン部』
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        動物の生態を逆説的に学べる 『天地創造デザイン部』

        2017.12.23 Saturday 23:54
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          年末にドバッと連載中の漫画が前倒しで発刊される中、
          相変わらず 『魔法陣ぐるぐる2』『傘寿まり子』 は
          買っていますが、さらに禁断の1巻目の作品にも手を
          つけてしまい、ボーナス出ないフリーランスなのに、
          甥姪へのお年玉もあるのに、浪費しております。

           

          『天地創造デザイン部』(蛇蔵&鈴木ツタ原作、
          たら子作画)が中でも面白かったです。

           

          絵はちょっと古い感じもしますが、設定は斬新。

          神様が天地創造をする上で、動物全部はいちいち
          作っていられないので、下請けに出すという荒唐無稽さ。

           

          神様からのオーダーを、デザイン部のメンバーがそれぞれ
          依頼に合わせて、試行錯誤する展開と部内でのやりとりが
          楽しめる作品です。

           

          各動物の特徴や生態についての背景、体の構造の理由、
          生殖形態などを、本来は地球環境やそれぞれの生存地に
          合わせて進化した部分を、逆説的に “創造する” 形で
          知ることができる内容となっています。

           

          デザイン部のメンバーも個性豊かで、馬好き、生殖器好き、
          美味しさ重視など、さまざま。

           

          確かにどんな動物でも、種を残す方法や、捕食対象に
          ならないための武器や形態を装備する上では、美味しい
          お肉になる動物は、絶滅しやすいと意外と盲点。

           

          実際、人間に見つかってしまったことで、ドードーとか
          ステラ―大海牛とか、あっという間に絶滅した動物が
          いますからね(昔、イラスト描いたww)。

           

          ソーセージという試作動物に、多くの動物が苦手な
          アルカロイド系化合物(カプサイシン)を配合して
          捕食対象とならないよう工夫した割には、美味しい

          ピリ辛ソーセージになる展開はワロタ!
          電車の中で読んでいて、思わず吹きそうになり、

          ごまかすのが大変でした。

           

          動物の雑学と、たとえば “かわいくてかわいくない
          生き物” といった、ふわっとしたオーダーを出してくる
          神様(クライアント)との “制作系あるある” も同時に
          楽しめる一冊です。

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          無機質な物が語りかけてくるような 『北北西に曇と往け』

          2017.12.18 Monday 23:04
          0

            『北北西に曇と往け』(入江亜季著、ハルタコミックス)
            のタイトルと、表紙の透明感のある寒々しさに魅かれて
            いわゆるジャケ買いしました。読んでみて、ジャケ買い

            成功だったのを実感しました。

             

            アイスランドという舞台の岩と風と、そんな空気感が
            伝わってくるような絵で、キャラクターはすごく好き
            というほどではありませんが、現実のようでいて、
            ちょっとハードボイルド調だったり、ファンタジック
            だったりと、揺れ動いているような世界観が魅力的な
            作品だと思います。

             

            どこか寂寥感のある風景に古いボックスカーが似合う

             

            モテモテな祖父と一緒に、アイスランドに住む17歳の
            慧は物の思念を読める能力を生かして、探偵バイトを
            している青年。ちょっと17歳には見えないルックスで
            愛車との会話を楽しみながら、海外での暮らしを
            送る毎日。ある日、叔父夫婦と日本で暮らしている
            弟の三知嵩とも、叔父夫婦とも連絡が取れなくなり、
            慧の日常は変わっていく予感。

             

            さらに、弟が叔父夫婦を殺したと言う日本の刑事が
            現れ、密かに合流できた三知嵩も何か隠している様子。

             

            鳥と会話できる祖父、物と会話できる慧、そして
            いろいろ未知数で、幼少期の頃に残虐な一面も見せた
            三知嵩。もしかして彼も悪魔の実…ではなく、特殊能力
            を隠し持っているかもしれないところも恐ろしい!

             

            そして、兄弟が離れ離れに生活していた本当の理由や、
            慧の能力でおそらくは解き明かされていくであろう
            叔父夫婦の死の真相など、謎多き序章の第一巻です。
            まずは個々の紹介をちょい見せした感じ。

             

            物から情報を読み取る能力は、映画 『スキャナー』
            を思わせ、慧の探偵としての事件簿的な寄り道も
            あると嬉しいなぁ。続きはかなり読みたいかも?

             

            長期連載物はまとめてサクッと

             

            以前は、長編作品の新刊が出るたびに、1カテゴリで

            書いていましたが、少年漫画は延々と続くので、

            その作品を読んでいない人にとってはかなり退屈かと

            思い直し、エポックとなる巻や、新たに出会った作品だけ

            取り上げることにしました。

             

            毎度おなじみ 『進撃の巨人』 は壁の外のライナーたち
            から見た、同作第1巻の出来事に行きついてしまい、
            ますますもって謎が深まり、全体の流れから見ても
            明るい結末がないことと、着地点が見えない不穏さが
            さらに増量。エレンたちが海を見たあたりで止めて
            おけばよかったなとやや後悔中です。

            ついに、エレンも壁の外に進撃してきてしまったし、

            また当分止めるチャンスを逃したっぽい気がします。

             

            『文豪ストレイドッグス』 は、ドストエフスキー編に
            なってから、乱歩さん大活躍で、それはそれでまあ
            いいんですけど、太宰の出番が少ないのがやや不満。

             

            もともとがストーリーより、フィギュアにした方が
            良さそうなデザインやキャラクターのポージングが
            好きで読み始めた作品なので、アクションが多い
            荒事系の展開に移行することを待っています。
            でも、相手がドストエフスキーだと、お互いに陰湿な
            駆け引き勝負が続きそうですね。

             

            『百姓貴族』 は 『銀の匙』 連載以前からずっと読んで

            いる作品で、我が家の親戚も以前は牛を飼っていたので

            愛着があります。まずは、作者の家庭の事情が好転して

            『銀の匙』 が再開できるよう、お祈りしています。

             

            【関連記事】
            ◇海賊と、巨人と、文豪と太宰治
            http://nureinmal.jugem.jp/?eid=3262

            category:漫画 | by:まるたん | - | - | -

            元・よい子だった大人たちにオススメの 『うらみちお兄さん』

            2017.11.27 Monday 23:24
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              連日、写真UPして、ブログ書いて、という作業をしていたら、
              仕事と遊びの境目がますます見えなくなってしまい、
              面倒だけどとっても楽しい請求書作りに励んでいます。

               

              ってことで、江ノ島の弁財天について書こうと思ったけれど、
              写真付きブログ連チャンはきついので、今日は文章だけ。

               

              旅行行ったり、遠方取材が続いたおかげで、その間、移動時間で
              いろいろ本や漫画を読んでいたのに放置してたしね。

               

              『リアルアカウント』 17巻は、クラウドデータをベースに

              相手の行動を読む座黒ズイが登場して、「不謹慎ハンター24時」
              も盛り上がっております。彼が言う、ネットの情報や星の数で
              自ら選んでいると思っているものも、結局はオーディエンスに
              誘導されている危機は実際感じます。

               

              直近で取材したお店の方が、口コミサイトに書かれた食材は
              実は使っていないのに、独り歩きしていると言っていました。
              すでに、10店以上の方からそうした声を聞きました。

               

              一括りには断言できませんが、たくさん投稿している人は
              必ずしも正しくないこともあると認識した方が良さそう。
              これも、あるお店の人が言っていたのですが、たくさん
              回っている人は、常連さんでないことも多く、件数ありき
              なので、本当のオススメや常連さんが人気メニューではなく、
              メディアで話題になったものを選ぶことも少なくないよう。
              ボロそうな店で、予想外に美味しい料理に出会う幸福も
              味わってほしいと思います。

               

              漫画について話を戻すと、『傘寿まりこ』(おざわゆき著、
              講談社刊)も面白かったです。80歳のおばあちゃんが終の棲家
              と思っていた家で居場所がなくなり、家でする話。

               

              ただ、作家なのでそれなりに経済的な余裕もあって、健康で、
              しかも好奇心旺盛な女性なので、暗さはありません。

               

              飼い主に死なれた猫と共に、昔好きだった人と暮らしてみたり、
              RPGゲームで知り合った勇者のばあちゃんとプチ家出してみたり
              と、老人レベルで波乱万丈な展開です。ただ、お気楽なだけで
              なく、並行して孤独死や軽い認知症による事故、年老いた親を
              引き取った子供の気持なども丁寧に描いてあるのもGOODです。

               

              こういう老人になれたら幸せだろうなとも思いますが、4巻で
              それまでの連載が打ち切りとなり、今後の経済面での苦労と
              新作に取り組む気力があるかが、気になるところです。

               

              『ブラックナイトパレード』 2巻は、主人公がコンビニバイト
              していた時の足手まといだったカイザー君登場で、せっかく
              職場に慣れてきた主人公・三春の今後に影を落としているものの、
              赤いサンタが自分の父親だという、より訳の分からない展開に
              突入し、1巻でやめようかなと思っていたのですが、意外と
              面白いかもと気を取り直し、次巻を期待する方向で。

               

              でも、やっぱ『聖★おにいさん』 の方が、ネタ切れ感あっても
              もはやマンネリ化が心地よくなっております。

               

              『重要参考人探偵』 6巻は、主人公の父親を殺した犯人も
              明らかとなったのも束の間、犯人と過去に何かあったと
              思われる母親が誘拐されて次巻へ。最終巻です、やたー!

               

              友人がドラマのグダグダぶりを批評していたので、原作は
              もっとグダグダしていて、そこが絹田村子さんの作品の魅力
              でもあるのだと、意味不明の弁明をしてしまいました。

               

              この作品に限っては、ジャニーズ系の現実感のないキャラが
              似合うと思います。キャスターとしてはあまり好きでない
              小山慶一郎さんですが、周防斎は適役だと思います。

               

              そして、しんがりは、『うらみちお兄さん』(久世岳著)!

              「第3回 次にくるマンガ大賞」 のWEBマンガ部門で第1位、
              「WEBマンガ総選挙」 のインディーズ部門で堂々第1位を
              獲得した作品とあって、『ニーチェ先生』 の1巻を読んだ
              時のような新鮮味と、美しく表現するなら “人間の心の襞”
              が描かれた人間観察ドラマです。

               

              教育番組 「ママンとトゥギャザー」 の、体操のお兄さんと
              して活躍する、体育大学でも優秀だった表田裏道、31歳・独身。

               

              同僚も、音大→売れないアイドル→物まね演歌歌手という
              経歴を持つ、詩乃(うたの)お姉さん・32歳や、元ミュージカル
              俳優だったという空気が読めない池照(いけてる)お兄さん・27歳
              と共に、子供たちに向けた楽しい(?)番組作りに邁進中。

               

              さらに、体育大学時代の後輩、ウサギ役の兎原、クマ役の熊谷に
              裏ではパワハラをかましてストレス解消しつつ、仕事を通じて
              自分の存在価値の希薄さと心の闇を、うっかり子供たちの前で
              素で語ってしまい子供たちにドン引きされたり、慰められたり、
              それでも健気に生きている姿が魅力的。

               

              また、歌のコーナーで歌われる歌詞が、あまりに諸行無常で
              子供たち番組に合わない気がするのですが、それはそれで
              この作品の中では生きています。

               

              うらみちお兄さんが語る 「長いものには巻かれろ。人生に
              おいて最も役に立つことわざベスト3入りをはたしているわけで
              (※おにいさん調べ)『理不尽』 に逆らわないのが上手く
              生きる何よりの秘訣だけど、それって 『理不尽』 と仲良く
              なるってことでもなくてね、『理不尽』 の前で死んだ振りして
              やり過ごすことなんだよね…」 は至言。それを言われた
              よい子たちはきょとーんとしていましたが、お兄さんの言葉の
              意味をいずれ知るであろと思うのは、私も病んでいるのでしょうか。

               

              第7話の 「『こんなことは自分のやりたいことじゃない』
              特に何もやりたいことのない人間が最もよく言う言葉だよ」
              といった、ブラックモードのお兄さんの名言は、日々の仕事で
              閉塞感がある人には、マイナスかけるマイナスの化学反応を
              起こして、もはや爽快感のある言葉に響きます。
              元・よい子だった大人たちにオススメの一冊です。

              category:漫画 | by:まるたん | - | - | -

              実はお姫様が王子様になる作品だった 『海月姫』 完結編

              2017.11.15 Wednesday 23:20
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                ドラマの方は低視聴率という 『重要参考人探偵』(絹田村子著、
                小学館刊)の6巻がやっと買えました。ドラマがイマイチでも
                漫画の方はこれまでより売れているのでしょうか。
                テレビ局のジャニーズ頼みにはちょっと辟易していますが、
                これまでの全4話観ましたとも(笑)。

                 

                いんだよ、絹田作品はライトな感じで、もともと推理物としては
                それほど作りこんでいないんだから、これで良し!

                 

                もう5巻まではBOOKOFFに行って、第二の本生を歩んでいますが、
                7巻で完結ということなので、最後までのおつきあいとなりそう。

                 

                で、一足早く完結した『海月姫』(東村アキコ著、講談社刊)。
                なんと、17巻なのに連載8年という時間のかかりよう。
                私も自分のブログをチェックしたら、『海月姫』 最初の投稿が
                2010年の1月で7年前でした。
                途中で、『めろぽん』 だの 『東京タラレバ娘』 を進めて
                完結していった分、こちらは後回しになっていたようです。

                 

                17巻かけて展開したストーリーは、ほぼ2ページに集約できる
                内容でした。144ページからの 「むかしむかしあるところに
                小さな小さなお城(天水館)がありました。お城にはちょっと
                変わった女の子たち(尼〜ず)が楽しく暮らしていました。
                ある日、そのお城にそれはそれは美しいお姫様(蔵之介)が
                やってきて、女の子たちを外の世界に連れ出そうと頑張りました。
                お城を守るために(天水館の立ち退き問題)あなたたちが
                強く美しくならなきゃだめなのと、最初は嫌がっていた
                女の子たちも少しずつ少しずつ、強く、美しく、変わって
                (メタモルフォーゼ)いきました。そして、みんなが素敵な
                お姫様になったその時、その美しいお姫様は王子様に変身しました」
                と、まさにそういう展開でした。

                 

                『東京タラレバ娘』 を読んでいて、何となく『海月姫』 の
                ラストは見えてはいましたが、『海月姫』 のテーマをベースに
                上物だけアラサー女子の婚活コメディっぽく仕立てたのが
                『東京タラレバ娘』 だったのだと、『海月姫』 の17巻を
                読んで、確信を深めた次第です。

                 

                『海月姫』 は 「天水館」 というニート女子の下宿屋なところ、
                『東京タラレバ娘』 では居酒屋 「のんべえ」 での女子会と、
                それぞれに自分たちの価値観だけのグループ内で生きる女性たち。
                そして、相手役となる男子も 『海月姫』 では幼い頃に母親と
                引き離され自分の居場所がない女装男子・蔵之介なのに対して、
                『東京タラレバ娘』 では幼い頃からの主治医で33歳の若さで
                死んでしまった女医を思うKEYくんと、ほぼ設定同じ。

                 

                ただ、やはり 『海月姫』 の方が、登場人物が若いだけに
                成長の伸び白が大きかったですね。いいね、若いって…。

                 

                『海月姫』 の最終巻で、ファッションショー開催のための
                会場探しで悩む蔵之介の異母兄である修さんの 「お兄ちゃんに
                任せなさい」 というひと言と、『東京タラレバ娘』 で
                倫子をKEYの元へ行けと促す早坂さんの「第4出動!!」 の
                シーンもかなりかぶりますが、作品のラストスパートとなる
                切れ味があって気に入っています。ドラマだったら見せ場に
                なるシーンですね。

                 

                一つだけ 「む〜ん」 と眉間にシワが寄ってしまったのは、
                『海月姫』 のジャージードレス、デザインが微妙。
                月9ドラマでは納得のいく “変態虫けら服” をお願いします。

                 

                それと、17巻では三国志オタクのまやや様は通常運行でしたが、
                ばんば先輩の鉄道ネタがなかったのが残念かな?
                ともあれ、8年間の連載が終わって、万々歳です。

                月9ドラマは時間的に見るのが厳しいこともあり、見るか

                見ないかは、蔵之介役次第ってとこでしょうか。

                 

                【関連記事】
                ◇マニアのテンションそのままに 『海月姫』
                http://nureinmal.jugem.jp/?eid=436
                ◇『七人の侍』 的になってきた 『海月姫7』
                http://nureinmal.jugem.jp/?eid=926
                ◇コメディだけど意外と哲学的な 『東京タラレバ娘』
                http://nureinmal.jugem.jp/?eid=2437

                category:漫画 | by:まるたん | - | - | -

                『深夜のダメ恋図鑑』 は働く女性・共働き家庭の福音書

                2017.10.26 Thursday 23:02
                0

                  連載前半はかなり面白いと感じた 『東京タラレバ娘』
                  ですが、後半からラストにかけて、突如、少女漫画に
                  なってしまい、巻末のお悩み相談コーナーのタラレバ―
                  くらいしか楽しみがなくなっていましたが、一応、
                  最終巻まで揃えました。が、BOOKOFF行きを決定。

                   

                  その決断に至ったのが 『深夜のダメ恋図鑑』(尾崎衣良著、
                  小学館刊)です。今のところ、辛辣さが失速してねえ!
                  いや、加速しているかもしれません。

                   

                  男女の機微というか、価値観の違いを凶器のような
                  言葉で掃射する勢いの名作です。

                   

                  本編の名場面(?)でデコったような表紙の装丁に
                  あった 「ソイツの土下座にどれほどの価値が…?」
                  というセリフに魅かれ、ちょっと読んでみたい気に。

                   

                  絵は、まつエクしたようなパチパチおめめのキャラ
                  なので、ちょっと苦手ではあったものの、読んでみると
                  逆にそんな乙女ちっくな絵だからこそ、セリフとの
                  乖離があって辛辣さがアップするのです。

                   

                  登場するのは3人の20代中盤の働く女性。
                  全員独身女性ですが、同棲したりもするので、
                  共働き家庭のような問題も発生します。

                   

                  だめんず系の男子を好きになってしまう佐和子、
                  既婚者に言い寄られやすい元ヤンの処女・円、
                  付き合う相手に少女漫画の王子様的な存在を
                  求める千代が、それぞれ過去の恋や現在進行形の
                  恋愛事情を語り合うストーリー。

                   

                  中でも、佐和子の彼氏・諒くんのポンコツぶりは
                  卓越していますが、こういうバカ、実際にいますね。
                  ただ、ここまでおバカだともう見事としか言えない。
                  彼の職場での活躍編も “いるいる” な展開です。

                   

                  3巻で登場する、エセ・イクメンの葉木さんと円の
                  やりとりに、メインテーマが集約されているので
                  ちょっとだけ紹介します。

                   

                  仕事も家事も子育ても奥さん任せの葉木さんが、
                  「俺働いてるし…!!」 という反論をした際、円が

                  「いやソレ当たり前だから。特別な事情のない心身
                  ともに健康な成人男子が働くのは当たり前です。
                  やだ葉木さんソレ 『俺、頑張って生きてるよ。
                  だって俺、息してるし』 って言ってるのと同じ。
                  超ウケル― てか、奥さんだって働いてるし」 と
                  言い放ち、その後にトドメのひと言が。これまた絶妙!

                   

                  そんな円も、佐和子も、相手の男性に微笑みながら
                  研ぎ澄まされた刃のようなひと言を毎度かますのです。
                  パチパチおめめの少女漫画的な絵なのに…。
                  怖いぞ、すごく怖いぞ!!!

                   

                  理系的なダブルスタンダード口撃もあって、彼女らの
                  地雷を踏みまくる男子たちにお悔やみを言いたくなるほど。

                   

                  そんな中、高水準例として使われた福山雅治さんと
                  速水もこみちさん、すごいね(笑)。

                   

                  共働き家庭で子育てに奮闘している女性、結婚しても
                  働きたいと考えている女性にとっては参考になる内容かも?
                  一方、結婚しても奥さんには仕事を持っていてほしい
                  男性にとっては、女性が求める “理想のイクメン像” が、
                  場合によっては鋭い痛みを伴って理解できるでしょう。

                  category:漫画 | by:まるたん | - | - | -

                  二階堂くん大活躍の 『3月のライオン』 第13巻

                  2017.10.03 Tuesday 03:14
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                    待ちに待った13巻が出た 『3月のライオン』。
                    メインは、やはり持病を持つ二階堂くんと宗谷名人の
                    初の公式戦と言えるでしょう。

                     

                    体力的なハンデを持つ二階堂くんが持ち時間の短い
                    対戦で全力を出し切る姿が感動的です。

                     

                    とくに、つねに冷静な宗谷名人を本気モードに
                    引き出した名局は、まさに一つの冒険譚。
                    対局後に届けられる、宗谷名人からの幻の棋譜も
                    結局は不戦負となってしまった二階堂くんにとって
                    また次のステップへと挑戦していくチケットのようで
                    今後の二階堂くんの活躍が楽しみです。
                    そういえば、13巻は主人公・零くんの影が薄めかも?

                     

                    帯には 「挑戦の13巻」 という文字が踊っており、
                    やはりもう一つの挑戦である、林田先生VS島田七段の
                    戦い(島田さんは戦ってないけど)も注目ですね。

                     

                    『3月のライオン』 は、プロ棋士という特別な人が
                    中心になっているストーリーなだけに、零くんを
                    育ててくれた幸田家の奥さんから視点や、一般人から
                    見た棋士の存在を描いたエピソードは希少です。

                     

                    将棋好きな林田先生にとって同い年のヒーローである
                    島田七段が、あかりさんのハートを競う相手になる
                    可能性が出てきた現状に悶々としつつも、勇気を出して
                    彼女が働いている銀座のお店に行くあたり、まさに
                    清水の舞台。名人戦に勝るとも劣らない勇気が必要
                    だったに違いありません。

                    「男には、負けるとわかっていても戦わねばならない時が
                    ある」 と言いますが、戦え、林田先生!

                     

                    と言っても、たしかに先生本人が分析している通り、
                    島田さんは “将棋が強くて、誠実で、人望もあって、
                    中身も大人” な人だし、あかりさん自身、自分の父親の
                    トラウマがあってなかなか恋愛には踏み出せないという
                    心の問題もあり、前途多難な展開が予想されます。

                     

                    とはいえ、日本将棋連盟の神宮寺会長が、宗谷名人と
                    二階堂くんの対局を見ながら、自分の妻の夢は見たことが
                    ないけれど、宗谷名人と対局した時のことを今でも夢に
                    見るというエピソードもあり、あれは伏線?

                    棋士にとっての一番はやはり対局であり将棋。
                    林田先生が島田七段に対してつけいるスキがあるとしたら、
                    “あかりさんが一番” という行動を、然るべきタイミングで
                    起こせるかにかかっているでしょう。

                     

                    林田先生には、一般人代表として、頑張ってほしいですね。

                    映画の林田先生役は、大河で人気だった高橋一生さんだし、

                    うん、行けるかもしれない!

                     

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                    category:漫画 | by:まるたん | - | - | -

                    『るろうに剣心〜北海道編〜』 スタート!

                    2017.09.22 Friday 23:01
                    0

                      ちょっと前に書店に行ったら、表紙にでっかく
                      「伝説、再び」 と銘打って、新連載を飾って
                      『るろうに剣心〜北海道編〜』 が掲載されている
                      ジャンプスクエアを見つけたのですが、仕事前
                      だったのでスルーしたら、帰りにはなくなっており…。

                       

                      漫画雑誌が多い書店に行って、ようやく購入して
                      きたのでした。特製A5クリアファイルも付いてたし、
                      どこから物語がスタートするのか気になったのです。

                       

                      映画用にパラレルな作品を書いていたし、北条司さんの
                      『CITY HUNTER』 と 『ANGEL HEART』 のように、
                      登場するメンバーが一緒でも微妙に調整が入って
                      いるかもしれないので、そこだけは押さえておいて
                      あとは単行本化を待とうと。

                       

                      そうしたところ、こちらはきちんと本編の続きとなる
                      明治16年からでした。18年ぶりの本編新章。
                      『ポーの一族』 の40年ぶりの再開があったので、
                      もう驚きませんけど(笑)。

                       

                      なんと、西南戦争で死んだはずの薫の父ちゃんが

                      北海道で生きている証明の写真が手に入り、道場に

                      帰ってこない理由を探るべく、お迎えに行くという展開。

                      生きてたんかーい!? 不在の間に、娘が道場を守るため

                      かなり大変な目にあったのを、わかってるんかーい!?

                       

                      明治16年といったら、戊辰戦争も終わっているし、
                      どういった敵になるのやら。
                      新たな仲間が登場するのか、以前の作品のメンバーが
                      多少なりとも登場するかはまだ謎です。
                      人気キャラの左之助は出るっぽい。

                       

                      少なくとも斎藤一がラストワンカットで登場しており、
                      牙突は見られること決定なので、あとは誰でもいいや。
                      ただ、逆刃刀は弥彦にあげてしまってるのに、何で
                      戦うのでしょうか。初回は弥彦から借りてたけれど…。
                      もしや、志々雄が遺した刀を明日郎から没収?
                      でも、できればやはり逆刃刀でいってほしいですね。

                       

                      剣心の体調については、明治時代の飛躍的な医学の
                      進歩とかで、何とか凌げると思いますが、どうやって
                      以前の作品との整合性をつけていくかも楽しみです。

                       

                      ただ、もともと北海道編の話はあったので、それほど
                      展開に破綻なく進むのかもしれません。和月伸宏さん
                      だしね。車田正美さん的な楽しみはないかも?

                      でも、剣心って本編最終回では髪の毛が短くなって

                      いたような覚えも…。短期間で伸びたのか!?

                       

                      次回もクリアファイルが付くようなので、もう1回は
                      買わねば、ううう。

                       

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