ラストシーンが全て 『海賊と呼ばれた男』

2017.01.08 Sunday 23:45
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    百田尚樹さん原作の 『海賊と呼ばれた男』 は、
    映像で観たい映画の1本でした。
    http://kaizoku-movie.jp/

     

    「出光興産」 の創業者である出光佐三氏がモデルと
    なっている主人公・国岡鐡造の一生が描かれています。
    原作は上下巻とも超分厚いのでどの部分をフィーチャー
    するのかも気になるところでした。

     

    焼夷弾の投下から始まる冒頭は、何となく 『永遠の0』
    からの続きを見るような気分。これから始まる鐡造の
    人生が過酷な状況であることを暗示しているようです。

     

    原作に比べると、それぞれの細かい裏事情などは適度に
    割愛して、鐡造が60代の終戦直後をベースに、若き日の
    海上での縄張り争いや、戦中の満鉄での営業活動などを
    通して、どの時代もブレない鐡造の姿勢が伝わってきます。

     

    呉の焼野原のシーンでは、昨年末観た 『この世界の片隅に』
    での空襲シーンを思い出しました。

     

    そして、戦後の 「石統(石油配給統制会社)」 からの
    丸投げに耐え、次々にメジャーと併呑される国内石油
    関連企業を尻目に、社員整理をせずに凌ぎ、メジャーとの
    直接対決となる石油買い付けに自社タンカーで乗り出すなど、
    60代で 「いっちょ、やったろうやないかい!」 という
    気概を持った日本人が実際にいたことに励まされます。

     

    イギリス海軍から撃沈されかねない、イランへの石油
    買い付けシーンは、映像的なラストを飾るに相応しい
    カッコ良さがあります。

     

    鐡造の20代から90代までを演じた岡田准一さんも見事
    でしたが、彼を支える社員役の小林薫さんや吉岡秀隆さん、
    染谷将太さん、ピエール瀧さん、鈴木亮平さんもそれぞれ
    光っていました。昭和の “社員は家族” 的な雰囲気も
    私は体験したことはありませんが、どこか懐かしさが
    感じられました。ある意味、苦難があっても未来に希望が
    持てるいい時代であったことも。

     

    後の社長になる東雲忠司役・吉岡秀隆さんの立ち位置が、
    ある意味、軸はブレないけれど一本調子の鐡造に比べ、
    戦時中は出征もし、人間的に弱い部分も描かれていて
    個人的には一番印象に残りました。
    イランへの買い付けを決断した鐡造に反対するシーンが
    最高でした。助演男優賞をあげたい!

     

    紅一点の綾瀬はるかさんのエピソードは、お約束ながらも、
    タンカーと戦艦のチキンレースシーン後のクールダウンに
    じんわりと来ました。

     

    『プロジェクトX』 的な展開と、以前の大河ドラマの
    ようなラストシーンで、団塊の世代向けかもしれません。
    鐡造を囲む人たちの好演で、原作よりも鐡造の良い部分
    だけを抽出できているような気がします。
    原作より “ヒーローっぽい” 感じでありながら、彼と
    共に戦った仲間たちを描いた作品となっています。

     

    【関連記事】
    ◇期待通り!『永遠の0(ゼロ)』
    http://nureinmal.jugem.jp/?eid=1932
    ◇日常生活と戦争の対比が鮮烈な 『この世界の片隅に』
    http://nureinmal.jugem.jp/?eid=3025

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    日常生活と戦争の対比が鮮烈な 『この世界の片隅に』

    2016.12.18 Sunday 23:06
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      先日、友人と映画に行った際、却下されてしまった
      『この世界の片隅に』 をテアトル新宿で観て来ました。

       

      単館系の映画なので、ちょっと懐かしい立見席まで
      販売されているほどの盛況ぶり。
      3日前予約が可能だったので、私は 『聖の青春』 を
      観た帰りに予約しておいたので、結構いい席で鑑賞
      できました。
      http://konosekai.jp/

       

      最初に興味を持ったのは、クラウドファンディングで
      資金集めして製作された作品だという点。
      それだけ、この映画製作に投資する人がいるという
      ことは良い作品だろうと考えたからです。

       

       

      舞台は、昭和8年から昭和21年の広島県。
      主に、主人公のすずが18歳で呉の北條家に嫁いでからの
      毎日の生活が中心。物資が不足する中、雑草を使った
      料理を作ったり、着物をもんぺに縫い直したりと、
      空襲や物資不足はあるものの、ちょっとのんびりやで
      あまり自分の意思を強く表さないすずの性格のおかげも
      あってか、予想していた “軍港近くのハードな生活”
      を描いたものではありませんでした。

       

      雑草料理の作り方などの描写も詳しく、リアリティの
      ある日常生活が淡々と描かれているだけに、突如
      襲ってくる空襲や爆発事故などの恐ろしさとの対比が
      観ている人にとっても衝撃的に感じられるのです。

       

      戦争映画やアクション映画などはひたすらバトルの
      連続で、人がガンガン死んでいくので、観ている方も
      麻痺してしまい、逆に人一人の命についてはあまり
      気にならなくなっていることに気づきました。

       

       

      「テアトル新宿」 の原画展

       

      館内には原画のイラストや、アニメのキャラ設定、
      映画を製作する上で参考と舌当時の生活用品などの
      展示がされていて、そちらも併せて鑑賞すると
      さらに世界観が身近に感じられます。

       

       

      ここからは多少ネタバレ

       

      すずは、あまり感情を外に出さない分、得意の絵で
      その気持ちを表しているような、おとなしい女の子。

       

      見合いの話があっても、流されるままに結婚して、
      知らない土地での辛さにハゲができてしまっても
      恥ずかしそうに笑っていて、私としてはちょっと
      苦手なタイプ(笑)。

       

      夫と死別して、娘を連れて実家に帰ってきた、
      気が強く、きつい性格の義姉の径子の方が好きかも。

       

      結婚しても、すずはどことなく径子の娘・晴美と
      同じような “子供の心” のままだったように
      思われます。それを象徴するのが彼女の絵であり、
      それを奪われた時、自分の本当の居場所を見つけ、
      本当の大人になっていくのです。

       

      なので、戦争の悲惨さを描いた映画であると同時に、

      ひとりの女性の成長のドラマでもあります。

       

      そして、彼女とその夫となる人の “赤い糸” と
      なるキューピッド役もいて、ファンタジックな
      一面もあります。

       

      すずの 「“笑顔の入れ物” として生きていく」
      「生活することで戦う」 という言葉は印象的。

       

      口コミでも評判がいいし、上映館が拡大されたので、
      これから観に行く人も多いかと思われるので、
      詳細については触れないようにしてみました。

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      “青春=闘い” の人間ドラマ 『聖の青春』

      2016.12.16 Friday 23:34
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        子供の時にネフローゼという腎臓の難病を患い、
        29歳で夭折した棋士・村山聖の闘いを描いた映画
        『聖の青春』 を観てきました。
        村山聖さんは、羽海野チカさんの 『3月のライオン』
        に登場する、桐山くんの棋士仲間である二海堂くんの
        モデルにもなっている人です。
        http://satoshi-movie.jp/

         

        映画 『3月のライオン』 も観に行く予定なので、
        やはり見ておかねばね。
        http://3lion-movie.com/

         

        本当は、『デスノート Light up the NEW world』 を
        観ようと思っていたのですが、編集部&営業からの
        申し送りに齟齬があり、バタバタして上映時間に
        間に合わなかったのです。
        http://wwws.warnerbros.co.jp/deathnote2016/index2.html

         

        キャストの、東出昌大さんと松山ケンイチさん
        (デスノートは声のみ)つながりでなんとなく…。

         

        村山聖さんの風貌に近づけるため、ウェイトアップ

        した松山さんは、短い命の中で病と将棋という

        2つの敵と闘う姿が壮絶で、とくに対局の際の目力が

        恐ろしいほどでした。

         

        一旦は羽生善治さんに勝利するも、持病に加えて、
        癌が発症してからの復帰を目指す姿は圧巻です。
        彼がたった2つだけ胸に秘めていた夢の1つを捨て、
        ただ一心に最期まで1つの夢を追い続けた軌跡に
        胸を打たれます。

         

        また、これまで東出さんはどんな役もそつなくやる
        けれど、イマイチ存在感が希薄な印象でしたが、
        今回は現在も活躍している羽生善治さんを熱演。
        現役の棋士役という重責を見事に演じていました。

        今までで一番良かったかも?

         

        ふたりの対局シーンは観ていて息苦しくなるような
        切迫感。駒を打つ音が静まり返った館内に響き、
        観客も息をのみ、その攻防に引き込まれていました。

         

        冒頭の桜吹雪、対局のための遠征時の雪景色や
        鶴が舞う様など、風景描写も効果的な編集で、
        主人公の心象風景と重なって見事です。

         

        村山聖さんという人は天才だけに、歯に布着せぬ
        発言をする人だとは多少知っていましたが、結構、
        暴言を吐いたり、暴れたり、大酒飲んで、麻雀や
        少女漫画が好きだったというのは初めて知りました。
        ただの悲劇の天才棋士としてでなく、彼の常軌を
        逸していた部分も描かれていたことで、周囲の
        師匠や同門、家族の人間ドラマが際立っていました。
        主人公の師匠役・リリー・フランキーさんの緩さが
        この映画では唯一の癒しです(笑)。

         

        また、主人公とはある意味、真逆の人生を送る
        ことになる、染谷将太さん演じる弟弟子・江川の
        生き方もまた一つの強さだと、一般ピーの私としては
        共感をおぼえました。

         

        【関連記事】

        ◇『3月のライオン』 5巻で人生考えました。。。
        http://nureinmal.jugem.jp/?eid=775
        ◇多面的な人間模様が魅力の 『3月のライオン』
        http://nureinmal.jugem.jp/?eid=1278
        ◇『3月のライオン』 第12巻&アニメ
        http://nureinmal.jugem.jp/?eid=2953

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        『インフェルノ』 のCGシーン、少し長いかも?

        2016.11.29 Tuesday 23:23
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          私の映画友達は、「サタデー・ナイト・ライブ」 の
          ファンで、香港カンフー映画好きという、やや
          色物好きなこともあって、ジャッキー・チェンの
          映画はもちろん、トム・ハンクスの 『スプラッシュ』
          『ドラグネット』『メイフィールドの怪人たち』
          『ターナー&フーチ』 といった、『ビッグ』 以前の
          コメディ映画にご一緒させていただきました。

           

          私としては、初期の作品は 「う〜ん」 なんですが、
          高校時代からの友人なので、友達は大事にしないとね(笑)。

           

          で、今年、彼が大統領自由勲章を受章したということで、
          評判が良かった 『ハドソン川の奇跡』 でなく、
          あえて 『インフェルノ』ってあたりも “らしい” と
          言おうか、まあ観に行ったのでした。
          http://www.inferno-movie.jp/site/#!/

           

          ダン・ブラウン著の 『ダ・ヴィンチ・コード』
          『天使と悪魔』 に続く第3作目ですが、導入の
          地獄イメージCGがちょっとしつこかった気も。

           

          ケガを負い、記憶を失ったラングトン教授が何者かに
          襲われつつも、ダンテの地獄編をヒントにイタリア、
          トルコで活躍する展開です。
          イタリアやトルコの観光地を使っているので、
          それぞれに懐かしく鑑賞しました。

           

          あまり、謎解き感はなく、自分が犯罪者的な行動を
          していたことを知るはめになったり、ちょっと
          ラドラムの 『暗殺者(ジェイソン・ボーン)』
          のような感じもありますが、まあ誰が敵か原作を
          読まないで観た方が面白いかもしれないと思いました。

           

          イスタンブール地下宮殿のシーンは、BGM付きで
          映画ならではの良さが活かされてますが、あんなに
          ドンパチやってて、演奏を続けてるもの? という
          疑問がなくもありませんが、効果的に良しとします(笑)。
          ただ、私は地下宮殿でアクションというと、つい
          007を思い出してしまうんですが…。

           

          ダンテとベアトリーチェのエピソードを絡めた
          ラストが余韻となって、冒頭のおどろおどろしい
          CGを忘れさせてくれます。

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          結構ほのぼの 『ボクの妻と結婚してください。』

          2016.11.26 Saturday 23:14
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            前売り券を持って、上映2時間前に行ったにもかかわらず、
            『インフェルノ』 の席が取れず、他の映画館に行くと、
            上映時間的に友人の夜の予定とかぶってしまうので、
            別の映画を見ることに。

             

            『疾風ロンド』 は原作的にも、さらにそれを映画っぽく
            エンターテインメントにされているようなので、あまり
            気が進まず、私が行きたかった 『この世界の片隅に』 は
            友人から 「暗そうだからヤダ」 と言われ、『DEATH NOTE』
            はつきあってはくれそうでしたが、また借りを作ることに
            なりそうで、結局無難にこれまで全く観る予定がなかった
            『ボクの妻と結婚してください。』 で軟着陸。

             

            時間も、『インフェルノ』 を観るより、早い時間での
            始まりだったので、というよりすでに予告が始まって
            いる時間だったので、即決めで行きました。
            http://bokutsuma-movie.com/

             

            織田裕二さん演じる放送作家の男が、余命半年を言い渡され、
            単に家族と一緒に過ごすのではなく、家族の未来の喜びを
            残していこうと奮闘する作品で、結構笑えるシーンも。
            闘病的な展開ではなく、家族愛をテーマにしているのの、
            鑑賞後もほのぼのとした感じでした。

             

            カメラワークも、病気が進行したシーンや、主人公が死ぬ
            シーンを、周りの反応で表現しているからかもしれません。
            さりげに病気が進行した時に見える、主人公の結婚指輪が
            ズレていて、痩せたのだということを表現していたり、
            細やかな演出です。

             

            自分が死んだ後の家族を幸せにしてくれる “夫選び” の
            ため、結婚相談所に妻のプロフィールを勝手に登録して、
            放送作家の仕事もやめ、自ら結婚相談所の職員のふりを
            して、家族の未来を託せる男性を探す奇想天外な話。

             

            作中で、プロデューサーが、主人公の放送作家として

            手掛けた番組は “ドタバタした後にも心にじんわり来る”

            スタイルだと言うシーンがありましたが、まさに

            そういう作品です。

             

            元・リサーチャーで今は結婚相談所の社長を高島礼子さん、
            彼の妻が吉田羊さんと、「女優でこの作品選んだ?」 と
            言われたくらい、おふたりとも好きな女優さんです。
            高校時代からの友達だけに、ワシの好みを熟知しておる!
            クールな印象の吉田羊さんが、何やらかわいらしく見え、
            そこも新鮮でした。

             

            また、主人公が結婚相談所に登録した男性の中から
            ロックオンした男性が原田泰造さん。

             

            実は、本人はとくに結婚を考えてはおらず、家族が
            勝手に登録したと知り、彼に結婚の良さを熱く語り、
            妻とお見合いさせようと奮闘する主人公。

            作品のラストやエンドロールなど含め、独身者にも
            「結婚生活っていいかも?」 と思わせてくれる
            作品でもありました。

             

            大どんでん返しはありませんが、それなりのオチも
            あり、心温まる展開で冬でもほっこりできます。

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            『聖☆おにいさん』 実写化をなぜ今このタイミングで?

            2016.11.22 Tuesday 23:17
            0

              ブッダとイエスが、バカンスで日本の立川に住む
              日常を描いた 『聖☆おにいさん』(中村光著、
              小学館刊)が、先日、アニメ映画化されましたが、
              今度はなんと実写化!?
              http://morning.moae.jp/lineup/25

               

              通常は、漫画と実写キャスティングのイメージが
              合う合わないといった程度ですが、宗教絡みの
              ジョークはどうするのやら…。

               

              クリスマスでも、ハロウィンでも何でも受け入れて
              しまう宗教に関しては無頓着な日本に比べると、

              海外での各宗教への信仰心は生活に密着しています。

              十字軍も、三十年戦争も、アメリカの同時多発テロも、

              世界遺産破壊も、ドイツの教会税も、宗教によるもの。

              まあ、ハリウッド映画でも 『最後の誘惑』 とか

              ありましたが…。

               

              ブッダの方はまだいいとしても、イエスの方を
              あまり深堀りしないか、アニメ映画の時のように
              聖人としてではなく、外国人が日本の四季や文化を
              楽しむスタンスでの毒抜きが必要な気がします。

              そういう意味では、アニメ映画は原作本来の面白さには

              欠けましたが、大天使たちも出てこず、安心して

              観ることができました。

               

              たしか、マホメットに予言したのは大天使・ガブリエル

              だったような気が。

              旧約聖書絡みのギャグに関しては、イスラム教の聖典は

              コーランだけでないってことを、よ〜く考えた上で

              脚本書いてほしいです。

               

              ジョニー・デップ氏にストーリーを見てもらって
              それでOKならやっても大丈夫でしょうが、海外の
              人たちからの目を考えると、ある意味、反響が
              恐ろしい作品となりそうです。

               

              【関連記事】
              ◇ちょっと残念 『聖☆おにいさん』 “アニメ” 映画化
              http://nureinmal.jugem.jp/?eid=1531
              ◇神仏に導かれ、立川で 『聖☆おにいさん』 鑑賞
              http://nureinmal.jugem.jp/?eid=1728

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              そういえば、『君の名は。』

              2016.11.14 Monday 07:38
              0

                今月は仕事の合間に 『君の名は。』 を観て
                きていたのですが、タイムリーに書けなかった
                こともあり、後回しにしてたら忘れてました。

                 

                『聲の形』 の前売り券を買った際に、一緒に
                買っておいたのですが、なかなか行けず。
                でも、かなり人気のようなので後回しにして
                いたのです。
                http://www.kiminona.com/index.html

                 

                今さら、ネタバレもないでしょうが、時々、
                眠ると体が入れ違ってしまう男女の入れ違いと
                時間のすれ違いに、彗星の隕石落下事件を
                絡めて、場所も時空も交差するファンタジー。

                 

                それぞれの声優さん、音楽を含め、バランスの
                良い作品です。

                 

                最初は、大林監督の 『転校生』 的な内容かと
                思っていたら、私が好きなタイムパラドックス
                映画 『オーロラの彼方へ』 的な展開に。
                あちらはオーロラ現象によって引き起こされたと
                思われるタイムパラドックス現象でしたが、
                『君の名は。』 は彗星による不思議現象。

                 

                TVドラマ 『仁』 の最終回で、現代に南方仁が
                戻ってしまったことで、綾瀬はるかさん演じる
                咲さんが、思い出せないけれど確かにそばに
                いてくれた誰か(仁先生)に手紙を書くシーンを
                思い起こさせるような切なさもあったりして、
                青春物のようでいてノスタルジックな側面もあり、
                幅広い年齢層に支持されるのも納得でした。

                 

                主人公となる三葉(みつは)と、都会暮らしの
                瀧くんが暮らす村と街の背景もリアリティが
                あって良かったです。

                 

                私が前売り券を買ったのも、どちらかというと
                ストーリーより、新海誠監督の絵が好きだから。
                透明感のある風景が美しく、新宿や四谷といった
                町もなぜか喧噪にありながらも静けさを感じる
                雰囲気で、やっぱ映画館で観なくちゃね!

                 

                感動的かつ抒情的なシーンが多数ありましたが、
                戸や電車のドアの開閉シーンが印象的。
                レーン部分に視点を置いた構図って斬新!

                 

                すれ違う電車の窓で、お互いの姿を見つける
                シーンは、村上弘明と国生さゆりが出演した映画
                『ジュリエット・ゲーム』 を思い出しました。
                あれもたしかJR中央線だったと思います。

                 

                とまあ、この映画に関しては真面目なレビューが
                多いと思うので 「気になったのそこ?」 という
                結論で締めさせていただきたいと思います(笑)。

                 

                【関連記事】
                ◇原作よりせつない余韻が残ったTVドラマ 『JIN−仁』
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                category:映画 | by:まるたん | - | - | -

                まさにハリウッド映画 『ジェイソン・ボーン』

                2016.10.30 Sunday 07:15
                0

                  一時期、頭おかしいんじゃないかと思うくらい
                  ロバート・ラドラムにハマった私。

                   

                  ジェイソン・ボーン誕生の 『暗殺者』 はマジ
                  擦りきれそうなくらい読んだ上、それでも満足
                  できず、原書でも辞書を片手に読み、辞書にも
                  出てない単語があって苦労しました。

                   

                  映画化となって、主演・マット・デーモンと
                  知った時は、かなり私の中の原作イメージと
                  違っていましたが、今さら原作のベトナム戦争を
                  絡めるには無理があるので、やむなく観ましたが、
                  映画は映画の良さがあるなと思うように。

                   

                  以前の3部作で完結したかと思ったら、ボーン
                  再生。原作にはない新たなステージへと進化した
                  のは 『デスノート』 も然り。

                   

                  『君の名は。』 の前売り券を買ってあったの
                  ですが、予想外の大人気となってしまい、まずは
                  こちらを先に観ることに。

                   

                  何よりエンドロールで、監督、脚本と出て、原案に
                  ロバート・ラドラムの名が出た時は感動しました。

                   

                  うーん、いかにもかつてのハリウッドを彷彿と
                  させるアクションや、何台無駄にするんだと
                  突っ込みたくなるカーチェイス。
                  これぞ、大味なハリウッドエンターテインメント!
                  といった感じです。

                  「プライバシーも自由の一つ」 という言葉が、この

                  映画のテーマを表しているし、印象的でした。

                   

                  もともと、俳優でもあったラドラムの作品は、
                  原作からしてやや大仰な展開なので、その雰囲気は
                  踏襲してくれている気がします。

                   

                  しかも、「トレッド・ストーン」 に関する
                  父親の関与もある程度は謎が解けましたが、
                  今後いくらでも話を広げられそうな結末。
                  いいよ、この際、どこまでも話を拡げてくれたまえ。

                   

                  原作でも、ジェイソンは60歳近くまで活動する
                  設定になっているので、頑張れ、マット・デイモン!

                   

                  ジェイソン・ボーン検定

                   

                  で、ちなみに映画公式サイトのバナーにあった
                  「ジェイソン・ボーン検定」 まで、勢い余って
                  やってしまいましたよ。
                  http://bourne.jp/

                   

                   

                  検定結果に「#ジェイソン・ボーン検定
                  #ジェイソン・ボーン」 とタグ付けしてSNSで
                  シェアすれば、抽選でムビチケオンラインGIFTが
                  もらえるそう。
                  Twitterでシェアしたことは言うまでもなし!

                   

                  って、そろそろ 『君の名は。』 も行かなくちゃ。
                  友人と 『インフェルノ』 観に行く約束してるし。

                  category:映画 | by:まるたん | - | - | -

                  大垣市の情景も美しい映画 『聲の形』

                  2016.09.21 Wednesday 02:18
                  0

                    映画 『聲の形』 を観てきました。
                    予想以上の混雑にビックリです!
                    かなり、首に負担がかかる席での鑑賞となりました。

                     

                    漫画のように時系列ではなく、高校生になった
                    将也がいて、小学校時代にいじめの加害者でもあり、
                    被害者にもなったことは回想としてまとめられていて、
                    原作の1巻で感じるモヤモヤ感や主人公に感情移入
                    できない流れを払拭しています。

                     

                    実写のような情景描写

                     

                    何より、それは彼らが住む町の自然の美しさが
                    いじめや絶望感を温かく包み込んでくれているせい
                    かもしれません。

                    時々、アニメではなく、実写映画を見ているような
                    錯覚にとらわれました。

                     

                    将也がある事件で意識を失い、目覚めるシーンでも
                    そんな自然の不思議な力が働いているような雰囲気を
                    原作以上に感じられる構成・展開になっていました。

                     

                    登場人物は、原作ベースでありながらも、色使いが
                    美少女アニメチックで、女の子キャラがキラキラして
                    いました。将也の目も緑だったし。

                     

                    どうしても映画の尺の都合で、一人ひとりが抱える
                    心の問題はさらっとしか触れられていませんが、
                    あの長さによく収めたなという感じです。
                    映画製作には触れずに、つじつまを合わせた脚本も
                    見事だと思いました。あくまで、長束くんの趣味と
                    いうことにとどめて(笑)。

                     

                    コミカルキャラな長束くんの声を当てた小野さんが、
                    メンバーの中ではかなり大人っぽい声で、
                    それがある意味、周囲のごたごたした人間関係に
                    あって、安定感をもたらしてくれていたように
                    思われます。

                     

                    ちょっと笑えたのは、「みずほ銀行」 と 「Nikon」
                    がスポンサーになっているのがわかりやすいこと。
                    うん、映画製作には大事ですよね、資金調達。
                    おかげできれいな画面の映像を楽しむことができました。

                     

                    【関連記事】
                    ◇映画 『聲の形』 展示コーナー
                    http://nureinmal.jugem.jp/?eid=2934

                    category:映画 | by:まるたん | - | - | -

                    映画 『聲の形』 展示コーナー

                    2016.09.20 Tuesday 04:47
                    0

                      新海誠作品 『君の名は。』 が超人気ということで、
                      観たいとも思っているのですが、まずはやはり単行本
                      1巻の頃から追い続けてきた 『聲の形』 を優先することに。

                       

                       

                      聾啞者の少女と、小学生時代に、彼女をいじめたことで
                      自分自身もいじめられる側になり、それ以来、高校生に
                      なるまで、周囲から浮いた存在となりつつも心を閉ざし、
                      死を考えた主人公が再生していくまでのストーリー。

                       

                      空いているかと思いきや、予想以上の混雑で、前から
                      3番目という首の痛い場所で鑑賞しました。

                       

                       

                      映画については明日に持ち越しますが、観るなら
                      東京の人であれば新宿ピカデリーがオススメです。

                      1階のフロアに 『聲の形』 コーナーが設けてあります。

                       

                       

                      作者の大今良時さんのイラストパネルをはじめ、映画を
                      製作した京都アニメーションによるパネル。

                       

                       

                      そして、京都アニメーション複製原画と、大今良時さんの
                      連載中の複製原画、とくに名場面の頁が展示してありました。
                      大今良時さんの複製原画は単行本で見ていましたが、
                      それぞれ彩色を施した複製原画やイラストパネルは
                      どことなくほっこりする雰囲気です。

                       

                       

                      ちなみに、映画鑑賞者はもらえる 「映画 聲の形」 の
                      スペシャルブックは、水彩画調のタッチの装丁も美しく、
                      16頁の描き下ろし番外編も、硝子の母が主人公の作品
                      ですが、こちらもまたホロリとくる内容。
                      彼女の心情や、伏線となるモノローグが生きている

                      見事にまとまった名作でした。

                       

                      【関連記事】
                      ◇『聲の形』 を読み、いじめについて考えた!
                      http://nureinmal.jugem.jp/?eid=1890

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