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    • 2023.07.11 Tuesday
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    苦節20年、原発テーマの 『天空の蜂』 映画化!

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      映画館に行ったら、東野圭吾さんの 『天空の蜂』 の
      チラシが置かれていました。
      『天空の蜂』 は、ハイジャックされたヘリが原発の上空で
      ホバリングして、政府に全国の原発の破棄を要求するという
      クライシスサスペンス。
      http://tenkunohachi.jp/)

      それまで、『鳥人計画』 や 『魔球』 のような作品もあった
      ものの、製造系企業の推理物や 「しのぶ先生」 シリーズなど、
      どちらかというと軽めの内容が多めだった東野圭吾さんが
      こういったスケールの大きい作品に挑んだことに驚きました。
      当時は、書店に行っても著者別のタグで、東野圭吾さんの
      名前がなかった時代でもありました。

      ちょうど同じ頃、真保裕一さんの 『ホワイトアウト』 も
      単行本化されていて、テロとなる対象があちらはダムで
      あるものの、似たような感じだったのに、あちらは
      織田裕二さん主演で映画化され、原発施設の脆弱さなど
      メッセージ色も強い “今そこにある危機” 的なこの
      作品がスルーされているのに不満を感じていました。

      その時点では、今回、本木雅弘さんが演じる原発設計士の
      役は、真田広之さんとかが合うのではないかなと勝手に
      妄想していたほどです。

      東野圭吾さんがブレイクしてからも、お気に入りの
      『天空の蜂』 が映画化されず、この作品が好きなのは
      少数派なのだろうかと思っていたら、『たぶん最後の御挨拶』
      (文藝春秋社刊)で、著者自らが 「今まで書いた作品の
      中で一番思い入れが強いのはどれかと訊かれれば、これだと
      答えるだろう。(中略)この作品を書いたおかげで、毎年の
      ように原発やエネルギー問題関連のシンポジウムに呼ばれる。
      そのたびにさりげなく宣伝するのだが、あまり売れないのは
      どういうことだろう。」 と書かれていて、良かったー!
      我が意を得たり、溜飲を下げるとはこのこと!

      著者がこれだけ思い入れがあるなら、きっといずれは
      映画化(テレビではスケールデカ過ぎなので)されるに
      違いないと信じてました。ううう、苦節20年。

      東日本大震災の福島原発や、最近では高浜原発可動の停止、
      さらには首相官邸屋上のドローン事件や、今日、新たに
      池袋の公園で見つかった(未確認)放射能汚染物質など、
      原発や放射性物質に対する危機感が増す中、満を持しての
      『天空の蜂』 映画化。9月の封切りを楽しみにしています。

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