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- 2023.07.11 Tuesday
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風頭山の伊良林には、「亀山社中記念館」「亀山社中資料展示館」
の2つがありますが、実際に 「亀山社中」 があったのは記念館の方。
また、「亀山社中資料展示館」 は個人が運営しているそうで、
土日しか開館していません。まあ、土方さんの生家みたいな感じ?
ようやく、「風頭公園」 の東側まで下りていくと、
伊良林という集落があり、「龍馬通り」 という
それなりに整備されているけれど、坂と階段が多い
道を行くことに。
道の途中には 「亀山社中」 の隊士たちのイラスト入り
看板があって、おそらくこちらはNHK 『龍馬伝』 前から
設置されているものではないかと予想されます。
「亀山社中記念館」 に行くためには、路面電車を
利用して 「新大工町」 で降り、寺町の外れから入って
いくつもの墓場を通る上り坂コースと、私のように
体力温存を重視する 「風頭公園」 からの下り坂
コースがありますが、それでも結構上ったり下りたり、
坂が続く道のりです。
(「亀山社中記念館」 には左の方へ進む)
「亀山社中」 があった場所に建てられている、長崎市立
「亀山社中記念館」 は 「風頭公園」 から約300メートル
の場所にあります。上り坂コースの人のために、通りの
横には所々、休憩用の 「休石」 が設けられています。
クマはナップザックの中にいて、疲れてもいないくせに
おすわりしていました。
「亀山社中記念館」 は思った以上に小さい建物でした。
部屋は10畳・8畳・3畳の3つで、廊下もありましたが、
そちらは改装の際、新たに造られたものだと記念館の方が
教えてくれました。
(http://www.city.nagasaki.lg.jp/kameyama/index2.html)
こちらに訪れる人は、結構コアなファンが多いらしく、
ある程度、龍馬についての基本がわかっている人に
ちょうど良いレベルの情報を提供してくれます。
龍馬の時代から残っているものは何かも説明してくれました。
庭の池を撮影しようと思いましたが、それは当時あったのか
どうかは怪しいと言われました。
小さな庭からは、長崎の港が見下ろせ、グラバー園のある
大浦の方まで見渡すことができます。うーむ、感慨深い。
(窓側の鴨居の上には隊士たちの名前が並ぶ)
10畳の部屋の床の間については、以前に改装した際、
龍馬の時代の設計図が出てきて、現在の場所にあったことが
わかったので移動したそうです。
龍馬の羽織やブーツ、刀などの展示品は全て複製。
複製品が多いのは、古い建物だし、セキュリティ的にも
致し方ありません。
改装前は床の間があったという場所には、現在、龍馬の
写真の中でも有名なやつがぶら下がっており、畳には
手持ち用の刀も置いてある写真コーナーです。
龍馬と同じように台に肘をついて写真が撮れますが、
クマすわってるし…。
台の高さも忠実に再現したのか確認しましたが、そこは
微妙なようでした。龍馬の身長的にはもっと高めでは。
私の他にも九州を自転車で回っているという大学生が
見学に来ていたので、そちらの人には、当時の撮影は
時間がかかったことなど話していて、私もおしろいとか
塗って顔を鮮明にしていたんですよね〜みたいな雑談を
してきました。
写真コーナーの横はもう一つの部屋への入り口になって
いて、奥の部屋には屋根裏部屋がありました。
龍馬の書簡の複製の展示や、長崎での活動についての
説明、そして土間の跡はガラス張りになっており、
リニューアル工事の時に出土した物(本物)を、
床のガラス越しに見ることができます。
屋根裏への梯子は上ってOKで、隊士たちや火鉢が置いて
あって、「亀山社中記念館」 の中では一番リアリティが
感じられました。脱藩者でお尋ね者だし、武器商人みたいな
(“みたい” じゃないけど)ことをやっていたわけなので、
屋根裏に潜伏したこともあるかもしれません。
天井までが近く、180センチ近かった龍馬だったら
かがんでしか歩けなさそう。
こちらの屋根裏を見ていたら、福山にあるという龍馬の
潜伏先にも行きたくなってしまいました。
そうすれば、ほとんどクリアなはず。
で、ネットで 「龍馬 福山」 で検索したら、出ねえ!
福山雅治さんの名前しか上位に出ねえ!
やむなく 「いろは丸 潜伏先」 で調べたら、やっと
福山市鞆の浦の 「いろは丸展示館」 が出ました。
そちらに行くと、いかにも潜伏していたという雰囲気を
醸している蔵の展示館になっていると、龍馬ファンの
友人が言っていました。
(http://www.tomonoura.jp/tomo/irohamaru.html)
(二曳旗は、本物の 「海援隊」 の旗です)
入り口近くは、龍馬関係の本や展示館グッズが売られて
いて、さらには受付の後ろはこちらに来館した有名人の
色紙も飾られていました。福山雅治さんはもちろん、
『龍馬伝』 で海援隊隊士だった要潤さん、そして、
龍馬関係の施設には必ずと言っていいほど登場する
武田鉄矢先生は、記念館の名誉館長として目立つ場所に、
サインを入れた二曳旗でドドーンと。もう何も言うまい。
「亀山社中記念館」 を出て、そこからすぐの場所に
ある 「龍馬のブーツ」 像の所で、港を見下ろしながら、
自販機の飲み物を飲んでいたら、「新大工町」 から
坂を上がってきたというご夫婦や、最近なぜか急に
龍馬ファンになったという埼玉の方とお話ししました。
山の中だし、人は少ないし、坂道をひと休みしたいし、
どうせここに来るのは歴史好きだし…ということも
あってか、誰もが何となく会話してしまうのでした。
「龍馬のブーツ」 像は、ブーツに足を突っ込んで、
舵を持って撮影してよいという、新しいスタイルの
体感型オブジェだと説明が誇らしげに書かれていました。
港の方に向かって、龍馬な気分を味わえます。
向かいの山には、諏訪神社の社殿も見えます。
長崎でも屈指のパワスポなので、晴れたら行こうと
思っていたのですが、ジリジリする暑さと勾配を
見たら、ちょっと逡巡するものが…。
どちらにせよ、500円で路面電車乗りまくりできる
乗車券を買っていたので、「新大工町」 まで
下りるしかありませんでした。
(http://www.osuwasan.jp/)
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