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    • 2023.07.11 Tuesday
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    『軍艦島』 西側は船上から

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      ホントは、長崎グルメ系でカステラの 『松翁軒』 とか、

      オレンジ色のカレーとか、食べるミルクセーキとかを

      書こうかと思っていましたが、そうするといつまでたっても

      大量に撮影した 『軍艦島』 を後回しにして、機を逃しそうな

      気がしてきたので、頑張って写真整理することにしました。

       

      ちょうど、台風が来ていて、あの時と同じような気分で

      書けそうだし、いいかもしれません。

       

       

      常盤ターミナル前で、曇天を見上げつつ、出航するか
      はっきりしないまま、待っている間に突然の豪雨。
      優先乗船メンバーが並んでいた所は屋根がなかったので、
      傘をさしましたが全く役に立たず、短時間で下着や
      靴の中までびしょ濡れに。

       

      ようやく、出航が決まったものの、雨避けではなく
      体温がこれ以上逃げないように雨合羽装備。
      アウトドア用にいろいろある中で、一応、ハイキング
      レベルの頑丈さを持つ装備にしたのは正解でした。
      もともと長期予報でも雨予報だったしね。

       

      優先15番目だったので、ライフジャケットがすぐに
      取り出せて、写真も撮りやすい最前列の席を選びました。

       

      とにかく、船内は大波と大揺れで阿鼻叫喚の坩堝と化し、
      その中でもきっちり説明してくれたクルーの方々には
      感謝です。湾内の世界遺産であるジャイアント・
      カンチレバークレーン、伊王島灯台と原爆のことや
      長崎の各島に住む潜伏キリシタンのこと、炭鉱が閉山
      した後に地盤沈下して今は小さな岩場が3つくらい
      残っている横島のことなど、情報満載でした。

       

      説明してくださった方も、「軍艦島」 ではないけれど、
      子供の頃、炭鉱の島で生活していたそうで、お話しに
      リアリティがありました。

       

      で、そうしている内にも、中ノ島の後ろに 「軍艦島」
      を船で例えると船尾部分が見えてきたので、一応、
      それとなく 「見えた!」 と言ったのですが、イマイチ
      周囲は盛り上がらず…。

       

       

      船はまず軍艦ぽく見える西側へと向かいます。
      西側は立ち入り禁止なので、船上で撮影するしか
      ありません。まずは左舷の人たちが見学してから、
      船はUターンして今度は右舷の人たちが見学という
      流れです。Uターンの時もスリリングでした。

       

       

      「軍艦島」 は南北約480メートルの島で、1916年に
      日本初の鉄筋アパートが建てられました。
      西側は、そんな鉄筋造りの坑員の社宅が並んでいます。
      映画館やパチンコ屋、遊郭のようなものまであったそう。
      灯台下の横に長いのが31号棟です。

       

       

      島最大の65号棟には300所帯。日本の経済成長期と
      なる1960年代には、5300人近い人がこの小さな島に
      暮らしていたのです。 階級の高い人は島の高い所に
      住むことができ、一般の住民の憧れだったそうです。
      この辺りは坑夫が済む 「日給アパート」。

       

      職員は月給制で、坑夫は日給。それでも命がけの
      仕事だけに収入はよく、いち早くテレビや冷蔵庫が
      手に入れられる生活ができたとか。

       

      (三角屋根が端島神社跡)

       

      高い所には端島神社もあり、今もその名残として
      小さな屋根が見えます。
      中の神様は現在、「軍艦島デシタルミュージアム」
      の方にいらっしゃるようで、神社がありました。
      http://gdm.nagasaki.jp/

       

      (当時としては斬新だったであろう空中廊下)

       

      6本の柱のように見えるのは、トイレの下水道。
      そのまま、海へダイレクトインのトイレだったので
      周辺の魚は肥えていたとか。ジョークなのか、
      実話なのか、わからない説明でした(笑)。

       

      連射していたので、何とか右の方に空中廊下を
      入れることができました。

       

       

      島の西側を見たら、少し北へと進み、再び方向転換。
      最初に 「軍艦島」 が見えた角度です。

       

      左の平らな部分が運動場、右の建物が病院、白っぽい
      のが端島小中学校、屋上に保育園があったのも
      この北側エリアです。

       

       

      そのほか、島内には牢屋もあったそうですが、閉山
      まで一度も使用されなかったそうです。
      ただし、一つだけなかったのが火葬場。火葬は
      他の島まで運んで行っていたという話にさしかかる頃、
      船は島の東側にある 「貯炭ベルトコンベア」 の
      四角いアーチを過ぎ、ついにドルフィン桟橋へ。

       

       

      着岸できるか微妙らしく、やってみてダメなら戻るという

      フレキシブル対応で、船長さんの腕のおかげで大波の中、

      なんとか着岸。

       

      「絶対に止まってはいけない」 という注意を受けてから

      ガッタンゴットン揺れる板を渡り、トンネルを抜けると

      まさにそこは嵐にさらされたおどろおどろしい廃墟が

      広がっていました。

      船からの画像は多少明るく補正しましたが、実際に見た

      風景はこんな感じです。

       

      (どよよ〜ん!)

       

      【関連記事】
      ◇本日天気最悪なれども波負かし、軍艦島上陸!
      http://nureinmal.jugem.jp/?eid=3289


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