生きる強さのヒントにもなる名作 『海街diary 群青』

2012.12.11 Tuesday 23:58
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    吉田秋生さんの 『海街diary』 シリーズ新刊 『群青』 を
    読みつつ、バイト先に向かいました。
    鎌倉が舞台の、4人の異母姉妹の人間模様なのですが、
    それぞれの周辺環境や心理描写が詳細に描かれており、
    もはや漫画の域を超えている作品だと思います。

    吉田秋生さんの作品は 『カリフォルニア物語』 から始まって、
    『吉祥天女』 や 『BANANA FISH』 など、舞台も内容も多彩。
    登場人物の心の明暗を見事に描ききっているため、時には
    シビアな場面も少なくありませんが、小説を読んでいるような
    錯覚をもおぼえる作品群です。

    短編も多種多様で、ただどの作品も心の襞に歪んでいる
    葛藤やトラウマに光を当てて、生きることから “逃げない”
    人たちが悩みつつも生き抜いていく真摯な姿が印象的。

    自分自身、悩んでいることのヒントになるセリフや生き様を
    提示してくれる作品でもあります。

    『BANANA FISH』 のようなアメリカを舞台した非合法かつ
    サバイバルな作品を読んだ後に、一般的な生活観のある
    『海街diary』 がスタートした時は、ほのぼの路線かとも
    思われたのですが、さにあらず!

    『群青』 は人の生死について、スポットを当てた作品で、
    三女の千佳ちゃんや、母親違いの四女のサッカーチーム
    仲間・将志くんが多少の息抜きになってくれる立ち位置ですが、
    長女が看護師で、次女が相続などの相談に乗る金融系OLで
    あることから、人の生き死にを考えさせられる内容でした。

    また、将来を嘱望されたサッカー選手だった少年が、病気で
    右足を失い、そこから再生していく強さには胸を打たれました。
    ジャンルは一応、少女マンガということになるのでしょうが、
    実写映画化熱烈希望の名作だと思います。

    自分自身も年を重ね、失っていくものが多い中で、どのように
    現状を受け入れ、前に進んでいけるかのヒントにもなる作品です。

    category:漫画 | by:まるたん | - | - | -

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