『四月になれば彼女は』 の言葉に胸を打たれました

2014.07.10 Thursday 23:42
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    吉田秋生さんの 「海街diary」 シリーズ第6巻となる
    『四月になれば彼女は』(小学館刊)が発売されました。

    鎌倉に住む四姉妹の日常を描いた作品で、長女が看護師、
    次女が金融に勤めている設定なので、人の死や、それに
    まつわるお金の問題など、平凡な日常生活がテーマで
    ありながらもシビアな問題が提示されています。

    四姉妹の四女・すずちゃんは、腹違いの妹なので、
    6巻では三姉妹とは地のつながらないすずちゃんの
    家の出来事にもふれられており、遺産分けに関する
    横溝ワールドのような展開も(笑)。

    そして、新たな登場人物である、すずちゃんの従兄弟・
    直ちゃんがなかなか面白いキャラ。
    方向音痴である割にはアクティブに知らない街を歩き、
    迷うことすら楽しめる一種のポジティブなお人柄。
    そんな彼が、子供の頃に憧れた地図にない場所を
    見つけるまでのエピソードも爽やかです。

    そして、タイトルの 『四月になれば彼女は』 は、
    いよいよ、すずちゃんも中学卒業が近づき、女子
    サッカーの強い高校からのオファーもあり、自分の
    進路に悩むお年頃であることから。

    タイトルは、もしかしてサイモン&ガーファンクルの
    「サウンド・オブ・サイレンス」 に入っている曲
    から取ったのかなと思ったら、それらしいことが
    書いてありました。私がサイモン&ガーファンクルを
    聞くキッカケとなったのも吉田秋生さんの
    『カリフォルニア物語』 だったような覚えが…。

    本書の中で語られる、時間と選択肢があるからこそ
    悩めるのであって、時間と選択肢がない人には悩む
    余地もないという言葉がずっしりきました。

    そして、この「海街diary」 シリーズは、『そして
    父になる』 などの是枝裕和監督によって実写映画化
    されるとのこと。リアリティある平凡だけれど、
    気づきが得られる名作だけに、映画化が楽しみです。

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    category:漫画 | by:まるたん | - | - | -

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    2017.09.20 Wednesday 23:42
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