長回し&ドラム&幻聴が印象的な 『バードマン』

2015.05.21 Thursday 23:55
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    友人の意向を優先して 『セッション』 を観に行ったので、
    『バードマン〜あるいは「無知がもたらす予期せぬ奇跡」』 は
    ひとりで観てきました。

    過去に 『バードマン』 というアメコミ映画で有名になった
    ものの近年はヒットにも恵まれず、一念発起して舞台俳優と
    して脚色や演出も手掛けた主人公の葛藤や、過去の栄光を
    ささやく “バードマン” の幻聴に、観ている側も周囲の
    人たちの心ない言葉にもやもやさせられる展開でした。

    主役は、『バットマン』 シリーズのマイケル・キートンと
    いうところが、なんともブラックなキャスティング。
    セリフにもかなり風刺的な要素が散りばめられていました。

    “俳優” としての自分を全うしたいと思うものの、演劇界の
    評論家や共演者から舞台俳優より格下の “映画俳優” と
    差別され、娘との意思の疎通も問題を抱え、恋人にも愛想を
    つかされ、舞台のプレビューもイマイチと八方塞がりの
    主人公がどこまで追い詰められていくのだろうかと、
    ハラハラさせられました。
    ブロードウェイ(舞台)の役者がハリウッド(映画)を
    見下している映画を作ること自体、ブラックです。

    映像が長回しの場面に限って、ドラムの音が入るせいか、
    臨場感と共に、観ている側の心境も狂わされていくような
    恐ろしさも感じられる映画でした。
    “バードマン” の幻聴もこれでもかこれでもかというくらい
    繰り返され、主人公の焦燥を共有できる気がしました。

    そして、注目の舞台の評価もこれまた皮肉な内容。
    とはいえ、ラストで主人公の娘の窓を外への目線が意味深で
    印象的でした。決して、ハッピーなラストとは言えないのに、
    なぜか心温まる気がしてしまったのは私だけでしょうか。

    “予期せぬ” 婆さん

    ただ、今回は作品のサブタイトルの如く “予期せぬ”
    出来事が映画鑑賞中に起きてしまい、集中力を欠きました。
    最初は、始まってすぐ、通路側に座っていた私に
    お婆さんが席の場所を聞いてきたので、暗い中見てみたら
    同じ列の5人くらい先。ストーリーが始まっているのに
    前を通って奥へ行ったかと思ったら、少し経って今度は
    「チケットの席だと前の人の頭で見えないから」 と
    かなり大きい声で説明され、空いていた私の隣に!

    さらに、補聴器を使っていたのが取れたのか、途中から
    キーンキーンという音が続き、注意すべきか考えつつ
    無視して観ようと思ったら、お婆さんの右に座っていた
    人が 「音がうるさいです」 と注意してくれました。
    我が家のわがまま老人に抑圧されているせいか、無法な
    老人の行動に注意ができない私です。

    その後は15分くらいおとなしく見ていましたが、結局、
    途中で席を立ち、戻ってきませんでした。
    もっと、スーパーヒーローな勧善懲悪作品を期待して
    来たのかも。『王妃の館』 にすれば良かったろうに…。
    そちらのイライラもあって、映画の主人公とイライラ感を
    共有できたのかもしれません(笑)。
    category:映画 | by:まるたん | - | - | -

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