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- 2023.07.11 Tuesday
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前売り券を持って、上映2時間前に行ったにもかかわらず、
『インフェルノ』 の席が取れず、他の映画館に行くと、
上映時間的に友人の夜の予定とかぶってしまうので、
別の映画を見ることに。
『疾風ロンド』 は原作的にも、さらにそれを映画っぽく
エンターテインメントにされているようなので、あまり
気が進まず、私が行きたかった 『この世界の片隅に』 は
友人から 「暗そうだからヤダ」 と言われ、『DEATH NOTE』
はつきあってはくれそうでしたが、また借りを作ることに
なりそうで、結局無難にこれまで全く観る予定がなかった
『ボクの妻と結婚してください。』 で軟着陸。
時間も、『インフェルノ』 を観るより、早い時間での
始まりだったので、というよりすでに予告が始まって
いる時間だったので、即決めで行きました。
(http://bokutsuma-movie.com/)
織田裕二さん演じる放送作家の男が、余命半年を言い渡され、
単に家族と一緒に過ごすのではなく、家族の未来の喜びを
残していこうと奮闘する作品で、結構笑えるシーンも。
闘病的な展開ではなく、家族愛をテーマにしているのの、
鑑賞後もほのぼのとした感じでした。
カメラワークも、病気が進行したシーンや、主人公が死ぬ
シーンを、周りの反応で表現しているからかもしれません。
さりげに病気が進行した時に見える、主人公の結婚指輪が
ズレていて、痩せたのだということを表現していたり、
細やかな演出です。
自分が死んだ後の家族を幸せにしてくれる “夫選び” の
ため、結婚相談所に妻のプロフィールを勝手に登録して、
放送作家の仕事もやめ、自ら結婚相談所の職員のふりを
して、家族の未来を託せる男性を探す奇想天外な話。
作中で、プロデューサーが、主人公の放送作家として
手掛けた番組は “ドタバタした後にも心にじんわり来る”
スタイルだと言うシーンがありましたが、まさに
そういう作品です。
元・リサーチャーで今は結婚相談所の社長を高島礼子さん、
彼の妻が吉田羊さんと、「女優でこの作品選んだ?」 と
言われたくらい、おふたりとも好きな女優さんです。
高校時代からの友達だけに、ワシの好みを熟知しておる!
クールな印象の吉田羊さんが、何やらかわいらしく見え、
そこも新鮮でした。
また、主人公が結婚相談所に登録した男性の中から
ロックオンした男性が原田泰造さん。
実は、本人はとくに結婚を考えてはおらず、家族が
勝手に登録したと知り、彼に結婚の良さを熱く語り、
妻とお見合いさせようと奮闘する主人公。
作品のラストやエンドロールなど含め、独身者にも
「結婚生活っていいかも?」 と思わせてくれる
作品でもありました。
大どんでん返しはありませんが、それなりのオチも
あり、心温まる展開で冬でもほっこりできます。