『ケルン市警 オド』 はストーリー以外の面白さも

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    日常がバタバタなので、映画に行ったり、天候に
    振り回されるエリア散策取材は今のところ受注
    できない状況にあるので、本や漫画を読むことで
    多少なりとも気分転換しています。

     

    ちょっと前に刊行されていたようですが、見落としていた
    『ケルン市警 オド』(青池保子著、秋田書店刊)を
    見つけたので、さっそく読んでみました。

     

    『修道士ファルコ』 の相棒役で、つねに冷静では
    あるものの、僧院に絡む時間では、そのロジカルな
    推理力で問題を解決してきたオドの俗人時代の
    ストーリーで、中世ドイツを舞台にした作品。

     

    ファルコが 『相棒』 で言うところの亀山くんなら、
    オドは右京さん的存在で、スペイン生まれのファルコが
    火の星座なら、オドは思考力に優れた地の星座と
    思われる名コンビで、脇役ながら魅力的な存在でした。

     

    本作でも、ケルンの名士である鉄鋼商の使用人失踪
    という事件を、ある理由から押し付けられたものの、
    調査を続けるにつけ、命を狙われたり、その使用人が
    実は主人に言いつかった僧院に辿り着いていなかった
    事実をつきとめ、その背景にある僧院設立時の歴史を
    解明していくという、推理的な面白さもさることながら、
    中世の生活感や、町の様子など、詳細に調べて描かれた
    作品であることも魅力となっています。

     

    たとえば、物乞い溢れる町中の治安や、当時の刑罰、
    庶民の食生活まで、アシスタントさんの作業かとは
    思われますが、さりげない背景の描写を見るだけでも
    歴史ロマンとしての面白さを見い出せる作品です。

     

    今後、堅苦しいまでの完璧主義を貫くオドが、
    なにをキッカケで修道士になったのが気になるところ。
    本作でも、薬草を研究している、おどろおどろしい
    僧院の中では良心のある修道士との出会いもあり、
    今後の展開が楽しみです。


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      • 2018.04.18 Wednesday
      • -
      • 04:26
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      • by スポンサードリンク


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