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    • 2023.07.11 Tuesday
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    「ぎゃふん」 の語源に 「ぎゃふん」

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      いよいよ月末のアルバイトシーズンに突入というのに
      朝までにアップしないといけない原稿がなかなか進まず、
      面倒くさくなってきてますが、とにかく仕上げなくてはと必至。
      しかし、『坂の上の雲』 はリアルタイムで観たいと思い、
      またも原稿制作そっちのけで観てしまいました。

      「うーん、司馬遼太郎作品には菜の花が似合う」 とか言いながら
      観ていたのですが、後半、阿部寛さんが出てきたあたりで
      突然、私の頭の中に 「阿部寛 → 上杉謙信 → 義」 という
      『天地人』 のバグが発生してしまい、「そういえば 『ギャフン』 て
      “義” から派生した言葉だった気がする」 と脳内回路暴走。
      ドラマが終わるまで、それが気になってやや集中を欠く状態と
      なってしまいました。

      それでなくても、阿部寛さんについては、すでに私の脳内に
      「阿部寛 → トリック → バラバラ死体 → エントロピー」 という
      しょうもない回路ができてしまっているというのに、これ以上、
      ヘンな回路をつくってはならじと、早速、ネットで調べたところ、
      私がこれまで信じていた「ぎゃふん」 説は信憑性が低い説であることが
      あっさりとわかりました。やや、ショック。
      私が何かで読んで、これまでずっと信じていたのは下記の説です。

      1837年に大塩平八郎が捕らえられた時に、逢坂奉行の町田某に対して
      「義や噴なり、悔しきかな」 と訴えたことから 「義や噴なり」 が
      転じて 「ぎゃふん」 になった――。

      まあ、大塩平八郎が言ったという部分は忘れていたんですが…。

      ネット情報によると、それ以前から 「ぎゃふん」 は現在と同じ
      “驚き&納得” という意味の 「ぎょふん」 というカタチで
      使われていたそうです。
      「ぎょ」 が驚き、「ふん」 が 「ふむ」 という承諾を意味を持つ
      感動詞であることを考えれば、文法的にも納得…。
      まさに自ら 「ぎゃふん」 と言わざるを得ない説明だったのでした。

      それにしても、ちょっとニュアンスは異なりますが、現代の人が
      「ガーン!」 と言うみたいに、江戸時代の人は実際に 「ぎょふん!」
      と言っていたのでしょうか。
      前々から 「ぎゃふんと言わせる」 といっても、言ってる人を
      見たことも、実際に言わせたこともないんですよね。

      ということで、一つの謎が解けたのを良しとして、脳内追跡回路遮断。
      8000字の原稿をとにかく朝までに仕上げなくては!
      ちなみに、私の脳は 「原稿用紙20枚」 と言われたらダメですが、
      「8000文字」 と言うとなぜか大丈夫と判断して、これまでも
      仕上げてくれているので、今回もきっと何とかなるのでしょう。
      間違った情報もインプットされてしまう分、騙すのも簡単な脳です。


      『坂の上の雲』 がドラマ化されなかった訳

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        『坂の上の雲』 に熱い期待を寄せている私ですが、
        予算的な問題でNHKがこれまで大河ドラマで取り上げなかったのかと
        思っていたら、『週刊文春』 の12月3日号を読んでいたら、
        ドラマ化されることで、戦争賛美になったり、国威発揚と取られる
        のではないかと、司馬遼太郎さんが危惧されたためと知りました。
        今さらながら、司馬遼太郎さんの “ジャーナリストのモラル” に
        頭が下がると同時に、自分の考えの浅薄さにげんなりです。

        幕末、攘夷からスタートした勤皇の志士たちが、明治という
        新しい国家を創り上げていっただけに、富国強兵というスローガンは
        外せないものだったとはいえ、それが日清、日露戦争、そして
        太平洋戦争へとつながっていったのは周知の事実。
        江戸末期に徳川幕府が結んだ不平等条約がある程度解消されたのも、
        1945年以降だということを考えれば、戦争を正当化する気は
        ありませんが、日本の近代化に富国強兵は必要悪でもあった気もします。

        『週刊文春』 の記事によると、司馬遼太郎さんはこの作品で
        明治という庶民にとっても “重い時代” を書くことで、その庶民の
        悲鳴のようなものを暗さでとらえるか、それとも近代国家・国民国家
        を成立せざるを得ないことを無邪気に信仰していたととらえるか、
        その無邪気な明るさを正岡子規、秋山兄弟を通じて表現したいと
        考えていたそうです。

        そういった意味では、政権交代が行われた今、このドラマを放映する
        のはタイムリーだと思います。
        ただ、司馬遼太郎さんのいう “無邪気さ” は情報過多の現代社会
        にはもう期待すべくもなく、その上でこの時代を乗り越えていく
        ナショナリズムをどう喚起していくかは難しいところ。
        自分自身、今の時代、国民として自立するにはどうすれば良いのか、
        時々考えてしまいますが、その前に経済的な自立に四苦八苦していて
        大局的に “時代と自分” を考えなくなっている気がします。

        私も
        若い頃にかなり感動した 『坂の上の雲』 を観て、
        まずは空を見上げる気持ちからスタートしようと考えています。


        『しろくまカフェ』 でロハス気分

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          最近、ハマっているのが、ヒガ アロハさんの
          『しろくまカフェ』(小学館刊)。

          しっかり者の 「しろくまカフェ」 のマスター・シロクマくん。
          ちょっとダジャレ&ダジャレに合わせたコスプレが好きなところも
          御愛嬌です。

          そして、その 「しろくまカフェ」 の常連客がお隣に住む
          パンダくん。ちょっと面倒くさがり屋ですが、動物園でパンダの
          バイトをしているジャイアントパンダです。
          「しろくまカフェ」 ではいつも 「竹大盛り&コーヒー」 を
          オーダーします。

          シロクマくんとスノボに行けば、雪山に着いた途端にリフトで転倒。
          シロクマくんが滑っている脇で、道端の冷えた笹を食べてたのに
          「スノボって楽しいね」 なんて言ってしまうのんびり屋さんです。

          そして、もう一羽のレギュラーは皇帝ペンギンさん。
          「リラックマ」 のキイロイトリさんのようにしっかり者。
          ただし、体の模様が似ているキングペンギンとはち合わせた時は
          ちょっと性格が変わります。

          そして、準レギュラーとして登場したのが、シロクマくんの
          子どもの頃からの友達でグリズリーくん。
          彼はバーをやっていますが、ヘルシーなメニューは一切ないのが自慢。
          昔は愛車のハーレーで北米を横断したりしていたというワイルドな奴。
          このストーリーの中で一番しっかりしているクマかもしれません。

          パンダくんはおかあさんに 「ゴロゴロしていちゃダメ」 と言われれば
          家で道具一式を持って 「しろくまカフェ」 に来るし、それでも
          ご飯の時間になればお家へ帰るという甘えんぼさん。

          このズルズルとした“やまなし・おちなし”ストーリーの良さは
          かなり各動物のキャラクターがデフォルメされたものではなくて
          リアルなことにあると思います。
          パンダくんが無邪気に笑っている顔を見るだけで幸せな気分。

          シロクマくんが 「トム・ヤム・クン・スープ」 と言えば
          「遠山くんのスープ?」と勘違いしてしまうパンダくんの
          未来に幸あれ!


          千里走る “虎” の風水グッズ

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            証券会社に勤めていた頃、覚えた言葉で 「辰巳天井、午下がり、
            未辛抱、申酉騒ぐ、戌笑い、亥固まる、子は繁盛、牛つまずき、
            寅千里走り、卯跳ねる」 という相場の流れを表すことわざがあります。

            そして、2010年はその 「寅千里走り」 の年に入るのです。
            すでに塩漬け株からすっかり化石株に変貌しつつある私の株も
            何とか動くようになるといいなと思っています。

            そんな寅年の運気をググッと引きつけて離さないのが、タイの虎
            「ピーカンソン」というお守りです。
            虎がつかんでいる宝珠に、宝を守るタイ語の呪術が彫られていて、
            お金や恋、幸福をつかんで離さずに守ってくれるお守りだそうです。
            何だか干支彫りを買うよりは、そちらのほうがご利益ありそう。
            寅年に向けて、新たなラッキーアイテムを物色しております。


            副都心・大宮の新たな文化を食に見た!

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              今日は久々の大都市・大宮の取材でした。
              高田馬場で山手線に乗ろうと思ったら外回りにチョコ電が
              停まっていて、何だか幸先良い感じがしました。
              今日のチョコ電は外回り、10時28分高田馬場着でした。

              大宮は、毎週長野に 「DTPエキスパート認証試験クラス」 を
              教えに行っていた時に使っていましたが、駅からは出たことが
              なかったので、その広さにお上りさん状態。

              少量多品種のパン屋さん

              駅から2キロ離れたパン屋さんへと、重い機材を担いで
              トボトボ歩いて行きました。
              しかし、取材先の店舗は 「少量多品種」 をモットーとしている
              お店だったので、写真撮影は正に宝の箱。
              ケーキっぽいパンなども多数あって、楽しく取材・撮影できました。
              サイトに紹介されていた“ジョニーさん”の謎も解けて大満足です。
              http://gpado.jp/shuto/saitama/11103/190/1110-00000983-000/shop_top/

              幼稚園が近いというのでかわいいパンあり、また周辺の会社の
              方が召し上がる用の超ボリューミーなパンあり、そして
              ちょっとケーキ感覚で食べられるおしゃれなパンもあり、
              さらには天然酵母などの本格パンもあり。
              撮影素材に全く困らず、ありがたかったです。

              来店された方も 「◎◎パンはもう品切れなのね〜」 と
              勝手知ったる様子。
              一期一会な感覚が楽しいのかもしれません。

              そして、自宅で撮影用のパンをオススメいただいたところ
              どれもおしゃれで家に持っていくには壊れそう。
              そこで、100円ショップで皿を買って、ソニックシティあたりで
              撮影してしまえと100円ショップや雑貨屋さんを探しましたが、
              あたりに影も見えません。

              今までで最高に 『スタバ』 に感謝した日

              そんな時、目に飛び込んで来たのが、日頃一切行かない 『スタバ』。
              喫煙者用の外のテーブルが充実していました。
              店内ででっかいクッキーを買って皿を確保し、そこにパンを載せて
              バシバシ撮影。『スタバ』 は横断歩道の傍にあるために、
              道行く人が怪訝そうに私を見ているのも背にビシビシ感じましたが、
              自宅に帰ってからでは自然光で撮れないし、明日は大宮の取材の
              続きがあるので、そんなことを恥ずかしいとか言っていられねえよ!
              という勢いで撮影を終えました。

              自分たちのご褒美やデートに最適  『Vario(ヴァーリオ)』

              駅の東側にあるイタリアレストラン 『Vario(ヴァーリオ)』 さんにも
              うかがいました。
              こちらもまた店内に高級感が漂うデートにもいい雰囲気で、
              ちょっと映画のムード。
              値段が一見高いようにも思えますが、ボリューム満点なので、
              2人で1皿取れば逆に安いくらい。実際、女性のお客さんだと
              そういう楽しみ方をされているようです。

              素材の味を活かした料理法や、ふんだんに使われている野菜で、
              量はたっぷりあるけれど、ハーブの使い方もイタリアンならではの
              巧みな調理法で、一皿一皿がシェフの描いた絵のようでステキでした。
              お皿も白を基調としたシンプルな物で、料理の鮮度が映えてました。
              http://oomiya-vario.com/top.html

              たいして撮影がうまいとは言えない私が、上記サイトと同じような
              アバンギャルドな雰囲気までも撮影することができて、
              編集からの評価もGOODでした。
              カウンターの横とかに細い2人だけの小部屋があったりするので、
              デートには最適だと思います。
              私はデートはいいので、今日いただいたランチメニューのパスタを
              もっと温かいうちに思う存分食べたいと思いました。
              撮影を先にやっていたために、麺が固まってしまって残念です。

              間違いなく 『Vario』 は空間の演出最高、料理も最高のお店。
              そして、サービスも行き届いています。
              奇を衒っておらず、基本に忠実ながらもオリジナル。
              そんなさりげな演出をする中山シェフ(の味)に惚れちゃいました!
              今回の大宮の名店候補は編集部と練りに練って決めた店舗だけに
              群を抜いて美味しい店ばかり。大宮グルメはオススメです。


              ベストセラーなのに意外と感銘を受けなかった本

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                最近、書店でも 「東大生・京大生が一番読んだ本」 という煽りを
                つけて平積みになっているベストセラーに、外山滋比古さんの
                『思考の整理学』(筑摩書房刊)があります。

                私も6月頃に読んではいたのですが、何だか 「ピン!」 とくる
                ことや 「なぁるほどー」 と思わせてくれるような “何か” がなくて
                それほど感銘を受けることがありませんでした。
                そのため、ブログにも書かず、放置プレーだったのですが、一応。

                文系の学生さんの卒論テーマを決めるためのアドバイスのカタチで、
                何かを考える際に切り口を見つけたり、また思考を多少の時間
                放っておいて熟成させるといった、何かを考え、新しい発想を
                生み出すための方法が述べられています。

                その方法についても、とくに奇をてらった物ではなく、ロジカルな
                文章で学生さんにもわかりやすい比喩を使って説明されています。

                それにしてもベストセラーになるなんて。
                それは単に東大生や京大生が読むような本を自分も読んで、ある程度
                そのロジカルシンキングやアイディア発想の極意を同じように身に付けたい
                とか、東大生や京大生が卒論を書く上でどんな段階で悩みが生じるのか
                といったことを知りたいのでしたら問題がないのですが、ビジネスに
                この発想法を活かしたいという方にはちょっと物足りない気がします。

                なぜならいくらアイディアが湧こうとも、ビジネスの場合は先方の都合や
                予算、力関係などなど、純粋にアイディアの質だけで勝負できることが
                多くはないからです。

                ただ、分析力はあるのだけれど、そこからの展開に持っていくプロセスが
                ちょっと苦手という方には、そのロジックが丁寧に説明してあるので
                役立つ内容だと思います。

                とはいえ、本を買ったら何かを必ず得たいと考える私は、この本のお宝は
                「セレンディピティ」についての一考察に雑学的な面白さがありました。

                思考を整理するということは、本を読んでできるようになるものでは
                ないと思うので、そういう趣旨であればワークショップ的な展開で
                読みながら考えさせる形にするとか、実践に役立つような編集を行う
                必要があるのではないかと思いました。

                それであれは『東大合格生のノートはどうして美しいのか』(太田あや著)
                のような実際のノートのワードを見て、どこが整理されているのか、
                後で見なおした時の効率よさにつながっているのかなど、いろいろ自らで
                考えることができる分、思考力が自分の力になると感じました。


                『イエスの遺伝子』 の映画化はいつ?

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                  『イエスの遺伝子』(マイクル・コーディ著、徳間書店刊)の
                  映画化権は以前ディズニーが獲得したと思うのですが、なかなか
                  映画化されなくて残念です。

                  『イエスの遺伝子』 は、単行本で買って、文庫化された時に改めて
                  文庫本を買い直したほど、気に行っている作品。
                  映画もディズニーがつくってくれるなら、「ブラザーフッド」 という
                  テロ集団が出てきても、『ナショナル・トレジャー』 的に、
                  あまりえげつなくせず、きれいにまとめてくれるのではないかと期待
                  していたのですが、2009年の年末はどうやら 『クリスマスキャロル』
                  で終了! って感じですね。

                  『イエスの遺伝子』 のストーリーを簡単に説明すると、
                  遺伝子学者であるトム・カーターは、人間の設計図とも言える
                  遺伝子の解読装置を発明したことから、「ブラザーフッド」 という
                  狂信的なテロ集団に命を狙われるようになり、最愛の妻オリヴィアを
                  失うことになってしまいました。
                  そのオリヴィアの死から、彼女が悪性の脳腫瘍に冒されていたことも
                  わかり、トムは一人娘のホリーの遺伝子解読を行ったところ、
                  発病後の余命1年という最悪な事態となっていました。

                  トムは化学の力を信じ、運命に逆らうように、娘の命を救うための
                  さまざまな手段を探します。
                  そして行きついたのが、奇跡の治癒能力を持つイエス・キリストの
                  遺伝子を手に入れることだったのです。
                  そのため、再び 「ブラザーフッド」 との凌ぎを削る攻防があり、
                  ある女性がその遺伝子を受け継いでいることが判明しますが、
                  その女性は自分は死なないと信じて死んでいくのですが、はたして!

                  イエスの遺伝子がどういった効果を発揮するかもラストで判明し、
                  その性質がとても心温まる設定。
                  最後に死んだ娘をトムが抱きしめた後の奇跡は感動的です。
                  死なないこと、治癒能力を持つこと自体が、神の術なのではなく、
                  隣人を愛する気持ちこそが奇跡を起こすのだと実感させてくれる作品です。

                  映像にしたらきっと最後の手術室のシーンの光が天の国のような
                  雰囲気になって美しいのではないかと思うのですが…。
                  映画化をひたすら待ち望んでいる 『イエスの遺伝子』 の一ファンです。


                  あなたの 「タレント度」 は何タラントン?

                  0

                    「タレント」 の語源はお金の単位の 「タラントン」 です。
                    現在「タレント」 は 「才能」 を表す英語ですが、これは神様から
                    与えられるものだという考えがあります。

                    そのストーリーは、日本でも意外と有名な逸話となっています。
                    ある人が、3人の召使いにそれぞれ5タラントン、2タラントン、
                    1タラントンを与えて旅に出ました。

                    そうしたところ、5タラントン預けられた者は商売をして
                    さらに5タラントン儲けました。
                    2タラントンの者もまた2タラントン儲けました。
                    1タラントン預かった者は、なくならないよう隠しておきました。
                    旅から帰ってきた主人は、5タラントン稼いだ召使いと
                    2タラントン稼いだ召使いを誉め、1タラントンを隠していた
                    召使いからはお金を取り上げ、10タラントン持っている召使いに
                    わたすよう命じられました。

                    自分に与えられた才能に応じて努力して成果を上げること、
                    自分が持つ才能を社会に還付することが大事という教えです。

                    この考え方の典型的な作品として、トム・ハンクス主演で
                    アカデミー賞にも輝いた映画 『フォレスト・ガンプ』 があります。
                    原作を読みましたが、そちらはフォレストの荒唐無稽な人生に
                    フィーチャーしていて、最後は猿と宇宙に行ってしまうような
                    ストーリーだったと思いますが、映画の方はアメリカの現代史を
                    重ねた上、時代に翻弄されて生きるフォレストとは対照的な
                    ジェニーや、戦争で自身のアイデンティティと足を失ったダン中尉の
                    生き様も描かれ、長尺映画にふさわしい重厚な造りとなっています。

                    『フォレスト・ガンプ』 とは関係ないですが 『スネーク・アイズ』 で
                    ゲイリー・シニーズがダン中佐の役をやっていたのはちょっと笑えました。

                    自分の才能がどこにあるかわからず、でも何か人の役に立ちたいと考え、
                    行動はしているつもりなのですが、果たしてそれが1タラントンになって
                    いるかが当事者にはつかめません。
                    あまり余計なことを考えずフォレストのように一直線に思ったことを
                    やっていくことがどうやら凡人には間違いなさそうな気がします。


                    海原雄山に睨まれたカエル

                    0

                      清水義範さんの作品に 『深夜の弁明』 という、なぜ自分は原稿を
                      書けないか、その理由を延々とエンターテインメント的に綴ったものが
                      ありますが、私も昨晩は取材に疲れ過ぎて、ブログを書く余裕が全くなく、
                      取材先にお礼のメールをしたまでは覚えているのですが、その後は
                      そのまま意識を失って、起きたら昼過ぎでした。

                      それというのも、昨日の飲食店の取材はいつもとかなり異なる様相を
                      呈しており、『美味しんぼ』 状態で、お店のオーナーから
                      「これとこれはどう違うか答えてみよ」 的なお題を食べ物・飲み物
                      それぞれ出されたものを食べたり、飲んでみて、自分が感じたことを
                      答えるという圧迫面接のような取材だったのです。

                      海原雄山に睨まれたカエルのような状態で取材すること約2時間。
                      飲み物については先方のレベルに達していなかったようで、
                      厳しい指摘を受け、モチベーション密かにダウン。
                      しょっぱなからかなりピンチでしたが、食べ物の方で多少は挽回し、
                      何とか取材を終えることができました。

                      改めて飲食店取材の難しさを思い知らされ、情報として調べるだけでは
                      クリアできない味覚の問題に悩みつつも、とりあえずは昨夜のうちに
                      取り掛かれなかった原稿制作を進めなければいけないので、推敲する
                      ゆとりもなくライティング中。

                      食事をつくる暇もないので、ミニストップのおにぎりを食べながら
                      原稿をつくっている状況なので、これじゃあ味覚を洗練するのも難しそう。
                      また、昨日のシチュエーションに見舞われた時は、勘と度胸に頼るしか
                      なさそうです。


                      どこまでもつかめない 『坂の上の雲』 のように

                      0

                        これまで多くの司馬遼太郎作品を映像化してきたNHKの大河ドラマ
                        ですが、『坂の上の雲』 だけは海外ロケもあることからか
                        手つかず状態だったのが、いよいよドラマ化されて大変嬉しいです。

                        『街道をゆく』 シリーズ以外はほとんど読破したと言い切れる
                        司馬遼太郎作品の中で一番好きな作品なのです。
                        私のベスト3は 『燃えよ剣』 『世に棲む日々』 『坂の上の雲』。
                        ベスト5になるとこれに 『竜馬がいく』 『項羽と劉邦』 が入ります。

                        とにかく、あまりに嬉しくて、これまで一度も買ったことがない
                        ドラマガイドまで購入してしまったほどの熱の入れようです。
                        一応、大河ドラマ関係では 『NHKドラマ紀行 太平記のふるさと』 も
                        持っていますが、これはA5版の物で新田義貞もすでに根津甚八さんに
                        差し替っているものなので除外。

                        まずこの 『坂の上の雲』 というタイトルが当時の私は名コピーとして
                        感動を与えてくれました。
                        黒澤監督作品の 『夢』 で虹の元に向かうストーリーがありましたが、
                        坂の上に見える雲を追って、坂を上がっていくけれど、雲はもっと
                        上にあるというその情景の美しさがイメージを膨らましてくれるのです。

                        地下鉄から地上に向かう狭い階段を登って、青空が見えてきた時も
                        この 『坂の上の雲』 という言葉を思い出します。
                        また、最近のお気に入り 『星守る犬』 の意味を知った時も
                        『坂の上の雲』 と同じような意味なのだと感じました。

                        秋山真之が本木雅弘さん、秋山好古が阿部寛さん、その妻多美が
                        松たか子さん、そして注目の正岡子規が香川照之さんで、妹の律が
                        菅野美穂さんなんて、ナイスキャスティング!
                        キャスティングを見ると多くが大河経験者。しかも主役級。

                        日露戦争から太平洋戦争の怒涛の30年間をどんな形で魅せてくれるか
                        今から楽しみです。
                        もちろん、そんな時代に結核を患いながら、俳句を新しい時代に導き、
                        35歳でこの世を去った正岡子規の活躍も見逃せません。

                        今回、放映される5回は第一部、第二部は2010年、第三部は2011年と
                        いうスローなスケジュールですが、時間をかけていい作品に仕上げて
                        ほしいと心から願っています。


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