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    • 2023.07.11 Tuesday
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    『銀座ホール』 のレトロなクリームソーダ

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      食べられないほど嫌いなものや、アレルギーがあって食べられないというものは
      全くありませんが、あえて自分でお金を払って食べたくないと思うものとして、
      「たぬきうどん」「クリームソーダ」 があります。

      「たぬきうどん」 は何といってもグズグズに溶けた揚げ玉が気持ち悪くてダメ。
      そのため、ほとんどの場合、冬は 「きつねうどん」、夏は 「きつねそば」 を
      食べています。
      それと同じような理由で、アイスクリームとソーダーがグズグズに溶けた状態に
      なって、せっかくきれいなグリーンがどろんとしてしまう 「クリームソーダ」 も
      どちらかというと喫茶店では選びたくないメニュー。
      透明水彩絵具のクリアな世界から不透明水彩絵具のベタッとした世界に変化する
      だけでなく、公害で汚染された沼のようにプツプツと泡が出るのも見ていて
      ちょっと気持ち悪くなったこともあります。

      そんな私が取材の流れで飲まざるを得なくなってしまった 「クリームソーダ」。
      ところが、泡の出かたといい、アイスの溶け方といい、飲み口といい、どれも
      GOODな 「クリームソーダ」 だったのです。
      極端な私はもう一杯飲んでもいいと思ってしまったほどです。

      そのお店は東京メトロ・東西線の 「南砂駅」 から歩いて15分くらいの場所にある
      昭和テイストが残り、毒蝮三太夫がリポートに来そうな 「砂町銀座商店街」 の
      通りにあるお店です。

      お店の名は 『銀座ホール』 といって、ドアの屈折ガラスからこぼれる温かみの
      ある光がどこか懐かしく、足を踏み入れれば昭和にタイムスリップしてしまったと
      思えるほどのレトロムード満点のお店。「食べログ」 の写真もステキです。
      http://r.tabelog.com/tokyo/A1312/A131202/13018064/

      壁やテーブルに懐かしのタイルが敷き詰められ、タイルで冷たい雰囲気かと
      思いきや、裸電球や青みが勝った窓の光で、それらのタイルに温かみを感じられる
      お店なのです。もちろん、壁に貼られた一枚一枚手書きのお品書きの超達筆さも
      人の手によるぬくもりを感じさせてくれ、店全体のアットホーム感には効果的な
      アクセントとなっています。

       『銀座ホール』 は創業から約70年という地元の老舗。屋台からスタートし、
      現在の地に店を構えたそうです。
       『銀座ホール』 と命名したのは、大正ロマンの頃、カフェの代名詞ともいわれた
      「ミルクホール」 と 「砂町銀座商店街」 から取ったものだとか。
      店内の雰囲気はそんなお店のコンセプトそのままです。

      「クリームソーダ」 はアイスが入ったコップと、グリーンのソーダ水が出され、
      自分でソーダを注ぎます。水が入っているプラスチック製のカップも濃いブルーで
      グリーンとブルーがタイルのテーブルに映えます。ソーダ水を注ぎ込み、プチプチと
      アイスからも泡が出る様子も美しく、食べてみるとアイスクリームは思ったよりも
      さっぱりしていて、ソーダ水に混ぜてもグラスの口からぶくぶくと溢れるほど泡も
      出なかったので、心静かにクリームソーダーの撮影および飲みを完了することが
      できたのでした。同店には、この 「クリームソーダ」 をはじめ 「ソーダ水」「ラムネ」
      といった “懐かし飲料” と、それにぴったりの背景が用意されています。

      さらに食事の方でも、3種類の焼きそばやボリューム満点のかつ丼など、食べると
      具材を厳選していることがしっかりと伝わってくるお料理でした。
      野菜もふんだんに使ってあってヘルシー。どのメニューも毎日食べても飽きない
      タイプの美味しさです。ちなみに私が頼んだ 「砂銀あんかけ焼きそば」 の具材は
      ちょっと数えただけで17種類。自分でこれだけの材料を揃えたら、この値段では
      つくれないでしょう。リーズナブルでもあるのです。

      もともとは甘味を中心にスタートしたというお店だけに、「あんみつ」「みつ豆」
      「自家製寒天と餡子のクリームあんみつ」といったメニューも捨てがたいですが、
      夏でも売っているという大判焼のような 「巴焼き」 も一度は試してみたいと
      思わせる餡子の出来でした。
      今度訪れた時には 「巴焼き」 はもちろん、庶民的な「ソース焼きそば」か、
      ラーメンでは3番目の人気という 「美空ーめん」 にぜひともチャレンジして
      みたいと考えています。


      日清ヨークの 『クッピーラムネ』 乳酸菌飲料

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        我が家の裏にある 「ministop」 にふら〜りと行ったら、
        飲料の棚に何と 『クッピーラムネ』 の乳酸菌飲料が紙パックで
        並んでいました。
        もちろん、パッケージは昔ながらのベレー帽をかぶったウサギと
        リボンを付けた笑顔が怖いリスのイラスト入り。箱の側面には
        「クッピーラムネの粉末を使用し乳酸菌飲料に仕立てました!」
        というコピーが入っており、発売元は日清ヨーク株式会社です。

        日清ヨーク株式会社といえば、1990年に日清食品株式会社の関連会社と
        なった、乳酸菌飲料に強みを持っている企業。
        一方、親会社の日清食品株式会社は、多くの人はラーメンや粉屋さんのような
        印象を持つと思われますが、粉を作るための粉砕加工技術においても
        国内でも屈指の企業で、シャープの液晶テレビの液晶部部分に使われる
        粒子を作るための技術サポートをするなど、最先端技術を構築している
        私にとっては尊敬を払い、お金をもらっている立派な会社なのに!

        よりによって、
        なぜ、『クッピーラムネ』 味?
        それに、確か 『クッピーラムネ』 は地方の製菓だったはずと思いつつも
        一応、『クッピーラムネ』 の乳酸菌飲料を購入し、箱のイラストの下に
        (C)カクダイと書いてあったので、当たりを付けてネットで確認したところ
        やはり、カクダイ製菓株式会社という企業の主力商品でした。
        1962年から販売し続けている長い歴史を持つラムネ菓子だったのです。
        どうやら、カクダイ製菓株式会社が潰れて、商標を日清ヨークに譲渡した
        わけでもなさそうです。

        発売当時、ブームも起こった色鮮やかな熱帯魚であるグッピーと
        ラムネの5色のカラフルさを重ねて 「グッピーラムネ」 にしようと
        したところ、語感がきれいな 「クッピーラムネ」 に変更したとか。
        オマケにグッピーのカードを入れたという説もサイト上にあり、
        オーディエンスの 『クッピーラムネ』 に対する温かい視線が伝わって
        きました。中にはカクダイ製菓公認で枕を作ってしまう人まで出て、
        根強い人気があるようです。

        それにしても “健康” をテーマに飲料づくりをされてきた日清ヨークが
        なぜこのような色物飲料をと考えたのですが、『クッピーラムネ』 の
        ラムネはレモンを使用した飲み物 「レモネード」 が変化して 「ラムネ」
        という名になり、西欧でも伝染病が予防できるとして多く飲まれた飲料です。
        そのため、ラムネにはレモンのクエン酸が含まれており、カルシウムなど
        ミネラルの吸収率を高めてくれるそうです。

        ただ、『クッピーラムネ』 飲料の成分としては「エネルギー51kcal、
        たんぱく質0.2g、脂質0g、炭水化物12.4g、ナトリウム7mg」 としか
        書かれていませんが…。

        で、実際に飲んでみましたが、あのクッピーラムネを砕いて、カルピスに
        混ぜた感じ? 飲んだ後、口に微妙なラムネの粉粉感が感じられます。
        私は以前は 『クッピーラムネ』 を食べていましたが、ある時期を境に
        全く食べなくなりました。それがあのCMソング!
        「クッピー嫌いな子はいない、しゅわしゅわしゅわ…♪」 というCMソングの
        冒頭部分の歌詞の断言形に、子供ながら “カッチーン!” と来てしまい、
        「それなら私は “嫌いな子” になってやる」 と意味不明の反骨精神が
        芽生えてしまい…、今日に至る。
        すでに 「クッピー嫌いな “子”」 という域は遥かに超えているにも
        関わらず、数十年間食べていません。

        とはいえ、日清ヨークさんとは闘う意思はないので、今回は買って飲んで
        みたのでした。味覚の記憶に残る “クッピー” な味でした。


        言葉はいらない 「DOGU」 LOVE

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          ようやくお葬式に撮影した写真をそれぞれの家族用に焼き増しするという
          写真係としての役目も終えて一段落と思ったら、明日から校閲バイト。
          今週は全く仕事をしていないのに、休むヒマのない1週間です。

          ということで、いつものごとく展示の最終週に行く羽目にならないよう
          今回はちょっと早めに 「国宝 土偶展」 に行くことにしました。
          まあ、12月15日から始まっていたので、決して早くはないんですが…。

          展示品は67点とそれほど多くない分、一つひとつが印象に残りました。
          まずは先日行ったばかりの長野県から出土した 「仮面土偶」 が入り口で
          お出迎え。ちょっと意地悪なリスのような顔が特徴で、顔が逆三角形
          なのに対して、超下半身デブなアンバランスさがキュートでした。

          そして、入り口付近にはもう一つ、私が大好きな三内丸山遺跡の
          「十字形土偶」 も、ムンクの叫びのような表情で横たわっていました。
          一つのホールにザラッと展示してあるので、好きな土偶を何度も戻って
          見ることができるため、「十字形土偶」 と 「遮光器土偶」 は何度も
          他の土偶を見てからもう一度 「十字形土偶」、別の方の展示を見ては
          「遮光器土偶」 といったように、会場ではまさに蜂の8の字ダンスの
          ような動きをする怪しい土偶マニアに見えていたかもしれません。

          重要文化財の 「ハート形土偶」 は切手にもなった、顔がハート型の
          幾何学的なフォルム。さらに重要文化財 「立像土偶」 は人間ではなく
          神様のイメージを形にしたのではないかという顔がない土偶で、曲線の
          中に三角形のラインも使われ、足は往年のパンタロンスーツを着たような
          形で縄文が入っています。

          国宝「縄文のビーナス」は、他の土偶よりも赤みがかったテラコッタの
          ような焼き色で豊穣を表すコロコロした体型は、巷のメタボに悩む人を
          和ませてくれる存在。傾斜角45度くらいのつり目なのですが、なぜだか
          穏やかな印象を感じさせてくれます。

          そのほか、北海道から出土したという国宝 「中空土偶」 も、青森県から
          出土した国宝 「合掌土偶」 も、国宝3点がみんな口をぽかーんと
          開けている恍惚の表情なので、とにかくユーモラス。「踊る女性」 が
          描かれた重要文化財 「有孔鍔付土器」 も、里芋坊や(女性だけど)
          みたいな人が歌いながら踊っているのか、これまたぽかんと口を開けて
          いてほのぼのムード満点。

          頭の羽飾りがサザエさんみたいな 「みみずく土偶」 は、見ようによっては
          ちょっと南米の神様のようにも見え、また 「ネコ顔の土偶」 は体型も
          逆三角で均整がとれているため 「タイガーマスク」 のようでもあり、
          古代エジプトの神々のようでもありました。

          続けてそれらを見ていると、古代の物というより、別の生物がつくった
          文化のようにも思えてきて、これって土偶からのメッセージかも!?

          シャコちゃん “珍駅No.1” に貢献!

          素晴らしい土偶たちを見終えて、地元の書店に立ち寄ったところ、
          イカロスMOOK 『珍駅巡礼』 が平積みになっており、その表1には
          五能線・木造駅の 「シャコちゃん」 が載っていました。
          日本の珍駅1位に選ばれたそうです。

          「シャコちゃん」 は、「遮光器土偶」 の愛称で、ほとんどデフォルメ
          されていないにも関わらず、インパクト抜群のキャラクターなのです。
          その 「シャコちゃん」 が駅の正面に貼り付いている木造駅、行きたいぞ!
          昔はさらに列車の発着ごとに目から 「いらっしゃいビーム」 を発して
          いたという 「シャコちゃん」。もっと全国区になってグッズができると
          嬉しいのですが…。

          そして、珍駅の2位は津山線の簡易委託駅 「亀甲(かめのこう)駅」。
          小さい駅舎がほとんど亀の甲羅のようになっていて、屋根には亀の顔の
          時計が付いています。クルクル回って飛び回る能力はないようです。

          珍駅の3位は久大本線の簡易委託駅 「田主丸(たぬしまる)駅」 の
          カッパくん。ちょっと池袋の 「フクロウ交番」 にも似ています。
          駅舎の二階は河童の資料館となっているそうです。
          河童というと東北の印象だったので、福岡県というのが意外でした。

          そのほか、映画 『クライマーズ・ハイ』 にも登場した長い階段のある
          上越線の 「土合駅」 をはじめ、橋の途中にある駅や海底トンネルの
          中にある駅、断崖絶壁の上にある駅、線路と線路の間にある駅など、
          駅舎の形状や駅が置かれた場所などから、その町の歴史や鉄道が敷かれた
          際の背景を垣間見ることができて、鉄道好きでなくても楽しめる一冊です。


          エコ★★★保温効果★★★使い勝手★★★価格★★★

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            早起きの母が、NHKの 「おはよう日本」 の1月14日の回をを見てから
            突如、テレビで紹介されていた 「足を入れるだけで温まるグッズ」 が
            ほしいと言い出して、サイトを調べたところ、龍野コルク工業株式会社の
            『ペチカ』 という商品だと判明し、早速Amazonで申し込んでみました。
            http://www.tatsuno-cork.co.jp/cubeads_05.html

            長野の葬式に行っている間に届いてしまったので、再配達をお願いして
            到着した商品は思った以上に軽く、大きさもクッションくらい。
            ジャガイモマンという生物がいたら、そいつの靴の片足用かという感じの
            ジャガイモを半分に切ったような形のクッションに足を入れる穴があいて
            いて、足を入れる部分全てが伸縮生地ということなので肌触りは抜群。
            よく癒しのぬいぐるみとか抱き枕に使われているような生地なので
            触っているだけでも和みます。
            ビーズの漏れや破損を防止する3重縫製しているそうなので持ちも良さそう。

            実際に足を入れてみたら、確かに甲からくるぶしまでが包み込まれる感じで、
            ググッと足を踏みしめてみると、保温断熱効果があるという発泡ビーズが中で
            さらさらと動いて “砂浜を歩くような心地よさ” という謳い文句は看板に
            偽りなしでした。一度足を入れると確かにハマル!

            そして、下面はウレタンフォームが入っているので、床からの底冷えなどは
            シャットアウトくれるにも関わらず、ガス代、電気代が掛らないのが何よりも
            嬉しい “エコ商品ならでは” の特長です。

            この「龍野コルク工業株式会社」は創業当初、中国山地に樹生するアベマキの
            樹皮を蒸し焼きしてつくる炭化コルクを製造。製品は冷蔵庫などの断熱材に
            利用されました。約50年前、京都大学の教授の助言により、2代目会長が中心と
            なり炭化コルクの代替品として発泡スチロールの製造に着手。現在は、
            発泡スチロール専業ですが、社名は創業当時の名を守っている老舗会社。
            「やさしくつつむ」をモットーに、発泡スチロールの特性を引出した手軽な
            商品の開発に注力しています。

            と、ここまで書いている間も足を突っ込んでいましたが、冷たかった足が実際、
            適度に暖かくなってきました。

            昔、コンパウンドを作っている会社の事業内容を見て興奮した私にとっては
            このエコなビーズくんたちの活躍には脱帽。
            湯たんぽや炬燵とは違った適度な温度の温かみを体感できるのがGOOD!
            3,000円くらいの物なので、ちょっとした贈り物にも最適な商品だと思います。
            ぬくぬく度★★★ですっ!


            『ケンミンショー』 で説明してほしい “謎の食物”

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              田舎のお葬式から帰って来て、ぐったり。
              いとこたちは私以外全員が長野なので、最後に会ったのが祖父が死んだ時の
              小学生や乳児の顔しか知らない状態で、一人ひとり 「○○です」 と名乗り合う
              ところからスタートという、ほとんど初めて行く企業で取材するのと同じでした。

              穂高神社の神主さんや雅楽隊が来て、厳粛なムードに包まれたセレモニーで、
              以前、自宅で行った葬儀よりややゴージャスムード。
              ただ、死んだ人の歴史を産土様に報告する祝詞は何となくフォーマットが
              あるのではという気もしなくもありませんでしたが、概ねよい感じでした。
              神主さんの最後の言葉が 「まさに大往生なり」 で締めくくられるほど
              特定の病気も患わず、寝込む1週間前までは 「信濃の国」 をみんなと歌って
              いたという数え96歳の祖母だったので、涙というより明るい見送りでした。

              お清めの食事は、神道ならではなのか、松本平の風習なのか、謎の食物が並び、
              中でもこんにゃくと油揚げを煮た料理は父のお気入りということで、お持ち帰りの
              ケースに 「何食、食うつもりだ!?」 というほど盛りやがる強欲ぶりに疲労。
              さらに糖尿病持ちというのに、冠婚葬祭しか食べられないお菓子という
              「海苔まん」「寄せ」 をまたもやお持ち帰りケースにたっぷりと。
              「海苔まん」は以前自宅で作っていた時は、なるとのように海苔が 「の」 の字に
              巻かれていましたが、今回は海苔巻きのように外側に巻かれていました。
              一応、まんじゅうなので餡子が巻かれています。
              このエリアは 「赤飯まんじゅう」 も食べるなど、独自のまんじゅう文化が
              伝承されているようです。

              また、「寄せ」 は私からすると、一般に言うところの 「すあま」 のような
              気がするのですが、これも以前は緑色の外郎のようなものが、今はコンパクトに
              変化(進化?)したようです。緑色ということだけは共通していました。
              『秘密のケンミンショー』 そのままの長野県・松本の葬式でした。

              また、現在はエコを考えて、セレモニーホールでも食事をできるだけ持ち帰って
              もらうことで、食べ物を無駄にしないよう努めているようです。
              ただし、生ものは食中毒に配慮してNG。たしかに以前、祖母と叔父がスーパーで
              買ったお刺身を食べて食中毒になったこともあり、さすが冷凍技術が発達しても
              鮮魚には要注意の “海の無い県” 長野県。

              さらに、田舎らしさ炸裂は “大きいことはいいことだ” という昭和テイスト
              そのままのお返し。車文化のためか、一家族なぜか3箱。
              そういったお返しや謎の食物を背負って帰ってきた私は現在、異常な肩こりに。
              そして、気づいたらちゃっかりと我が家の老人はこんにゃくと油揚げを食べ切り、
              謎のお菓子も半分以上食べて終えていました。
              一番の謎は我が家の老人の胃のデカさかもしれません。


              宵の明星を見つけたら…

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                BOOK-OFFに本を売りに行くと、必ずと言っていいほど売るより買う金額の方が
                多くなってしまう私。すっかりBOOK-OFFの商法に翻弄されています。
                先日は、鏡リュウジ先生の 『願いごとをかなえる28の魔法』 という
                タイトルはスピチュアルっぽいですが、片岡弘道さんの写真が美しく
                “癒し系の写真集” としても持っていて嬉しい本を購入しました。

                月の1カ月である28日分のテーマについての鏡先生のちょっと哲学的な文章と
                そのテーマに沿ったイメージ写真が見開き頁になっていて、左頁の片隅に
                おまじないやラッキーアイテムなどが紹介してあります。

                最初のテーマは 「星」 で、流星に願いをかけるのはあっという間なので
                なかなか準備ができていないと難しいため、一番星に願いをかける方法も
                あるというお話が書かれていました。
                確かに昨年もさまざまな流星群にチャレンジしましたが、なかなか東京では
                「あれがまさしく流れ星!」 と言える星が見つからず、「あれか!?」 と
                思った時には流れてしまっていることが多々ありました。
                しかも一度は厚着して空を見ていたにもかかわらず、微妙に風邪気味にも。
                本当は25日も月食ならぬ 「すばる食」 を見たいと思ったのですが時間が
                取れず、2024年までおあずけで 「さらば〜すば〜るよ〜」 という感じ。

                こういった状況を考えると、宵の明星である 「一番星=金星」 に願いを
                かける方が断然ラク!
                お願いにラクって発想はどうかとも思いますが、何といっても金星は
                “恋愛” や “金運” の星ですから、そういった方面の願いがある場合には、
                多くは月に2回しかない満月や新月、そして見つかるかもわからない流星を
                頼りにするよりは確実な気もします。
                私の場合は “恋愛” はいいので、その分 “金運” を2倍でお願いします
                というところです。

                金星は国立天文台のサイトなどにも月ごとの位置が出ていますが、夕方に
                西の空を見れば、30度くらいの場所に輝いているので見つけやすいのもGOOD!

                鏡先生の本によれば、金星には下記の呪文が効果的とか。
                Star light, Star blight, First Star
                I've seen tonight, I wish I may, I wish might,
                Have the wish I wish tonight.

                覚えられなさそうなので、この呪文をそのままプリントアウトして、
                カンペにしようと思っているような私に、金星は微笑んでくれるでしょうか?


                リアル酪農生活を描く 『百姓貴族』

                0

                  言わずと知れた 『鋼の錬金術師』 の作者で、実家が北海道農家だったため
                  農業学校を出て7年間農業に従事していたという荒川弘さんが描く生々しい
                  “農家エッセイ” が 『百姓貴族』 です。
                  動物エッセイよろしく生き物は出てきますが、メインは“牛”。
                  本人のキャラクターおよび家族もみんな牛の着ぐるみ状態です。

                  まず 「日本の食料自給率約40%」 という大局的な視野で農業を語ること8頁、
                  あとは半酪半農の生活や、かなりユニークな家族(主に父)の素行を交え、
                  笑いありホロリとするエピソードありの展開で、大規模農家の実態に迫る
                  ファーマーズ・エンターテインメント作品。

                  「農家の常識は社会の非常識」。
                  夏の水不足には 「水がなければ、牛乳を飲めばいいのに」。
                  日本国民に食べ物の恐ろしさを思い知らせるべく、北海道独立説まで披露。
                  「銀座でベコ飼え! ヒルズを耕せ!」 と荒川氏大暴走!

                  また、北海道という自然王国のヒグマやら、エゾシマリス、キタキツネなど
                  さまざまな動物とのふれあい(?)というか戦いの日々を赤裸々に綴って
                  あり、農家と野生動物との戦いはまさに自然との戦いでもあることを
                  実感させてくれる、都会人にとって “啓蒙の書” でもあります。

                  そういった怒涛のエピソードの中に、生まれてから立てない仔牛の話が
                  ありました。生まれるときに脊椎を痛めたらしく、家族で数週間、毎日
                  マッサージや歩行訓練をした結果、結局立つことができず、それを見た
                  獣医さんから 「めずらしい症例なので実験動物として譲ってほしい」 と
                  いう申し出が。その仔牛を実験動物として提供することで、医学が進歩
                  することは意識的に理解できても、実験動物として仔牛が体験することを
                  悶々と考えて出した家族の答えは――。
                  何も考えていなさそうに描かれている仔牛の点の目がとても哀れに見えました。

                  私も子供の頃、長期的に田舎に行っていたので、当時、酪農をやっていた
                  伯父の家で牛の出産を見たことがあります。
                  真夜中から始まって 「ブモーブモー」 と大騒ぎ。
                  仔牛が生まれた時は感動するより、都会っ子なので気持ちが悪くなりました。
                  そうはいっても、夜が明けたころにはもう 「仔牛が立ち始めたぞ」 という声が
                  あがって牛小屋に見に行ったら、バンビのようによろよろと立とうとしている
                  仔牛を見て、それにはとても感動しました。
                  といってもたった1日。その子は男の子だったので、翌日は家畜処理場生きの
                  車にドナドナと載せられて行ってしまったのです。

                  その時の目がこの漫画に描かれていた、全く状況がわからずドナドナもせずに
                  キョトンとしていた牛の目に似ていて、当時の情景を思い出しました。

                  「クジラさんが可哀そう」とか言って、クジラをネタに国の文化を批判する
                  政治団体がいますが、牛さんだって可哀そうなのにそれはいいんかい!?
                  思わず、このマンガを読んで、たった1日というか、半日だけ一緒に暮らした
                  仔牛の記憶が蘇り、ちょっとブルーな気分になっていたところ、我が家では
                  狙い澄ましたように 「すき焼き」 でした。ネタではなく、マジです。


                  “おくりびと” 文化は育たなそうな地域性

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                    3時半に原稿を書き終えて納品。ブログでも書くか仮眠でもするかと
                    考えていた時に、電話が鳴りました。
                    その時間にかかってきたことで、誰から何を伝える電話であるかは
                    すぐに察することができました。
                    あまり良いことではありませんが、ほとんど連絡待ちの状態だったので
                    ある意味ほっとした一面もあります。
                    いざとなったら青色申告の作業をしようと思って、週明けの仕事を
                    調整しておいたのもよかったです。

                    ということで、にわかに列車と宿泊の手配で忙しくなり、長い1日が
                    終わってしまいました。

                    それにしてもよくわからないのは現地の風習で、まず今晩は近所の
                    人たちが集まるお通夜があって、明日は親族によるお通夜、そして
                    火葬してから告別式をやるそうです。
                    私にとっては、父方の葬式はこれまで全て土葬だったので、初めての
                    火葬のお葬式となり、知らないことばかりです。
                    お骨になってからの告別式となるので、一般的な仏教のお葬式で言えば
                    初七日のような感じの神道の式になるのだろうと思われます。
                    地域的には神道ですが、臼井吉見の歴史小説 『安曇野』 にもあるように
                    明治時代からキリスト教の人もいるエリアでもあります。

                    昔は榊を回して手向けるだけでしたが、最近は仏式も融合してかお焼香も
                    するようになりました。式の最中は笙や篳篥(しちりき)などの楽が
                    流れるので、友人にそれを言ったら 「結婚式みたい」 と言われたことが
                    あります。それって、単に日本人の多くが神前結婚式なのにお墓がお寺
                    だからなのではないかと思いますが…。
                    でも、確かに一度だけ出席したことがある仏前結婚式でお経をあげていて、
                    ちょっとお葬式みたいな気分になったとは言えなくもありません。
                    でも、讃美歌の165番を歌うのだって結婚式だけではないので、とにかく
                    神道は葬式でも榊を手向けるのです。

                    どちらにせよ 「納棺⇒火葬場へ直行」 なので “おくりびと” の風習は
                    根付かなそうなエリアと言えるかもしれません。


                    「青色申告」 の季節到来!

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                      連日、原稿の締め切りに追われて、今日もまたタイムアップギリギリの
                      ブログ原稿制作となっております。

                      とはいっても、この仕事が終わると29日まで仕事がないというのも
                      結構、頭が痛いところですが、唯一、この期間を使って収入というか、
                      キャッシュバックにつなげられるもの――それが 「青色申告」。

                      1年間溜めてきた領収書を仕訳して、経費別に集計する作業は面倒ですが、
                      すべての項目を書き込んで還付される金額が算出できた時の達成感は、
                      経理の仕事をしていた頃に貸借対照表と損益計算書の数字がピターッと
                      合った時以上に、自分の懐に入るお金なので喜びもひとしお。

                      一番、悩みの種になる 「交際費」 については、つねにお茶ができる店で
                      あれば3000円以下の領収書を作っておき、「会議費」 に回すようにし、
                      「交際費」 は全収入の10分の1程度に止めるよう、1年を通して調整。
                      2009年からは飲食店の取材も受けるようになり、そちらの多くが自腹なので
                      その分は 「交際費」 的な飲食代ではないことを作品を持って税務署に
                      事前に言っておくことで、できる限り 「交際費」 の領収書が落とせるよう
                      頑張ろうと思っています。

                      「交通費」 は日記のようにこまめに「取材先」や「客先」、そして「乗車区間」を
                      金銭出納帳につけまくり。さらに、仕事に行ったついでに医者には行くようにし、
                      「医療費」 として計上できる 「交通費」 にきっちり自宅往復の交通費として
                      計上するなど、積極的な節税対策に常日頃から腐心しております。

                      が、このところ自宅に送られてくる源泉徴収票を見ていると、それらの努力を
                      しなくても良かったのではと思うくらいの収入で、全てのギャラが1割ずつ
                      税金を取られているとはいえ、「払った以上の税金は戻ってこない」 という
                      宿命から、あまり期待できなさそうな感じ。

                      そのため、今までやったことがない 「赤字計上して繰越し」 という荒技に
                      挑戦してみようかなとも。ふっふっふ…。
                      どんなことでも1度は経験してみたいとワクワクしてしまうこの性格に、
                      人間としての問題を感じてしまう今日この頃です。


                      『アバター』 はぜひ3D映像で!

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                        ジェームズ・キャメロンの3D映画 『アバター』 ですが、予告編を見た
                        段階ではキャラクターがやや不気味な印象があってあまり観に行く意欲は
                        湧かなかったのですが、友人が積極的に席の予約までしてくれたので、
                        何となく行くことにしました。

                        前売り券を買っていなかったので鑑賞券が2000円というのにやや抵抗も
                        感じましたが、結果的にはやはり観ておいて良かったと思いました。
                        それに前売り券を持っていても3D映像のほうは200円くらいの追加料金を
                        払うそうなので、多少の諦めもつきやすかったかも。

                        最初、気味悪く感じた体の青いキャラクターも 『ET』 同様、見ている内に
                        慣れてくるばかりか、次第にストーリーのヒロインともいえるネイティリも
                        かわいく見えてくるから不思議です。

                        私は近視用のメガネをかけているので、その上に3Dメガネをかけると
                        かなり耳が疲れましたが、何とビックリ、3Dメガネを外して近視用メガネで
                        スクリーンを見ると字幕や奥の背景がズレている状態になって見にくいの
                        ですが、裸眼でスクリーンを見るとぼやっとしながらも3D状態で見えるのです!
                        おそらく日常では月が5つくらいに見える乱視だからかもしれません。
                        しかも、3Dメガネは多少暗く見えるところ、裸眼だと明るいまま見えて3D映像。
                        これには一人、大興奮でした。

                        ストーリーは、3Dが効果的に使えるように練ってあると感じました。
                        パンドラという人間にとっては未開の地であることや、戦闘シーンが必要な
                        シチュエーションを作って、映像の面白さをうまく表現していると思います。
                        パンドラの夜の森やエイワの木の光景は、深海のようで美しかったです。

                        何となく全体のテーマは、宮崎駿監督の 『もののけ姫』『風の谷のナウシカ』
                        にも似ていて、クラゲのような “聖なる木の精霊” を友人と私は勝手に
                        “こだま”と呼んでいて、話が通じたほどです。
                        エイワの木の蔓のようなものも、オームの触手のように見えました。
                        また、『天空のラピュタ』 や 『耳をすませば』 に出てくる空島のような
                        物体も登場して、日本人には馴染みのある雰囲気と言えなくもありません。

                        ただ、やはりこの作品はストーリーは映像を見せるためのシチュエーション
                        づくりに過ぎないと思うので、どうせ鑑賞するなら追加料金を払っても3Dで
                        観たほうがベター。ストーリーの前半では観客が3D映像に慣れるようにか、
                        ある職員が仕事の暇つぶしにパターの練習をしていたり、主人公のジェイクが
                        装甲車とぶつかりそうになるなど、ストーリー上はあまり必要ない場面も
                        あって、それが3Dだとゴルフボールが自分に向ってころがってきたり、
                        装甲車が目の前にぶわっと出現したりで楽しめるのですが、通常の映像だと
                        とくに何とはないシーンでスルーしてしまいます。
                        各シーンをもれなく楽しむためには3D映像、オススメです!

                        私としては 『ハリー・ポッター』 シリーズのクィディッチの試合を
                        この3D映像で観たかったような気がしました。


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