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    • 2023.07.11 Tuesday
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    6月だけにLOVE運もチェックしてみた

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      6月といえば、ジューンブライドのシーズンと
      いうことで、先日は自己中に “火の星座” を
      中心とした、6月のホロスコープチェックだけ
      書いたので、LOVE運も見てみることにしました。

      LOVE運と言えば金星!
      その金星は6月の3週目までは牡牛座にいます。
      ということは、“地の星座” の人たちはもちろん、
      “水の星座” の蟹座と魚座の人もチャンスあり!

      冥王星が停泊中の山羊座さんは復活愛や、ちょっと
      倦怠期気味でもそこから抜け出せるいい流れ!

      そして、蟹座さんは今月もラッキースターの木星が
      いるので、さらに愛を深められる時期。

      また、乙女座は蠍座・土星の影響ともいい角度なので
      恋愛から結婚へと踏み出す好機です。

      牡牛座は、蟹座・木星ともいい角度で、どんぴしゃ
      金星がいるのでLOVE運好調ですが、ホロスコープの
      正面に良くも悪くもなるシーソーみたいな土星が
      いることから、牡牛座らしく着実に相手との関係を
      踏み固めていくとGOODです。

      魚座の人は、海王星がちょっとフラフラしているので
      いろいろ余計なことを考えすぎたり、相手を詮索せず、
      とにかく相手を信頼することで愛が深まります。

      牡牛座の金星なので、どこか遠くに出かけるよりも、
      身近な場所でグルメやショッピングを一緒に楽しむ
      方が良い展開へと結びつくでしょう。

      ということで、火と風はどちらかというと仕事モード、
      地と水(蟹座&魚座)は恋愛モードの6月となります。

      【関連記事】
      ◇6月は前向きに、でも慎重に…
      http://nureinmal.jugem.jp/?eid=2082


      『アナと雪の女王』 の邦訳がGOOD!

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        英語版で観た 『アナと雪の女王』 の邦訳は
        どうなっているのか気になりました。

        「Let It Go」 にしても、曲の前半部分など、
        エルサの内面や現状についてのかなり細かい
        情報が入っている歌詞だったので、あれを
        日本語にするにはかなり文字量的に厳しい
        気がしたのです。
        歌だけでなく、セリフも、私の中学英語レベルで
        かなり聞き取れたのは嬉しかったですね(笑)。

        また、英語版は「wind and sky」「never cry」
        「stay」 といった感じで韻を踏んでいるので
        その当たりはどんな風になっているのかも
        知りたくなり、ネット検索したら、著作権が
        異常に厳しいディズニー作品であるにも関わらず
        大量にヒットして、それぞれにすごいPVなのに
        驚きました。

        It's a small world!

        まず、25ヶ国語バージョンがあるのを見つけ、
        さすが世界的なシェアを持つディズニーじゃわいと
        感心し、日本語訳の部分が映像の中でも転機と
        なる、タイミングのいい部分に当てられているのに
        ちょっと満足。
        そこでやっと、最近、「ありのままの」 という
        言葉が流行ってる意味がわかりました(今頃…)。
        http://www.youtube.com/watch?v=W0QcHS5BIOQ

        「Let It Go」 の部分が 「ありの・ままの」 に
        なっていたんですね。ほぼ “超訳” 状態ですが、
        お行の母音で合わせてありました。

        以前も書きましたが、『レ・ミゼラブル』 でも
        日本語としての韻を踏むために、英語版の虎が
        狼になっていたり、裁判所のシーンでラストの
        歌詞となるジャン・バルジャンの囚人番号が
        「24601」 なのに、日本語版では 「24653」 と
        52も違う数字だったり、世界で歌われる作品の
        歌詞の訳ならではの難しさがあると思うのです。
        囚人番号も英語の 「オー・ワン」 に近い響きと
        なるように 「ごー・さん」 に翻訳者が意図的に
        変えたのでしょう。

        25ヶ国語バージョンでも、広東語も母音がきれいに
        あっていて、その分、それぞれの国のパートを
        英訳したら、歌詞の前後関係がバラバラになって
        いるかもしれません。

        ドイツ語バージョンのところに、英語版でもたくさん
        出てくる “嵐” という言葉が入っていたのは
        嬉しかったです。“嵐” という単語は 「Sturm」
        というドイツ語がとても雰囲気出してると思うのです。
        『銀河英雄伝説』 でも使ってますけどね。
        「シュトゥルム」――美しい響きだ!

        松たかこさんの声は好き♪

        で、松たかこさんが歌っているという日本語訳
        バージョンをフルで聞いてみたら、ほぼ状況説明的な
        歌詞は割愛されていて、まさに 「ありのままの」
        をテーマにした、英語版では過去との決別感が
        強かった歌詞が、どちらかというと前向きさに
        重点を置いた歌詞になっていました。
        英語版では少し先に出てくる歌詞まで、さっさと
        詰め込むことで、「Let It Go」 の部分をゆったり
        歌えるようにしてあるんですね。
        http://www.youtube.com/watch?v=3X37WjDKWFI

        私としては、やはり英語版の歌詞の方が好きです。
        展開にメリハリもあるし、日本語版だと、どうしても
        女性っぽい歌詞になってしまいますが(英語版で
        「Queen」 という単語は使ってたけど)、
        「Here I stand and here I'll stay.
        Let the storm rage on.」 とか、
        「No right,no wrong,no rules for me.
        I,m free!」 など、どちらかというと男らしい!

        日本語版はこの 「I,m free!」 が 「私」 と
        なっていて、い行に合わせてあって、自由さは
        「ありのままの」 に置き換えてあり、見事です。
        『アナと雪の女王』 のヒットは、歌詞の邦訳の
        良さも大きく影響している気がしました。

        ちなみに、松たかこさん自身の声は好きなので、
        彼女のCDは持ってます(笑)。
        中国で仕事をしていた時、彼女の 「夢のしずく」 が
        此処彼処に流れていて嬉しかったのですが、
        きっと彼女に印税入ってないだろうなぁ。。。


        エルサ主役のSFX実写が良かった 『アナ雪』

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          『テルマエ・ロマエII』 を観に行った際、友人から
          『アナと雪の女王』 は一見の価値があると言われて
          いたものの、ディズニーのお姫様物はどうもなぁと
          思っていたら、その後も観客動員数を伸ばし続けて
          いるようなので、仕事帰りに寄ってみることにしました。

          確かに封切りからかなり経っているのに、ほぼ満員。
          平日昼間だったこともあって、子供はいませんでしたが
          かなり高齢の方もいらっしゃったりして、幅広い年齢層の
          人々が鑑賞に来ていました。

          アンデルセンの 『雪の女王』 は結構好きで、デジタルの
          絵本が作られた時もいち早く購入して見たりしていたの
          ですが、あの作品だと主人公の女の子はゲルダだった
          はずだし、アナって一体誰? という前知識なしのまま
          観ることに。ほとんど、ディズニーオリジナルの
          ストーリーだったことを知りました。
          “涙が凍った心を溶かす” という設定だけ、作品に
          活かされている感じでした。

          実写物の3Dはあまり必要性を感じないものがありますが、
          CD作品は3D化が効果的なので、ちょっと鑑賞代が
          高くなるものの3Dの回を選びました。
          ダブルメガネになるので、いつも途中で耳のところが
          痛くなるのがネックなのですが…。

          「Let It Go」 の映像は圧巻!

          「Let It Go」 の日本語バージョンは、上映中に
          歌うのも流行っていると聞いていたので、英語版を
          選びました。その方が口とセリフも合っているので
          観ていて違和感がないのも英語版を選んだ理由の
          ひとつです。

          やはり作品の中でも、アナの姉のエルサが雪の女王に
          変身する 「Let It Go」 のシーンは圧巻でした。
          そうとうたくさんのレイヤーを使って作られた絵だなと
          つくづく感心。
          雪や氷の透明感は3Dが存分に活かされています。

          トラブルメーカー・アナ

          ストーリーとしては、アナの性格がちょっと苦手。
          ディズニー映画なのでハッピーエンドなのは当然ですが
          いわゆる 「雨降って地固まる」。
          アナが一目惚れして、エルサを追い詰めて、王国を
          あげてのトラブルを起こして、それなりに最後は
          命を張って問題解決し、さらに新たにラブラブな
          相手を見つけるという、身も蓋もない展開。
          まあ、子供も見るので、アナの冒険活劇になって
          いた方が面白いことは面白いでしょうが…。

          “True Love” が王子様のキスじゃなかったことは
          今風で良かったです。
          ただ、私としては、実写でエルサを主役にして、
          彼女の内面を掘り下げた作品にしてくれた方が好き
          ですね。

          やはり、ディズニーのお姫様映画としては、現実の
          世界にやってきて、ディズニーワールドとの違いに
          とまどう30代のプリンセスが登場する 『魔法に
          かけられて』 が一番好きかも?
          ディズニーワールドに戻った王子の結婚式で携帯が
          鳴るシーンが印象的でした。
          どうやら、私はディズニーのお姫様映画は向いて
          いないようです。

          子供の頃に観た 『ダンボ』『バンビ』 で十分。
          『わんわん物語』 は、怖い猫が出てきたのが
          ややトラウマです。

          今は、ピクサーの 『トイ・ストーリー』 とか
          『バグズ・ライフ』『モンスターズ・インク』
          といった作品の冒険活劇の方が好きだなぁ。

          『しろたえ』 でレアチーズケーキを

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            今日は朝一で撮影のお仕事。
            予定より30分も早く終わってしまい、10時半には
            赤坂見附付近で、ちょっと拍子抜けな気分のまま
            徘徊していたのですが…。

            ふと見たら、1978年創業の老舗洋菓子店 『しろたえ』
            に、まだ人が入っていない様子。
            これまでいただき物として食べたことはあっても、
            友人と何かのついでに寄ろうと思うと店内満員で、
            店内に足を踏み入れたことがなかったのを思い出し、
            「今でしょう」 とばかりに立ち寄ってみました。
            http://r.gnavi.co.jp/f7jnmh4u0000/



            ちょうど一眼レフも持っていたので好都合。
            間口同様、それほど広くない店内は、入って
            すぐ左手に小さなショーケース。
            ケーキも小ぶりですが、お値段も赤坂とは
            思えないリーズナブルさで、ちょっと意外でした。

            ウッディな内装は、長年磨き上げてきたと
            思われる艶があって、歴史と温かみのある
            雰囲気に包まれていました。



            260円の 「レアチーズケーキ」 とブレンドコーヒーを
            オーダーして、撮影時の集中を解きほぐしたら
            眠くなってきました。

            まさに “しろたえ” な 「レアチーズケーキ」 は、
            チーズの風味が濃厚で、微妙に柑橘系の風味も?
            甘さが控えめな分、チーズの濃厚さが際立って
            いて、それほどボリュームはないのに、食べた後の
            満足感は大きい逸品でした。

            店内の雰囲気は、中央線沿線に今も残る老舗喫茶店に
            通じるものがありましたが、スタッフの立ち居振る舞いが
            “赤坂グレード” でした。
            とくに、店主かどうかわからないのですが、男性の
            Sさんという方の声と口調が、店の高級感を演出して
            いる感じ。おかげで、大した贅沢をしたわけでも
            ないのに、ハイグレードなおもてなしをしてもらった
            気分になれました。

            と言っても、店を出た、その足でキンコーズに行き、
            作業してしまったので、いっ時のことでしたが、
            これまで未踏の地だった 『しろたえ』 店内を
            ばしゃばしゃ写真まで撮れて大満足です。

            6月は前向きに、でも慎重に…

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              5月末から火星が順行に入ったので、このまま、
              熱い夏へ突入か、と営業活動再開に燃えようかと
              思って、ホロスコープを見たら、コミュニケーションや
              仕事関係の水星が6月中旬から逆行してしまうでは
              ありませんか!?
              でも、まだ逆行する先がコミュニケーションの星座
              である双子座なので、地獄に仏と言おうか、最悪の
              状態ではなさそうで安心しました。

              それよりも不安なのは、元気に火星が天秤座を
              順行することで、ちょうどホロスコープでは正面に
              いる牡牛座の天王星と真向かい(オポジション)に
              なってしまう方が問題な気がします。

              火星と天王星がぶつかると、事故やケガなどに加え、
              人間関係では衝突の兆しもあるのです。
              火星の影響が強い風の星座はもとより、火の星座の
              獅子座と射手座もこの牡牛座・天王星の影響が
              なきにしもあらず!

              しかも、水星の逆行は天秤座と同じ風の星座の双子座。
              仕事関係で衝突したり、親しい友人と喧嘩したり
              しないよう、できる限り心静かに過ごしたいものです。
              風の星座の人は、意識的にそういったことを抑制
              できるのですが、火の星座はちょっぴり短気な傾向が
              あるので、ドッカーンと起こる前に深呼吸するしか
              なさそう…。気をつけねば!

              オポジションは良くも悪くもなる位置関係

              ただし、このオポジションという位置関係は悪い
              ことばかりではありません。

              確かに行き過ぎると上記のような運気を引き寄せて
              しまいますが、うまく乗り切れば、6月中にはその
              成果が出ないとしても、天王星の “新しいものを
              生み出す力” と、火星の “それを実践するパワー”
              として利用することができます。

              水星逆行の影響で、仕事に行き詰まったら、
              「やり方を考え直す」「立ち位置を見直す」、
              人間関係でトラブルが発生したら、「違った
              アプローチやつきあい方を考える」 といった
              工夫で、新たな第一歩になる可能性も持って
              いるのです。

              火の星座は、風の星座に比べて器用ではないので、
              13日の満月がちょうと火の星座の射手座ですから
              自分の趣味や興味のあることに目を向けて、
              うまく6月のモヤモヤを乗り切りましょう!
              って、ほとんど自分に言い聞かせているような感じ
              なんですけどね(笑)。

              どちらにせよ、13日は射手座・満月
              どの星座の人も、趣味や専門的な知識への欲求、
              さらには異文化関係など、射手座的なお願いを
              すると吉です。
              私はしつこく 「ネパールに行きたい!」 という
              願いをするとしますか…。

              VS ヘリコバクターピロリ!

              0
                初めて受けた胃カメラの結果を聞いてきました。
                ちょっとした胃炎はあるけれど、異常なしとの
                ことでホッと安心。

                画像で見ても、体内ってこんなにきれいなピンク色を
                しているのかと興味津々で食い入るように見て
                しまいました。

                が、しかーし、あの激しい胃の痛みの原因は
                なんだったのか、という点については、神経性の
                ものでしょうという、対応しようがない結果に。
                悩みをなくさないと結局、解決しない問題のようで、
                それをとことん突き詰めると、やっぱ介護と仕事の
                両立問題に行き当たってしまうのでした。

                さらに、その介護問題の原因ともなっている
                父のせいで(大人気なさ120%)、胃カメラでは
                とくに問題はなかったものの、胃については
                遺伝的なこともあるので、ピロリ菌についても
                調べておきましょうということになってしまったのです。
                父が胃ガンの手術をした総合病院なので、逃げ場なし!

                確かにヘリコバクターピロリが胃ガンの原因に
                なる可能性は高いので、気にはなっていたのですが、
                すでにピロリ撲滅薬を使ったという薬剤師の友人が
                かなり高額だったような話をしていた覚えもあり、
                経済的な問題でビビっていたら、なんとピロリ菌
                撲滅薬が近頃保険適用になったそうなのです。

                そこで、ピロリ菌の検査をするというので、また、
                何か胃に入れて細胞でも取るのかと思ったら
                意外にも血液検査。
                さらなる医療費と、通院時間をとられるのは頭が痛い
                ところですが、私は祖父も胃ガンで亡くなっているので
                この際、とことんやってみることにしました。

                『パラドックス13』 で再確認できる “当たり前の日常”

                0
                  東野圭吾さんの 『パラドックス13』 を読みました。
                  帯には 「この世界の謎を解く鍵は、数学的矛盾
                  (パラドックス)にある」 といったようなコピーが
                  書かれていたので、得意のガリレオ系かなと思った
                  のですが、SFではなく非常時における人間ドラマです。
                  嘘はないけど、読者を微妙にミスリードする帯の
                  コピーは見事です。

                  導入部

                  「P-13現象」 によって、13秒間、地球全体の時が
                  歪められ、どうなるかは各国政府も科学者も予想が
                  つかないまま、人類がパニックに陥ることを回避
                  するため、とにかくその時間帯は “何も起こさない”
                  という程度の警告で、その時を迎えます。

                  主人公の警察官・冬樹と、キャリアの兄・誠哉は
                  事件を追っている最中に、その時を迎え、気づけば
                  街には人も動物も、寿司屋の生簀の魚に至るまで
                  消失している世界に投げ込まれます。
                  人が全くいない世界の不気味さは、映画 『マグノリア』
                  で、人ひとりいないタイムズスクエアを走り回る
                  トム・クルーズの姿を思い出しました。

                  多彩な登場人物

                  しかし、誰もいないと思われた世界にも一人、また
                  ひとりと生存者が見つかり、老夫婦、母娘、赤ちゃん、
                  上司と部下、看護師、食いしん坊、女子高生と、
                  年齢も性別もバラバラ。

                  なぜ、彼らだけが生き残ったのか?
                  この先、どうやってこの世界で生きていくのか?
                  元の世界に戻す手立てはあるのか?


                  そういった疑問を解く余裕もないまま、度重なる地震や
                  嵐に襲われ、さらにはインフルエンザの発症が追い討ちを
                  かけます。電気・水道といったインフラも次第に断絶し、
                  食べ物や水といった日常では当たり前に手に入っていた
                  ものの確保が困難となっていきます。

                  上司と部下は建築関係の会社であることから、耐震の
                  エキスパートとして活躍。
                  食いしん坊は食いしん坊なりに、一番のお荷物的な
                  存在ではあるものの、食べ物を見つけることに関しては
                  貪欲で、どういったところを当たれば食べ物が見つかるか
                  という点に関してだけは役立つという面白いキャラ。

                  既存の常識が通用しない世界で生きるには

                  もちろん、食料はコンビニやホテルが備蓄している
                  食料をあさり、もはやそれを泥棒とは呼べない状況に。
                  さらには、裏表紙にも書かれているように 「世界が
                  変われば善悪も変わる。殺人すらも善となる」 そんな
                  状況下で、この状況の真相が解明できると思われる
                  ある場所目指して一行は進みます。

                  堤防の結界で都内であるにも関わらず、津波も起き、
                  安全かと思った避難場所も倒壊寸前。
                  次々と襲い来る困難に、それぞれの価値観が違う
                  人間たちが、どのような選択をしていくかが、この
                  作品のテーマと言えるでしょう。

                  と、同時に社会的インフラを支えてくれる人たちの
                  ありがたみを再確認することができます。
                  映画 『感染列島』 はパンデミックを扱った作品
                  でしたが、私が印象に残っているのは、次々に
                  伝染病で人が死んでいくことにより、インフラや
                  公共サービスが立ち行かなくなり、街に置かれた
                  回収ゴミをカラスが漁っている光景でした。

                  震災時、48時間、生き延びるためのサバイバル
                  指南書のような要素もあります。
                  登場人物が多彩なだけに、自分に近い誰かに
                  感情移入して、荒涼とした東京の街で明日が
                  見えない状況下に置かれる疑似体験もできます。
                  それには、ぜひとも一気読みがオススメ。
                  田村由美さんの漫画 『7SEEDS』 が好きな私と
                  しては、東野作品にありがちなラストのドンデン返し
                  はないものの、サバイバル系は好きなジャンルです。

                  パラドックスのトラップにハマる

                  清水義範さんの 「トンネル」 という作品を読んで
                  いたので、30ページめにやってくる 「P-13現象」
                  の描写が似ているので、何となくある仮説が頭に
                  浮かびました。

                  また、50ページくらい読むと、彼らが “選ばれた”
                  理由もさまざまな事象からおぼろげにわかってきますが、
                  その打開策については、残り80ページになるくらいまで
                  提示されません。

                  逆に、“選ばれた” 理由がわかると、本当に
                  元の世界に戻すことが良いことなのか、それ自体が
                  パラドックスになります。
                  だから、あえて、前半に多くのヒントとなる
                  キーワードを散りばめてあるのでしょう。

                  エリートで正論を述べ、理性的に物事を考え、
                  自然に全体のリーダーとなっていく誠哉に比べ、
                  スタンドプレーもあるものの、直感で行動する
                  冬樹が最初の内はやや不安材料でもありますが、
                  状況が変われば、既存のルールも、価値観も
                  変わらざる得ない――それに順応できる者だけが
                  生き延びられる――逆にそこから脱却できない者は
                  人間には及ばない力で淘汰される…。
                  桐野夏生さんの 『東京島』 に通じるものがあります。

                  読者の既成概念を挑発している作品かも?

                  また、先日読んだ 『生存者ゼロ』(安生正著)に
                  登場する富樫と同じく、ヘタレでトラブルメーカーな
                  食いしん坊・太一の決断は、同じシチュエーション
                  でしたが、やはり泣かされます。

                  それこそ、東野圭吾作品の固定概念がある人には
                  ちょっと物足りない作品かもしれませんが、
                  南海トラフ地震が直撃した時、都内で非難行動を
                  起こさざるを得ない人にとっては、とっさの時、
                  この作品のサバイバル術が脳裏によぎるかも?

                  同時に、毎日、当たり前のように水や電気を使い、
                  手軽に食べ物を調達できる “今” がどんなに
                  恵まれているかを再確認させてくれる作品です。

                  『聖☆おにいさん』 10巻に救いを求めて

                  0
                    原題は 『原罪』 という名のベルギー・フランス
                    共同合作のメチャクチャ気味の悪いDVDを観て
                    しまったので、『聖☆おにいさん』 の10巻を
                    読んで気分転換することにしました。

                    同じ作者の 『荒川アンダーザブリッジ』 に比べると、
                    刊行ペースが遅い 『聖☆おにいさん』 ですが、
                    このまったりペースもそれらしくていいのかも
                    しれないと思ったりもします。

                    今回は、イエスがクリスマスは自分の誕生祝いと
                    知って、初めてのクリスマスを迎える展開で、
                    それ故の悩み(?)も生まれたり、以前の
                    バレンタインデーネタに続くホワイトデーネタも
                    あったり、自分の復活日であるイースターを
                    忘れていたりして、次第に下界生活に馴染んでいく
                    最聖コンビのだららん生活に心温まりました。

                    数ある宗教エピソードで、ある程度、知名度がある
                    ものを現代に落とし込んだギャグを作るのって
                    かなり難易度高いだろうなと、巻を重ねれば
                    重ねるほど、ただただ感心しています。

                    今回、恥ずかしながら、ベルギーに本店を置く
                    『ゴディバ』 の名が、信心深い英国の伯爵夫人
                    “レディ・ゴディバ” に由来していると知りました。

                    トラウマ、再び!

                    う、ベルギー!
                    せっかく 『聖☆おにいさん』 で気分転換できた
                    と思っていたのに、呪いのDVDのキモいダンスが
                    蘇ってきてしまった!

                    ちなみに、そのDVDのタイトルの邦題は 『変態村』
                    という、あの原題からどうしてそうなってしまったのか
                    よくわからないタイトルとなっています。

                    『7SEEDS』 や 『BASARA』 などの名作を生み出している
                    田村由美さんが、「村人の踊りがコワイ」 と書いて
                    いたので、その誘惑に勝てず、怖いもの見たさで
                    中古DVDをAmazonから取り寄せたのですが、確かに
                    コワイというかキモイ。

                    ただ、体を左右に揺らしているダンスなのですが、
                    曲も不気味だし、全員おっさんだし、ずっと観てると
                    トラウマになりそうなダンスでした。

                    『気狂いピエロ』『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』
                    などを観た後のような、後味悪さがある意味、新境地
                    とも言えるのかもしれません。
                    BOOKOFFに持っていくのも憚られ、燃えないゴミに
                    紛れ込ませるしか、手放す手立てはないようです。

                    「おろマイル」 試写会までには間に合わず

                    0
                      今日、取材予定だった案件がドタキャンされ、ショック!
                      せっかく丸一日空いたのですが、やる気が出なくて
                      だらだらと無駄な時間を過ごしてしまいました。

                      ピグも面倒くさくて23時頃になって、一応、デイリーだけ
                      やって放置することに。
                      とはいえ、『るろうに剣心』 のオフィシャルサイトには
                      INして、「おろマイル」 だけは貯めておくことにしました。
                      サイト自体はかなり早い時期に知っていたのですが、
                      「おろマイル」 は数日前から始めたので、6月初旬の
                      試写会には応募できる点数までとどかない模様。
                      http://wwws.warnerbros.co.jp/rurouni-kenshin/index.html)

                      驚いたのは、映画とのコラボ商品として、くまモンの
                      剣心と志々雄アイテムが登場していたこと。
                      コラボするにもほどがある!
                      単に、剣心、志々雄、それぞれのコスプレをしている
                      くまモンという感じで、コラボの必要性が感じられ
                      ないのですが。
                      くまモンファンは嬉しいかもしれないけれど、
                      『るろ剣』 ファンとしては微妙なアイテムなのでした。
                       

                      箔押しが効果的な 『にじいろのさかな』

                      0
                        現在、仕事をしつつ通院中ですが、待合室に
                        置かれている雑誌や絵本を読むのが好きです。
                        とくに滅多に読むことがない女性誌や、まだ
                        読んだことのない絵本は、楽しみのひとつ。

                        そんな中、以前、書店で立ち読みしてほしかった
                        けれど、値段が高いので買わなかった絵本が
                        置いてあったので、久々に読んでみました。
                        『にじいろのさかな』(マーカス・フィスター著・画、
                        講談社刊)という作品で、翻訳は谷川 俊太郎さん。

                        パステルと思われる画材で描かれた海の色が
                        とても美しく、そこに主人公の虹色の魚が泳ぐ
                        姿は、イラストだけぱらぱらと眺めていても
                        癒される作品です。
                        虹色の魚は、他の魚が持っていない銀色のウロコを
                        持っている設定なので、その部分は、高価な
                        “箔押し” となっているため、原価がかかって
                        しまうのでしょう。

                        テーマはとくに目新しくはないけれど…

                        内容は、オスカー・ワイルドの 『幸福の王子』 や、
                        同じくロングセラーとなっている 『100万回生きた
                        ねこ』(佐野洋子著・画、講談社刊)に通ずる
                        テーマです。

                        虹色のウロコを持つ魚は、周りの魚からも羨まし
                        がられる存在で、中には1枚でいいからその
                        ウロコをほしいと言う魚もいて、自分の美しさを
                        自慢に思う虹色の魚はそういった要望も無視。
                        次第に周りの魚からも疎んじられる存在となって
                        しまいます。
                        このあたりは 『クリスマス・キャロル』 的な
                        要素もあります。

                        ついに、誰からも声をかけられなくなった虹色の
                        魚の決断は…。

                        同じようなテーマの作品は多々ありますが、それでも
                        イラストの美しさと、舞台が海という設定もあってか
                        和やかで穏やかな気持ちにさせてくれる作品です。
                        私にとってはやはり、作者の色づかいが好みに
                        合っているという点が最大の魅力ですね。

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