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    • 2023.07.11 Tuesday
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    今、注目は 『宇宙ミュージアムTeNQ』

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      ちょうど今、文京区のエリア情報を担当していて、
      資料でまとめればOKなのですが、前々から気に
      なっている東京ドームシティもリストにあり、
      中でも 『宇宙ミュージアムTeNQ』 は観に行って
      みたい施設です。
      http://www.tokyo-dome.co.jp/tenq/

      過去から現在への宇宙へのアプローチをまとめた
      展示や、東京大学総合研究博物館とコラボの部屋、
      そして、直径11メートルのシアター空間・宙(ソラ)
      など、興味深い宇宙エンターテインメントが期待
      できそう。

      インターネットの発達のおかげで、以前だったら
      必ず現地で取材できたところが、ほとんどが
      ネット情報でまとめてしまうスタイルになって
      しまった時代にライターをやっているのが残念で
      なりません。

      大手の有名サイトでも意外と信用できない!

      とはいえ、以前、熱海のあるお寺の情報をまとめた
      際に、編集部から指定された結構信頼性のある
      情報源でまとめるはずのところ、実際に行ってみたら
      「本堂のすぐ裏」 にある奥の院という表記があって
      ヒールを履いた女子がキャピッとその場所に
      訪れている画像があったのですが、ところがどっこい
      行ってみたら、軍手着用でよじ登らねばならないほどの
      過酷な山だったりしたこともあって、確かに地図だけ
      見れば、「本道のすぐ裏」 だったのですが、勾配を
      考慮に入れずにまとめたのか、ガセネタでした。

      Wikiについては、半分、信用していないのですが、
      まさかある程度は有名なサイトの情報にもこんな
      落とし穴があったのかと驚いたものです。
      ネットだけに、これまたその情報がそのままの
      形で拡散してるし…。

      自分の目で確認しないと納得できない!

      アナログと言われようと、やっぱ、現地に行って
      リアルな情報をこの目で見ないと信じられないのは
      ロートルかもしれませんが、『宇宙ミュージアムTeNQ』
      はまだそれほど現地情報が蔓延していない段階
      なので、月初でかなりタイトなスケジュールでは
      ありますが、突撃取材に出かけたいという野望が
      頭をもたげているのでした。

      あとは、スケジュールかぁ。
      それと、やや復帰の兆しの体力勝負。
      何とか時間を作りたいなあ。
      でも、学生さんたちの夏休みシーズンに突入して
      しまっているので混雑していそうだし。
      今回はおとなしくオフィシャルサイトを見て、
      さくっとまとめて、9月になったらゆったりと
      回ってみたい気もしなくもなく、現在、その葛藤に
      揺れ動いています。


      熱い8月が来るっ!

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        8月は、当然のことながら獅子座に惑星大集合!
        中旬までは太陽と水星、中旬からは金星が獅子座に
        入り、すでに獅子座で待機しているパワー増幅装置の
        ような役目を果たす木星がその威力を発揮します。

        火の星座は熱いぜ!

        夏らしく、獅子座パワーで火の星座が活気づく時。
        職場だったら自分の力を発揮し、恋愛関係だったら
        積極的に自分の魅力をアピールする時です。
        他の星の影響もあって、火の星座でも獅子座>
        射手座>牡羊座が活性化します。

        そのおかげででしょうか、確かに8月中旬まで
        私のスケジュール帳はぎっしりで嬉しい反面、
        先日の体力的限界を感じたばかりなこともあって
        どれかを落としそうで、ちょっと不安。
        でも、獅子座パワーと守護惑星・木星頼みで
        乗り切って見せるぜい!

        牡羊座の人は、守護惑星である火星が蠍座に
        入っていることもあり、気が合わないと思って
        いた異性の良いところを発見して恋愛モードに
        突入する可能性も。

        風の星座はスマートに

        獅子座と60度の角度に当たる双子座・天秤座の
        風の星座も動きがありそう。
        とくに双子座は牡牛座・天王星が60度の角度に
        あることもあって、仕事やコミュニケーションに
        おいて、新しい第一歩を踏み出せる予感。
        天秤座はいろいろな人との出会いが期待でき、
        さらに中旬以降は恋愛関係の出会いのチャンスも
        ありそうなので、暑くてもお出かけすると吉。

        月末は乙女座のシーズンがやって来る!

        中旬以降は水星が乙女座まで走るようにやって
        来ることと、乙女座と60度の角度にある蠍座に
        火星が移動中なので、これまで棚上げしていた
        問題を決断したり、乙女座が得意とする物事を
        評価する力が発揮できる時です。
        思考の星・水星と乙女座の判断力は相性が
        いいので、暑さに負けず、頭がクリアに冴え
        わたるシーズンとなります。

        一方、乙女座に水星が入る8月後半は、蠍座にも
        影響が現れます。ちょうど蠍座に停泊中の
        土星の上に行動の星・火星が重なる時期でも
        あります。仕事のやり方、または転職など、
        行動に出るには最適の時期となりそうです。

        8月は大きく変化のある星座と、夏はまったり
        スルーしたほうがいい星座と二極化する展開です。

        悶々、スウェーデンリレー!

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          今日はネガティブなので、ブログのテーマから
          外れますので、グチを見たくない人はスルーして
          下さいませ。

          ふはぁ、やっと28日中締切だった原稿を、29日の16時までに
          延ばしてもらって、規定通りの質問をしたら約8000字に
          なってしまった原稿を、なんとか3500字までリライト
          したぞぉおと編集部に連絡して力尽きたその時、
          別の人に電話を代わるという不吉な言葉が!

          明後日までで良かったはずの別件の原稿UPが突如、
          明日に繰り上げになってしまったのでした…。
          ああ、納品の連絡はメールにして、寝ちゃえばよかった!

          今日は父の誕生日ということもあって、それだけが
          人生の楽しみとなっている老人の希望に応えるべく
          ふらっふらなまま、食事をしに出かけ、中座して
          トイレに行ったきりなかなか帰ってこない父が
          倒れてるんじゃないかと、トイレの個室までチェック
          するために警備員さんを呼び出すほどの騒ぎとなり、
          食欲なんて、ありゃしませんがな。

          できるだけ早く切り上げて、8000字原稿を2時間半で
          なんとかリライトした私になんたる仕打ち!
          その原稿が遅れたのだって、同じ代理店の人が
          強引にゲリラ取材を入れたからで、締切は考慮する
          って言ってくれたからだったはず。

          しまった、メールでなく、電話だったので、言質を
          とっていなかったと後悔。

          そのゲリラ取材だって、いくつかは店名が入って
          いましたが、その他は 「○○商店街」 と書いてあり、
          商店街全景のスナップで済むと高をくくっていました。
          よもや1軒1軒交渉して撮影するとは依頼状の
          どこにも書いていなかったぞ!
          看板に偽りあり! 異議あーり!

          労働基準法ってなんだっけ?

          おかげでゲリラ取材翌日の1日はブッ倒れて、その後は
          ずっと画像処理とICレコーダーのチェックをして、
          やっと原稿を仕上げゴールと思った健気な私に
          締切前倒しとは、非人道的ではありますまいか?

          この数日でレッドブルとデカビタ、何本飲んだと
          思ってるんじゃい!
          もちろん、依頼状の説明と現場での乖離分は、ギャラ
          上乗せを申請したのは言うまでもありません。

          あぁああ、でっかい仕事を終わらせて、今夜こそ
          早寝しようと切望していたというのに、書かねば!
          って、ブログ書いてる時じゃなかろうと思われる人も
          多々いらっしゃるでしょうが、一旦、ガス抜き
          しないと前倒し原稿に着手する気になれません。

          ダチョウ倶楽部な気分 「聞いてねーよ!」

          さらに、さらに、同じ代理店から9月初旬に仕上げると
          聞かされていたかなり大型案件のエリア情報が、なんと
          紙媒体なので締切は8月初旬という決定打…いや、
          致命傷を受け、立ち直れません…。
          校閲バイトが終わった8月中旬から、他社のお祭り取材の
          合間に進めようとスケジュール調整していたのにぃい!
          バッチリ、校閲バイト期間と諸カブリ!

          と、思う存分、グチをかましたので、一応、満足
          したと自分に言い聞かせ、今から前倒し原稿に
          着手いたします!

          7月分の請求書もさっさと出せとせっつかれてますが、
          ギャラの上乗せ交渉中で、それすらも対応できず。
          熱すぎる夏に、もはやグロッキー気味の私です。

          なぜだか、スエーデンリレーを思い出しました。

          都会暮らしに疲れたら 『くまみこ』 いいかも?

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            クマ好きとしては、やはり 『くまみこ』 (吉元ますめ著、
            メディアファクトリー刊)を押さえておかねばと、
            Amazonの中古で買いました。

            買った後、ネットをチェックしたら第1話は試し読み
            できたことを知ってショック!
            http://www.comic-flapper.com/kumamiko/

            ストーリーは、電気も通っておらず、コンビニも
            24時間やっていないような山奥に住む中学生で、
            ヒグマを神として奉っている神社の巫女である
            「まち」 という少女が主役。ボケ担です。

            そのつっこみ役としてとして、同じ山奥に棲んでいる
            くせに、なぜだか都会に詳しいヒグマの 「なつ」 が、
            都会の高校に行きたいというまちの野望(?)を
            挫くべく、自分が田舎者だと自覚させるための試練を
            次々と与えていく、まあ、都会と田舎のカルチャーを
            掛け合い漫才的にしたみたいな作品です。
            試練といっても、全国展開しているFCの店に、なつが
            まちをお使いに行かせるパターンがほとんどですが…。

            それにしても、Wordまで使いこなせると思われるクマ
            なつは、やはり神と言ってもいいのかも?
            一方、まちは当然のことながら機械音痴です。

            巫女の衣装は一般的でなく、ややアイヌ風というか、
            古代装束的で、まちのキャラもかわいいし、なつと
            まちが仲良くもふもふしているシーンは癒されるの
            ですが、全体としては何となく私には物足りない
            感じでした。それが何かはわからない…。

            何も考えずにさら〜っと読むにはいい作品。
            デジタル化された社会に疲れた時に、ほっと一息
            つくにもいいかもしれません。


            バテバテでだららん

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              今日はめずらしくテレビを見つつ、仕事をしておりました。
              と言っても、親が見ているのを適当にチラ見しつつ、
              ひたすら先日撮影しまくった画像処理作業をし続けて
              いたのですが…。
              昨日は、大量に撮影した画像のチョイスで終わってしまい、
              炎天下での撮影だったので、フラッシュを焚いたものでも
              かなり逆光になってたりして、作業エリアを選択して補正
              していくというDTPオペレーターのような仕事です。

              久々、昼の時間帯に出演しているタモリさんを見て、
              相撲の千秋楽を見て、大河からSTAP細胞特集という流れ。
              さすがに 『必殺!』 まではつきあいきれず、自室で
              作業を続けました。

              先週は、「遠藤はころころ負けてるから、勢を応援する
              ことにした」 とか言っていた母が、いつの間にかまた
              遠藤ファンに戻っていて、年をとっても女心は秋の空
              だと実感しました。
              今日は、ご贔屓の勢と遠藤が勝って拍手して喜んでいて、
              思わず、画面より母の対応に驚き、手が止まりました。
              その割に、優勝がかかっていた白鵬戦は見てないし、
              豪栄道の大関昇進がかかった取り組みも席外してるし…。
              何考えてるのかわかりません。

              なぜ、私がこんな1日を送ってしまったかというと
              画像点数もさることながら、歩き過ぎでか昨日、膝上の
              痛みと、左足の薬指がしびれるというヤバイ状態に
              なっており、ちょっと休養を兼ねて…。

              なんとか今日はしびれが取れてひと安心。
              いや〜、ムリがきかない年齢になってしまったのだなあ
              と一抹の寂しさも。
              気合と体調管理の乖離に悩みつつ、来月の激しい阿波踊り
              取材を断って、動かない被写体の七夕取材を選択したのは
              正解だったなと、それについては満足しています。
              阿波踊り1本も七夕1本もギャラ同じだしね(笑)。
              『アナ雪』 系の飾りさえ避ければ(ディズニーなので)、
              なんとかなるでしょう。

              ただ、高円寺で月末の同日に開催されるお神輿&大道芸
              取材・撮影は受けちゃったけどね。
              去年もやっているので、うまい具合に手を抜く方法、
              いや…、取材全体のペース配分を模索中です。

              板橋区のりんりんちゃん

              0

                昨日の取材では、いろいろな発見がありました。
                旧・中山道に作りかえられたものではありますが、
                今でも “板橋” があること、そして加賀藩の
                下屋敷があったことから加賀町という町があることなど。

                仲宿商店街にゲリラ取材を観光している途中でも、
                本陣跡の碑が立っていたり、商店街の外れにちょっと
                風情がある橋が架かっているなあと思ったら、それが
                “板橋” でした。写真を撮り損ねたのは残念!

                加賀藩下屋敷の門が移築されている観明寺や、
                下屋敷跡や築山が残る加賀公園などもあって、
                歴史散策にもよいエリアです。

                取材途中で、資料集めも兼ねて 「板橋観光センター」
                にも立ち寄ってきました。
                http://business4.plala.or.jp/itakanko/

                その際、うっかり 「板橋といっても石神井川に
                架かっている橋だし、石神井と言ったら練馬区
                のものっていう気がしてしまう」 と同行している
                編集さんに言ったところ、どこからともなく
                「練馬区は板橋区から昭和22年に独立した区で、
                もとは板橋区だから」 という負けず嫌いな発言が!
                地元愛あふれるスタッフの方でした。
                こういう大人気なさ、好きだ!

                確かに、小学生の頃、「わたしたちのねりま」 で
                板橋区から独立した特別区であることは学びましたが、
                独立した年までは覚えていませんでした。

                さらに、当時の板橋区の60%の面積をもっていって
                しまったと残念そうに語っていました。
                まあ、それって、廃藩置県の時に石高が低い藩は
                統合されて大きな県になったのと同じで(例えば
                岩手県や長野県)、練馬エリアの方が人口がそれだけ
                少なかったからではないかと予想されます。

                むむむ、それにしても板橋区的には、練馬区は
                暖簾分けしたような印象なのだろうかとも思われ、
                隣の武蔵野市住民にはJR線や吉祥寺があるという
                ことで、一応、区なのに微妙に見下ろされている
                感がなくもないし…。
                エリア情報執筆を頑張ることで、イメージアップを
                図らねば、と改めて実感した次第です。



                ゆるキャラ(R)りんりんちゃん

                「板橋観光センター」 には、エリアマップなどの
                資料の他に、板橋区の花・ニチリンソウをモチーフ
                とした、区の観光キャラクター 「りんりんちゃん」
                マスコットやTシャツも売っていました。

                このネーミングには、ニチリンソウの “りん” だけで
                なく、“板橋” という言葉が両方とも部首が木偏で
                あることも掛けてあるそうです。
                どっちにしても、ねり丸も大根の葉っぱ付けてるし、
                杉並区のなみすけも緑の背びれみたいなのが付いてる
                妖精だし、自然がモチーフなのは一緒です。
                http://www.city.suginami.tokyo.jp/

                隣の区でありながら、意外と板橋区のことについては
                DTP講師をしていた志村坂上付近しか知らないことに
                今回のゲリラ取材で気づきました。


                ケロロ軍曹、警察介入の事件であります!

                0

                  板橋区から帰宅にかけての商店街にゲリラ取材・撮影を
                  敢行するとのことで、本当はゆったり先日取材した
                  原稿を制作する予定だったところ、炎天下のもと、
                  機材担いで、さらにICレコーダーを持っての編集同行
                  行脚となりました。

                  さすがにぐったりの帰り道、急行の通過待ちで停車
                  していたところ、後続の各停電車で気分が悪くなった
                  お客様がいるため、急行も止まっており、その影響で
                  私が乗っていた電車も急行待ちで遅延するという
                  アナウンスが!

                  20分待っている間に、さらに車両点検を行っていると
                  いう新たな情報ももたらされました。
                  しかも、2度目は車内安全点検のため、もう少し
                  時間がかかるとまで!
                  何の安全を点検するんだという疑問が頭をもたげました。

                  それにしても車両点検に時間、かかり過ぎだろ!?
                  と思うと同時に、もしかして、車内で喧嘩が起こり、
                  それで一方または両方が怪我でもして病院かどこかに
                  搬送され、車内に血とか吐瀉物が飛び散って、その
                  後片付けをしているのだろうかと、事件性を帯びた
                  バイオレンスな想像が広がりました。

                  さらに、それから10分後、ついに 「警察が現場検証
                  しているため、復旧に時間がかかることが予想される
                  ことから、ふりかえを検討してください」 といった
                  “警察” 登場の衝撃情報に変わり、さらに私の推理は
                  信憑性を増したのでした。

                  それまで、ぼーっと座っていた人も、スマホで情報を
                  チェックし始め、今日はたくさん歩くためPCを持ち
                  歩かなかったことをちょっと後悔。

                  しかし、「ふりかえ」 と言われても、西武新宿線は
                  西武新宿駅や高田馬場駅ならまだしも(一応、中井も)、
                  西武池袋線や東急線などと違って、全然、ふりかえ
                  られる電車ないし! バスでJRに出てまたバスか!?
                  私が降りる駅は各停駅で、東京のチベットだし!

                  しかたがないので、もうこうなったら2時間くらいは
                  かかりそうだけれど家まで歩こうと、諦めて駅改札に
                  向かって、ホームをとぼとぼ歩いていたら、私が乗った
                  電車だけは、本来追い越されるべき急行電車を待たずに
                  運行することとなりました。助かった…。

                  帰宅して確認したら、西武新宿線・下落合駅に停車
                  していた各駅停車の車内に異物がまかれていたそう。
                  その異臭によって急病人が発生したそうです。
                  西武新宿線の、しかも各駅停車がテロの標的になるとは
                  思えませんが、単なる愉快犯か!?

                  ケロロ軍曹の 「マナーで西武鉄道侵略大作戦」 ポスター
                  に「怪しい粉をまかない」 というのを作ってもらわねば!
                  http://www.seibu-group.co.jp/railways/smile/manner-poster/


                  編集も◎な短編集 『私たちが星座を盗んだ理由』

                  0
                    またしても表紙のイラストの美しさに惹かれて、
                    『私たちが星座を盗んだ理由』(北山猛邦著、
                    講談社文庫) をジャケ買いしました。

                    5編の短編が収録されており、2話めと4話めが
                    ファンタジックな雰囲気で、読んでいてメリハリが
                    あるので、一気に読めました。
                    また、1話めが 「である」 調なのに対して、
                    2話めは 「ですます」 調の童話風だったりして
                    同じ作者の作品とは思えないほど。

                    とはいえ、文章の簡潔さと、テンポの良さは
                    どの作品にも共通しています。
                    帯にはミステリーと書いてありますが、殺人事件を
                    扱った推理小説とは一線を画しています。

                    各作品の順番も絶妙な流れ

                    1話めの「恋煩い」と、ラストの表題作が、共に
                    女性2人と男性1人をめぐる “3人の微妙なバランス”
                    (ドリカム的に言うと)による、ある出来事が
                    テイストの違う作品に仕上がっているのも◎
                    「恋煩い」 は読んでいる途中で、アガサ・クリスティの
                    名作 『カーテン』 を思わせる展開も。

                    3話めの 「嘘つき紳士」 が一番、ミステリー調と
                    言えるかもしれません。

                    2話めの 「妖精の学校」 は読み終えた段階で、
                    帯に書いてある 「すべてはラストで覆る!」 の
                    意味がわからない状態で、早速、グーグルマップで
                    調べてみましたが、いくら拡大しても地図に出ないし!
                    ようやく、Wikiで調べて 「海洋法に関する国際連合条約
                    第121条第3項」 にたどり着きました。
                    それまでは、もやもやしつつ、「早く覆してくれい!」
                    という消化不良な気分でした。

                    「終の童話」 で、もう一冊

                    私が一番気に入ったのは、4話めの 「終の童話」。
                    ラストを覆すか、覆さないかは、読者に委ねるという
                    リドルストーリーになっています。私なら杖だな。
                    基本、白黒はっきりしないリドルストーリーは好きで
                    ないのですが、この作品はラストが曖昧な方がいいですね。

                    童話風のストーリーで、人を石に変えてしまう
                    “石喰い” という妖怪(?)に、ウィミィ少年を
                    かわいがってくれたエリナが石に変えられてしまい、
                    数年後、石化した人を元に戻せる呪術師が登場する
                    ことで、村人たちの間にいさかいや事件が起こり始め、
                    再び、“石喰い” が復活し…と一気に最後まで
                    読まずにはいられない展開でした。

                    この一作で、北山猛邦さんの他の著書もいくつか
                    読んでみたいと思わせてくれる珠玉の作品でした。
                    すでにAmazonで注文済みです(笑)。

                    玉川上水と下水

                    0
                      天気も良かったので(というか良すぎ)取材ついでに
                      西武拝島線・玉川上水駅まで、玉川上水沿いの緑地を
                      歩いてきました。玉川上水で言えば中流にあたります。

                      鬱蒼と木が茂っているのと、水辺に近いこともあって
                      やはり炎天下にアスファルトの道を歩くのよりも
                      体感温度的に3度は違ったと思います。

                      ぬかるみに残る自転車の跡や、秋に落ちた木の葉の
                      下から顔を出している怪しげなキノコ、もぐらの巣と
                      思われる土のふくらみなど、私が子供の頃、近所で
                      見かけた風景がそこにありました。



                      そんな歴史ある上水に対して、下水はというと、
                      東京都共通のものではなく、立川市オリジナルマンホール
                      でした。歩き始めたエリアは小平市だったので、以前、
                      こちらにご紹介した富士山や小鳥や家の絵柄の物でしたが
                      いつの間にか立川市に入っていたようです。

                      マンホールの真ん中は、立川の 「立」 という字を
                      アレンジした花びらのような形の中に、花の芯のような
                      「川」 の字が描かれています。



                      上のマンホールには 「合流」 と入っていますが、
                      雨水と生活排水の合流エリアということでしょうか?



                      そして、玉川上水駅前には、市の花である 「コブシ」 を
                      モチーフとしたカラーマンホールがありました。
                      カラーマンホールを見つけると何やら嬉しい気分に
                      なるのですが、リラックマバスと会えなくてちょっと残念です。

                      【関連記事】
                      ◇のどかさいっぱいの小平市マンホール
                      http://nureinmal.jugem.jp/?eid=2050

                      『公開処刑人 森のくまさん』 続編は一般人が怖い!

                      0

                        ネットに実名が載った犯罪者を処刑する殺人鬼
                        “森くま” が前作の3年後に復活するという
                        ストーリーで、サブタイトルが 「お嬢さん、
                        お逃げなさい」 となっていることもあって
                        女子高生視点の物語と、レイプされた女性と
                        その弟や恋人たちの物語が並行して進行する
                        展開となっています。

                        表4にはどんでん返しがあるようなコピーが
                        書かれていますが、そこについては微妙。
                        どちらかというと、読者はある登場人物の隠れた
                        犯行に気づくようなキーワードが2回も出てきており、
                        それに気づかない登場人物に対して 「おいおい、
                        大丈夫か!?」 という感じのサスペンスと言えるかも。

                        前作に比べると、それぞれの登場人物の心情が丁寧に
                        書かれているような気がします。
                        前作の犯人に射殺された警官の妹のその後は、被害者の
                        家族がさらに周りの人たちによって悲劇的な人生に
                        流されていく様が描かれています。

                        二代目 “森くま” は何となく、人物の配置で
                        想像がつくので、前作の 「誰が “森くま” か?」
                        という点とは異なり、「女子校生たちの問題と
                        レイプ事件に遭ってしまった関係者との着地点を
                        どこにもっていくのか?」 で読ませる作品です。

                        一番、恐ろしいのは、それぞれの出来事や事件に
                        反応する一般人の悪意に満ちたスレで、“森くま”
                        以上に、こちらの方が底知れぬ恐ろしさを感じました。

                        31ページにネットで流れるデマや個人情報拡散の
                        恐ろしさ、161ページの匿名一般人によるネット上の
                        バッシングの波及など、本作はサスペンス仕立てで
                        そういった現代のネット社会の恐ろしさの方に
                        作者はフィーチャーしたかったのかなと思われる
                        内容でした。

                        【関連記事】
                        ◇夜神月っぽい 『公開処刑人 森のくまさん』
                        http://nureinmal.jugem.jp/?eid=1662


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