スポンサーサイト
一定期間更新がないため広告を表示しています
- 2023.07.11 Tuesday
- -
- -
- -
- by スポンサードリンク
せっかく、古来からのパワースポットが多数点在するという
島根に行ったのに、電車とマンホールに終始してしまいました。
以前は駆け足で “通り抜けた” と言っても過言ではない
状態だったところ、今回も 「城攻め」 が入ったために、
スケジュールはややタイトになってしまいましたが、
パワースポットと言われている所は押さえたつもりです。
なんとなく、オリエンテーリングのようなあわただしさが
なかったとは言えませんが、とにかく行ってきました!
いろいろ見てきた中で、やはりパワースポットをテーマ
にするのであれば、他はどうでも 「出雲大社」 は最初に
取り上げねばバチが当たりそうなので、まずはそこから…。
「神無月」と呼ばれる旧暦10月。島根県出雲地方に限っては
日本中の神様が出雲に参集する 「神在月」 です。
そのため、「出雲大社」 では西暦の11月21日から28日まで、
さまざまな神事が行われます。
(http://www.izumooyashiro.or.jp/)
(神楽殿への出社風景)
私が 「出雲大社」 神楽殿近くのバス駐車場に到着したのが
朝7時だったので、神様どころか、人がいないし…。
とはいえ、神楽殿や御本殿(国宝)などに参拝している内に、
ぽつぽつと神社に “出社(?)” する人たちの姿が
見られるようになりました。
(国宝・御本殿付近にも誰もおらず)
以前、弾丸バスツアーで訪れた際には、太い注連縄で有名な
神楽殿しか参拝していなかったことにも気づき、ああそれで
ご縁がなかったんだなぁと…。
と、過去は振り切って、今後はギャラの良い仕事を持って
来てくれる人とのご縁が結ばれるよう、腹黒く参拝したのでした。
先方もほとんど人がいないというのに、2カ所ほど
お札・お守りの授与所が開いており、商魂たくましく、
「平成の大遷宮記念」 のお守りなど販売していたので
期待に応えねばと、レア度重視で遷宮記念の 「蘇守」 を
購入させていただきました。
一般的な 「出雲大社」 についての説明は、オフィシャル
サイトにご祭神や沿革など書いてあるので省略。
(参道脇の神苑)
約2時間かけて神苑や社家通りの方まで歩き回って、
境内はもちろんですが、ちょっと外れたところにある
社家通りの 「命主社」 付近は、清々しい気に溢れて
いたように思います。
神苑に多数建てられた大国主命の像や、「因幡の白ウサギ」
で、式神的な存在となっているウサギの像には癒されました。
(謙虚な風情がかわええ♪)
社家通りや 「命主社」 については、To be continuedです。
紀元前1万年前の旧石器時代には人が住んでいたという
とにかくメチャクチャ歴史ある街・安来市。
戦国時代は、尼子氏が拠点としており、駅のホームには
月山富田城の城下町観光へと誘う、戦国ゲーム風な
イケメン山中鹿介のポスターが貼られていました。
ロッジ風の高い梁の駅舎内には、安来の歴史や、
どじょうすくいをする 「開運! あらエッサくん」 の
キャラクターグッズが、島根県のPRキャラクターである
しまねっこ以上に、パワフルに陳列されていました。
エッサくんファミリーの像もずらっと!
エッサくんは9歳で、妹もいます(笑)。
(http://www.yurugp.jp/vote/detail.php?id=00000830)
(エッサくんのダイカットテーブル)
エッサくんは 「すくい小僧」 とも呼ばれており、
“愛をすくう・運をすくう・気をすくう・銭をすくう”
パワーを持っているということで、駅舎内には小さな
お社まで建てられていました。
お社の右下にいる石像は、エッサくんの 「なで小僧」。
2回柏手を打って、頭をなでながら願い事をするのが
安来流だそうです。
少なくとも、エッサくんのくったくのない笑顔は
見た人を楽しい気分にしてくれるかも?
明るく前向きな気持ちになれば、確かに愛や運も
引き寄せるに違いありません。
山陰線・安来駅の南側ロータリーには、通常なら
矢印や単なる白線で表示される、自動車の進路指示が
ドジョウで描かれていたのも印象的でした。
コミュニティバスは、もちろん、エッサくんファミリー
総出演です。イエローの車体なので、乗れば金運系に
ご利益ありそうですね。
今回の旅行で、これまで勘違いしていたことを、またしても
一つ発見してしまいました。
どじょうすくいの 「安来節」 でお馴染みの安来市ですが、
私はこれまで 「やすきぶし」 と思い込んでいたら
「やすぎ」 と読むんですね。はっはっは!
「いばらぎ」 と 「いばらき」 みたいな感じ?
錦糸町が千葉県と思っていたことに比べれば、私にとっては
ほんの些細な間違いさ!
まあ、どちらにしても、失礼この上なしなバカっぷりです。
そのバカっぷりを天が怒ったのか、「出雲大社」 参拝時には
曇りだった天気が、大雨に。
そんな中、もとからあまり時間がとれなかった 「足立美術館」
を、予定以上の速さで見学した後、何をしたかというと
大雨の中、「足立美術館」 周辺の集落を歩いて、安来市の
マンホールを探し回ったのです。
(https://www.adachi-museum.or.jp/)
(水浸しだけど、楽しげな様子は伝わってきます)
広い 「足立美術館」 の駐車場や敷地内には、個人の美術館な
こともあってかマンホールがなく、車道の方にも足を伸ばして
バシャーッと車に水をぶっかけられつつも、根性で安来節を
モチーフとしたマンホールを見つけました。
3つ見つけましたが、とにかくひどい雨で、ここに掲載した
物が、中では一番マシな画像です。ほぼ、水浸し…。
美術館の敷地を出て、鷺の湯温泉周辺をチェックしたり、
路地の方まで入って、安来節マンホールを探しました。
美術館へのシャトルバスの中でも、窓側に座って安来市の
デザインマンホールがないかと目を凝らしていたのです。
出来はどうであれ、無事に安来節マンホールの撮影を完了
したのですが、そこから美術館へ戻る途中、撮影現場から
100メートルと離れていないところに、意外な物を発見!
(車道近くで見つけた 「MATSUE」 の文字)
なんと、誰がどう見ても松江市のマンホール。
こんなところに市の境はないはず!
…ということで、マンホール珍百景として一応撮影して
きました。イタズラでしょうか?
もしかして、飛び地?
とも考えて、ネットで調べたところ、確かに島根県には
飛び地があるのですが、それは雲南市木次町という所で、
奥出雲町の中にあるとのこと。やはり、イタズラ?
謎は深まるばかりなので、スルーします。
【関連記事】
◇マンホーラー大興奮の “練馬区の飛び地”
(http://nureinmal.jugem.jp/?eid=911)
「出雲大社」 が代表的と思われる島根県出雲市。
なんですが、マンホールに描かれていたのは、日本一の
高さを誇る 「日御碕(ひのみさき)灯台」 でした。
以前、訪れた際は晴天だったので、青い空と海に
真っ白ですっと立ったような姿の灯台は印象的でした。
(http://www.city.izumo.shimane.jp/)
「出雲大社」 をモチーフにしなかったのは、神々が
おわすところを踏みつけるのはいかがなものなという
配慮からでしょうか?
その証拠にか(?)、「出雲大社」 の周辺にはやたら
汚水用の小さなマンホールが密集しているエリアがあって、
境内の外はとにかく “穢れて” いるかのようなアピール感が
ありました(笑)。
そんな旧大社町の 「日御碕灯台」 マンホールですが、
古い物と新しい物が混在しており、おそらく新しいと
思われるものには、上のところに数字が入っています。
周辺のマンホールをいくつかチェックしましたが、
どれも 「25」 という数字。住所とも関係ないよう。
今回もそれ以上は深追いしません。
また、排水溝に描かれているのは、出雲市の市章が
あしらわれており、ちょっと前衛的なデザインです。
上のマンホールの中央や、下の物の四隅に描かれて
いるのは、「出」 という漢字をデフォルメしたもの。
出雲市のサイトをチェックしたら 「大空にはばたく鳥や、
大きく手をひろげる市民」 をイメージしているそう。
私としては、ちょっと見、チューリップに見えました。
鳥と言われても、やはりチューリップにしか見えません。
古い歴史を持つエリアでありながらも、デザインは結構
斬新で、そのギャップが気に入りました。
現在、放映されている日曜劇場 『下町ロケット』。
ロケット編のラストは、「サンライズ出雲」 の車中に
あったので、車内撮影しまくりでそれどころではなく…。
再放送を期待していたものの、帰れば帰ったでいろいろ
処理しなければいけない雑務が山積しており、一気に
『下町ロケット2 ガウディ計画』 編を観ることに。
(http://www.tbs.co.jp/shitamachi_rocket/)
やはり、原作は先に読んでおきたかったので、すでに
購入してあった 『下町ロケット2』 を一気読みしました。
JAXAでエンジニアとして勤務した際にロケット打ち上げ
失敗の責任をとって、実家の町工場経営を引き継いだ
主人公に対して、今回のライバルは、天下のNASAで実績を
上げたキャリアを武器に、主人公と同じく実家の会社を
引き継ぎ、飛躍的な成長を遂げていている青年社長です。
これまでは、大企業対中小企業がメインテーマとなって
いましたが、今回はその要素も盛り込みつつ、どちらかと
いうと、医療関係製品の開発の内情や、JAXAに比べると
圧倒的なブランド力を持つNASAという肩書き・キャリアが
大きな壁として立ちはだかってきます。
『下町ロケット』 でそれなりに良好な信頼関係を築いた
帝国重工とのロケット開発に加え、新たな医療関係製品
においても、佃製作所のエンジニアを引き抜き、大企業との
政治的根回しにも長けたサヤマ製作所の椎名社長。
主人公の佃製作所とは真逆の、欧米的な実力主義。
『下町ロケット2』 は、二人のエンジニア経営者の
バトルとも言えます。
一方で、佃が逡巡していた医療関係製品の製造を決断
するキッカケとなった、親会社からの収益を回してもらい
ガウディ計画に邁進する、繊維会社(株)サクラダの
社長・桜田氏が損得抜きでこのプロジェクト実現に
打ち込む理由が “人情的” なだけに、サヤマ製作所との
企業姿勢の違いが浮き彫りになっています。
そんな牽引役だった(株)サクラダも、資金面から
プロジェクト撤退を余儀なくされ、佃製作所も基幹事業の
一つとなっているロケットエンジン開発でもサヤマ製作所
が強豪として立ちはだかり…起死回生の製品と、佃氏の
経営者としての駆け引きが勝利へとつながる、そんな
展開の作品で、毎度のことですが読後感はスッキリ!
直木賞受賞作 『下町ロケット』 に比べると、やや薄い
内容な気がしなくもありませんが、2作を続けて読む
ことで、佃氏の経営者としての成長が感じられます。
ドラマでは、あえてメインのキーワード “ガウディ”
の背景には触れられませんでしたが、おそらく後半の
盛り上がってきたあたりで、効果的に使われるのでは
ないかと予想しています。
【関連記事】
◇『下町ロケット2 ガウディ計画』 出たー!
(http://nureinmal.jugem.jp/?eid=2616)
◇日曜劇場 『下町ロケット』 点火!
(http://nureinmal.jugem.jp/?eid=2595)