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- 2023.07.11 Tuesday
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ちょっと前に観に行っていたのですが、求人原稿制作も
あって、なかなか頭の中でまとまらないのでスルーして
いた映画 『レヴェナント〜蘇えりし者〜』。
(http://www.foxmovies-jp.com/revenant/)
あえて全く情報を入れずに行ったのが、やや災いして
どんな時代の話だか、最初はつかめなかったものの、
それだけに映像の中から状況を把握しようと集中して
観ていたこともあって、臨場感抜群でした。
最初の森の中に水が流れているシーンから、3D映画
のように景色が飛び込んできて、その冷たさや森の
空気が感じられるようでした。
ついにアカデミー賞(R)をこの作品で受賞した
レオナルド・ディカプリオも良かったですが、
映像が残酷なほどに美しかったです。
何度も繰り返される森を見上げる構図も、時々に
変わる森の表情が感じられました。
主人公の猟師(日本で言うとマタギ的な感じ)グラスが、
熊に襲われるシーンも迫力とリアリティありすぎて、
観ていて自分も痛くなりそうでした。
私はやはり、熊はデフォルメしたかわいいのが好き…。
瀕死のグラスを置き去りにするため、それに反抗した
グラスの息子を殺害したフィッツジェラルド。
息子が殺されたことを知り、自分も生きながらに
埋められたグラスがフィッツジェラルドへの復讐に
ひたすら自然の中を “生き延びる” 術を駆使して、
追っていく様には鬼気迫るものがあります。
フィッツジェラルドを追い詰めた後、彼の行動の
報いを自然に委ねるところが感動的でした。
観てすぐは感動というより、圧倒でぼけ〜っとして
しまいましたが、後になってじわじわとその良さが
広がってくる作品です。
本当は 『アビエイター』 あたりで受賞してほしかった…
ディカプリオ作品は、『ギルバート・グレイプ』
『アビエイター』『太陽と月に背いて』 的な変人役が
好きなのですが、この作品も結構好きかも?
ストーリーを楽しむ作品としては、『ディパーテッド』
『ブラッド・ダイヤモンド』『キャッチ・ミー・
イフ・ユー・キャン』 も好きです。
ただし、『ディパーテッド』 については、本家・香港の
『インファナル・アフェア』 の方が印象的でしたが。
少なくとも、誰が演じても良さげな 『タイタニック』
はディカプリオでなくても良かったのに…と今でも
思う私です。
「築地市場」 の場内は移転しますが、場外の店舗は
そのまま残ります。とはいえ、以前より大分観光地化
されていました。
英語や韓国語、中国語表記の看板も増えました。
今回、ツアーで行ったことで、場外の東通り、中通り、
西通りはもともと 「築地本願寺」 の参道だったことを
知りました。「築地本願寺」 は震災前は新大橋通りでは
なく、晴海通りの方向を向いて建っていたのだそうです。
場内近くの 「波除通り」 には、総合案内所兼休憩所として
「情報市場 ぷらっと築地」 があって、場外のMAPや案内、
さらには築地市場グッズの販売も行っています。
そして、場内近くには 「築地市場」 の移転に先駆け、
10月15日にオープン予定の 「築地魚河岸」 の建物が
すでに完成して、お披露目の日を待っているかのよう。
(「ぷらっと築地」内に貼られていた手描きのエリアMAP)
やや風情が無くなってしまう気がしなくもありませんが、
観光地 “築地新時代” の象徴的存在となるでしょう。
場内に入る海幸橋の手前で、カラーマンホールを発見!
以前、日銀前で見たマンホールとモチーフは一緒ですが
色違いとなっていました。魚市場があるので、背景色が
ブルーなのでしょうか。
場外のマンホールは多少は摩耗していても、絵柄や文字が
判読可能でしたが、場内、とくに水産仲卸業者売場は
水をざばっと撒いたり、石畳の床をブラシでゴシゴシ
したりするせいか、判読不能な物が多数。
(これでもかなりいい状態と言えるのがコワい!)
中では新しめのイチョウマークタイプはそこそこ
シルエットが形を留めていましたが、古いタイプは
他のエリアでの摩耗とは違ったタイプで劣化して
いました。写真の物はこれでもまだいい方。
おそらく、80年物のマグマが張り付いたような
マンホールが石畳に張り付いているような感じでした。
(場内・水産仲卸業者売場は12時頃には店じまい)
それも、市場の豊洲移転で全て消えてしまうかと思うと、
一抹の寂しさを感じます。
【関連記事】
◇「築地市場」 場内・水産仲卸業者売場
(http://nureinmal.jugem.jp/?eid=2818)
◇「築地市場」 場内・魚がし横丁
(http://nureinmal.jugem.jp/?eid=2819)
◇東京都の変わりマンホール(日銀前)
(http://nureinmal.jugem.jp/?eid=2105)
場外の海幸橋門から入ると、正面及び左手は、昨日
ご紹介した水産仲卸業者売場、そして右手には
魚がし横丁があります。
(http://www.uogashiyokocho.or.jp/top/top.htm)
こちらは、水産仲卸業者売場で働く人たちが使う雑貨を
扱う店や靴屋、銀行や郵便局、診療所や歯科などに加え、
見学者も入れる食事処など、生活感が溢れています。
人気の店には人が列を成し、溢れていました(笑)。
角のタバコ屋さんや切手・ハガキのお店、手荷物
一時預かり所、さらには築地市場場内のMAPも
売っている本屋さんもあって、どこか昭和な雰囲気。
東南アジア圏の青空市場に通じるものがあります。
(切手・ハガキの店もありますが、ちゃんとした郵便局も)
海幸橋門から入ってすぐの場所には、「水神社」 が
ありました。正式名称は 「魚河岸水神社」 という
ようで、なんとその歴史は1590年創建だそう。
徳川家康の江戸入府と共に移住してきた日本橋魚市場
の開祖・森孫右衛門をはじめとする漁師たちが、
大漁・海上安全などを祈願して弥都波能売命を祀った
“大市場交易神” がその始まりだそうです。
以前、この築地周辺には約50の寺社仏閣があったと
現地ガイドさんが説明されていました。
最初は 「神田明神」 境内にあり、その後は日本橋
魚市場に移動し、関東大震災で築地に市場が移動した際、
この地に遥拝所として建立され、築地魚市場の守護神
として 「水神さま」 と呼ばれ、信仰されてきた歴史が
あり、今後は豊洲へとまた移転するようです。
(左上端に 『吉野家』 の名が)
「水神社」 のすぐ隣には 『吉野家』 一号店があります。
小さな店舗ですが、入り口の上に 「吉野家の歴史は
1899年(明治32年)、東京の魚河岸にて牛丼店を開業
したことに始まります。この魚河岸の皆様にご満足
いただくために、自然と培われていったのが 『はやい・
うまい・やすい』 牛丼をお出しするという、私たちの
基本でした。素材から製法に至るまで、一つひとつ吟味を
重ね、現在では日本をはじめ、世界でもご賞味いただいている
吉野家の味。この味は、まさにこの地で育まれたものです」
と書かれた看板が掲げられています。
「水神社」 近くに、築地市場の資料室も公開されており、
築地市場80年の歴史を物語る数々の写真や、築地市場と
豊洲市場の模型など、東京都中央卸売市場の今昔を
見ることができます。
インフォメーションのお姉さんがいたので、こっそりと
場内に 「東京市場駅」 の名残がある所はないかと
訪ねたのですが、わからないと言われてしまいました(泣)。
豊洲に移動したら、その場内に、築地市場の資料室は
設けられるのでしょうか?
また、インフォメーションの横にはでっかいゆるキャラ(R)
が仁王立ちしており、「ん? イノッチ?」 と勘違い
したのですが、よく見たら 「イッチーノ」 という名の、
東京都中央卸売市場キャラクターでした。
(http://www.yurugp.jp/vote/detail.php?id=00003063)
(お土産用に売られていた寿司レプリカ)
いよいよ、明日はちょっと場外に触れ、またしても
はた迷惑なマンホール編をスタートする気満々です。
【関連記事】
◇「築地市場」 場内・水産仲卸業者売場
(http://nureinmal.jugem.jp/?eid=2818)