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    • 2023.07.11 Tuesday
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    リラックマの好物 『長崎カステラプリン』

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      月初に行った長崎旅行、ゆったりするはずが強行軍
      だったことを、今さら実感する今日この頃。
      せめて、9月中にはこのテーマ、区切りつけないとね!

      ってことで、ラストは長崎土産について書くことに。
      まあ、マンホールがわんさかあるけど、おずおず…。
      それはまた、ネタがない時にうんざりするほど、
      連発するとして、今日はお土産GOです。

       

      大浦天主堂近くのホテルではあったものの、グラバー園
      もライトアップタイムだったし、翌日は朝から軍艦島
      クルーズだったこともあって、グラバー園の坂道で
      ちょっと気になっていた 『長崎カステラプリン』 なる
      未知との遭遇にも、営業時間外で店閉まってるし…。

       

      (リラックマは、プリンはもちろん、カステラも好きだお!)

       

      最後の砦である、4時間近くを過ごした長崎空港で
      お目当ての 『長崎カステラプリン』 を発見!

       

      味の予想がつくようでいて、プリンの上にかける
      謎の粉末がいかなるものか、単なるカステラ風味の
      プリンなのか、そのあたり、明確にせずはおれんのが
      グルメライターの性とも言えましょう。

       

      (兄弟みたいな、まんまるおめめ)

       

      『長崎カステラプリン』 のほか、街を散策していて
      もう一つ気になっていたのが、岩崎本舗の 『角煮
      まんじゅう』。ただ、以前に食べたことがあるような、
      記憶違いだったのような、単にそのゆるキャラ(R)で
      ある 『角煮まんじゅうちゃん』 のまん丸おめめに
      惹かれただけなのか、判断しかねたので断念しました。
      http://kakuniman.com/

       

      『角煮まんじゅうちゃん』 は卓袱料理の東坡肉
      (トンポーロ―)を挟んだまんじゅうというか、
      点心のようなもので、全然関係ないけど、ちゃっかり
      「ゆるキャラグランプリ―」 にもエントリーしとる!
      『なみすけ&ナミ―』 推しの私としては、負ける
      わけにはいきません(何に?)。

       

      (上のざらめは後からかけます)

       

      で、『長崎カステラプリン』 ですが、プリンと比べ
      たしかにどこかカステラを思わせる風味。
      使用する食材はほとんど同じなんですけどね。
      極めつけは上にかけるザラメ。これがカステラの
      底にある茶色い部分を思わせて新食感!

       

      思った以上に斬新で、思った以上に奇をてらってない!
      まあ、プリンだしね。でも、すでに長崎のカステラは
      都内でも手軽に手に入るので、ちょっと目新しい
      お土産として、いいかもしれません。
      ふい〜、何とか月中に長崎関係のネタ終わらせたどー!


      子供の頃の夏休みを思い出す 『少年たちは花火を横から見たかった』

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        『少年たちは花火を横から見たかった』(岩井俊二著、KADOKAWA刊)
        を読みました。150ページくらいの本なのであっという間に
        読めるのですが、巻末の 「短い小説のための長いあとがき」 や
        作品自体、読後感に余韻が残って、映画よりストーリーは
        楽しめたかも?

         

        『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』 の原作では
        あるものの、「もしも」 のやり直しはなく、メインの流れを
        少年たちを内面を掘り下げて丁寧に描いた作品です。

         

        小学6年生という、子供だけれど、思春期でちょっと背伸び
        したい年齢で、バカやってる感じに郷愁があります。

        その後の彼らがどうなったかも、少しだけ触れていて
        まさに 『スタンド・バイ・ミー』 的な作り。

         

        ヤンキー予備軍の純一、好きだー!

         

        映画では、5人の少年の中でもあまり個性を感じられなかった
        純一くんの第9章は好みの展開。一本気な純一とちょっと
        理屈っぽい和弘は本来、それほど仲が良くないのに、
        他の3人がそれぞれの事件に関わってしまったことで
        花火を横から見るため、灯台に向かう道行がいかにも
        子供らしいやりとりで微笑ましいのです。

         

        「早生まれで年下のくせに」 と虚勢を張る和弘に対して
        ブチ切れ、大喧嘩というのも “あるある” な記憶が。
        私の年になると、そんな数カ月なんてほとんど関係なく
        なってしまいますけれど、子供の頃は生まれの1カ月差も
        ヒエラルキーに大きく影響してましたっけ(笑)。

         

        ある意味、純一から見れば足手まといの和弘に苛立ちながらも、
        彼が母親から託された、5人分のおやつや飲み物が重くて
        歩く速度が遅かったことを知り、生温かくなった飲み物と
        バナナを、憎まれ口をききながら、自分用の1人分だけ
        律儀に持っていくエピソードに心温まりました。

        彼のその後を語る説明に、ヤンキーになったというのも納得。

         

        一方で、映画の前日談となる、なずなが典道の家に、
        両親の離婚問題で一時的に預けられるエピソードが
        入っていて、なずながまだ子供らしさを残している
        少年たちに比べて、大人びてしまった理由もわかります。

         

        それだけに、典道となずなの駆け落ちについては、
        映画に比べて、二人のエピソードは少年たちの
        花火大会の夜の出来事の一つとして書かれており、
        比重は軽め。でも、このくらいがバランスいいかも?

         

        映画と決定的に違うのは、「もしも」 のやり直しが
        ないことよりも、なずなから一緒に花火大会に行こうと
        誘われていた祐介が、なずなの母親から夏休み中に
        彼女が転校してしまうことを知らされること。

         

        もともと、なずなのことが好きだった祐介が、仲間との
        約束を優先して、灯台に行くことを選び、なずなの件を
        典道に押し付けてしまったことを詫びるかのように、
        灯台から絶叫するシーンは、映画よりも感動できます。

         

        そして、実は5人ともいろいろな事件に巻き込まれて、
        結局は花火大会の時間内に灯台にも着けず、花火見学
        どころじゃない状況で終わりかな…と思わせておいて、
        そこになぜか一発だけ上がる花火。

         

        その光景が、ドラマチックに作品のフィナーレを
        抒情的に飾ってくれて、花火大会から後に少し疎遠に
        なってしまう彼らの成長にも重なり印象的。

        ぜひ、この原作のアニメを作ってほしい気がします。

         

        華やかなCGよりも、舞台となる海辺の町の風情を生かした
        短編作品がいいなぁ。キャラは、『ひとりぼっちの
        地球侵略』(小学館刊)小川麻衣子さんの絵が合うと
        思います。また、小学生ベースなら、典道と稔、一応、
        和弘も女性の声優さんがいいのでは。
        編成期前後の少年たちがいることで、児童から生徒へと
        成長する少年たちの違いも表現できると思います。

         

        私としては、映画の背景や表現の美しさは満足ですが、
        作品の流れや少年たちの心の動きが描かれている
        原作本の方が好きです。

         

        【関連記事】
        ◇『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』 原作読むか?
        http://nureinmal.jugem.jp/?eid=3310


        『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』 原作読むか?

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          父の脳梗塞再発が思った以上によろしくない状況で、
          2週間の入院をするか、否かでもめております。
          今年の初めに3週間入院して、歩くのが不自由に
          なってしまったし、今ここで入院すると本格的に
          ボケちゃいそうでヤバいっすね〜。

           

          といったバタバタで、これといったテーマが浮かばない
          こともあって、ペンディングというか、お蔵入りにして
          おこうかなと思っていた映画について書こうかと。

           

          実は 『ナミヤ雑貨店』 よりも大分前に観賞した映画
          『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』 
          が、ある部分良かったけれど、作品のテーマやラストなど、
          わからないことだらけでどうしたものかと。

           

          『タイムマシン』 や 『バタフライ・エフェクト』 の
          ように、失敗した時点からやり直す話なので、私が
          好きなジャンルではあるのです。

           

          中学1年生の典道の、夏休みの花火大会の日の出来事。
          仲良しの友達・祐介が好きだと公言しているなずなという
          少女が、母親の再婚で転校することを知ってしまい、
          それを理由に家出しようとしていたなずなが、自分の
          目の前で母親たちに連れ戻される現場に遭遇。
          その現場が 「もしも駅」。

           

          典道は、なずなが海から拾い上げた謎の球体を使って、
          違う未来を作ろうとやり直すも結果は同じ。

           

          何度も 「もしも」 を求めて、過去へと戻り、前回の
          失敗した分岐点を回避した結果…。
          で、ラストの意味がわかりません。

           

          ただ、映像はとても美しく、花火をバックに始まる
          オープニング画像から、エンディングの音楽まで、
          プロモーションビデオ的には十分に楽しめます。

           

          タイトルの 『打ち上げ花火、下から見るか? 横から
          見るか?』 を思わせる、正面が丸く横から見れば
          平べったい風力発電機や、彼らが花火を横から見るため
          目指す灯台の灯りも、どこか象徴的。

           

          なのに、何が言いたいのかがわからないのは、私の
          感性が錆びついてしまったからなのでしょうか?

           

          海が見える自然の情景や、夏のプールらしい水の表現、
          『千と千尋』 のような海の上を走る電車、螺旋階段、
          部屋の小物に至るまで、一つひとつのディテールに
          こだわっているのは感じられました。

           

          このブログでは、美味しいと感じなかった飲食店や
          あまり面白くなかった映画や書籍、漫画については
          スルーしているのですが、この作品に限っては

          とにかく背景はいいけど、脚本&キャラデザがイマイチ!
          人物がちょっと背景に合っていない気がしました。

           

          それと、中学生が 「花火は横から見たら丸いのか?
          平たいのか?」 とか思うかな…という素朴な疑問が。
          原作は小学生だそうで、それなら納得です。

           

          また、菅田将暉さん自体は悪いわけではないのですが、
          やはりちょっとキャラと年の差を感じてしまう声質で、
          画像と馴染まない感じがしました。あくまでも私はですが。

           

          あと、電車の中で 「瑠璃色の地球」 を歌う意味が
          わからん! なずなを演じた広瀬すずちゃんも、なずなが
          少年たちと同じ年でも大人びているのでそれほど違和感が
          なかったものの、「瑠璃色の地球」 のイメージ映像と
          合わせてフルで歌うには、歌唱力が微妙。

           

          そんなら、神田沙也加さんがアニメ声で演じた方が
          キャラにも合うし、松田聖子さんに声質も似てる部分
          あるし良かったのでは…など、微妙ポイントが多いのです。

          あ、でもそうすると、松たかこさんも出てるので

          『アナ雪』 になっちゃうか…。

           

          結局、もやもやしたので、タイプワープしない設定の
          原作 『少年たちは花火を横から見たかった』 を読んだ
          のですが、こちらはあとがき含めて満足できる作品でした。
          映画の疑問点はなんら解消されませんでしたが…。
          『スタンド・バイ・ミー』 のようで爽やかで切ない内容。

           

          とくに、本文ラストに書かれていた 「なずな」 の
          名前に込められた意味がわかり、その後で映画の
          予告映像を見るといいですね。

          http://www.uchiagehanabi.jp/index.html


          「ナズナ=夏無=夏になるといなくなる花」 という
          説があるそうです。映画ではそれが説明されていなかった

          気がするので、その情報を入れてから映画予告の映像を

          見たら、なずなの花咲く原っぱの映像も違って見えました。


          『ツル茶ん』 で 「ミルクセーキ」 を “食し” ました

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            長崎旅行で夜はコンビニとファミレスで済ませた私ですが、
            一応、日中は人気店に行く努力をしたのでありました。

            ほとんど、仕事のグルメ記事書いてる時と変わらない

            “日常” モードに近い状況で、息抜きの旅行だったはずが

            どうしたことでしょう!?


            「亀山社中記念館」 の方が推しだった 『ツル茶ん』 も
            『夕月』 カレーのついでに寄ってきました。
            龍馬像がある 「丸山公園」 に近かったのも理由の一つ。
            https://r.gnavi.co.jp/5tvbpw6c0000/

             

             

            『ツル茶ん』 の創業は1925年と、まさに老舗店。
            長崎のソウルフードとも言われているトルコライスが
            とくに人気だそうですが、カレーを食べた後だったので
            もう一つのご当地グルメである 「ミルクセーキ」 を
            “食べて” きました。長崎では飲み物でなく、スイーツ
            分類なんですね。

             

            (サクサクしていて、おいしいお♪ by くまたろうくん)

             

            かき氷というより、最近増えてきた 「フレーバー氷」
            っぽい食べ物で、時代の先端いってたんですね、長崎。
            平日だったこともあり、店内ではやはりほとんどの方が
            トルコライスを食べていました。

             

            私は1階に通されましたが、2階もあるようで、意外と
            収容キャパがある店です。

             

            (芸能人の色紙に入り混じって、店内もカオス)

             

            有名人も多数来店している証の色紙もいっぱい貼って
            あって、老舗店だけれど、地元密着であえて時代感を
            重視せず、今を生きてる店という感じ。

             

            観光客的視点で見ると、物足りなさがあるものの、
            色紙だけでなく、店内には岩崎弥太郎や龍馬のブロンズ
            メダルのような物も飾ってあり、歴史は感じられました。

             

            『ツル茶ん』 周辺の飲食店もトルコライスを供している
            店が多数あって、こんなに競合していて大丈夫なのかと
            思ったほど。地域に根付いているメニューであることに
            圧倒されたのでした。「亀山社中記念館」 の方も、
            夏や疲れた時のパワーチャージにGOODと言っていました。

             

            (メニュー名他店との差別化を図っている店も少なくない)

             

            たしかに、どこの店もコスパが良く、ボリューミー。
            トンカツとピラフ、スパゲッティはデフォルトで、
            そこにさらに各店のアレンジが追加されていました。

             

            鎖国していた江戸時代も出島があって、いろいろな国の
            (主にオランダですが)文化が入ってきていた長崎という
            土地柄的に、トルコライスのような複数の料理を一皿に
            ぶち込んだカオスさが親しまれているのでしょうか。

             

            (空港は市内に比べて、東京に近いお値段)

             

            市内で食べ損ねたので、空港で夕食をとった際に、
            ご当地グルメとして推されていたので、チャレンジしたものの、
            空港のものは市内にあったものと比べて、スマートに
            まとめてあって、少しワイルドさに欠けていたかも?
            普通に美味しく、ビストロ風の上品な味つけでした。


            『月の満ち欠け』 を読んだら清水玲子さんの 『MAGIC』 を思い出した

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              佐藤正午さんが第157回 「直木賞」 を受賞した作品
              『月の満ち欠け』 をタイトルに魅かれて購入。
              時間軸が過去に戻ったり、先に飛んだりするので、
              タイムループ物ではないのですが、そんな錯覚にも
              とらわれそうになる作品です。

               

              感動するか、面白いかと問われると、答えに窮しますが、
              少なくとも 「先が知りたくなるか」 という点においては
              「なぜ? これがどうつながるの? どこに着地点を持って
              いくの?」 といったジグゾーパズル的な、構成面での
              面白さは十分にあります。

               

              帯に「自分が命を落とすようなことがあったら、
              もういちど生まれ変わる。月のようにいちど欠けた月が
              もういちど満ちるように―そして、あなたの前に現れる」
              とあって、とにかく何度も生まれ変わる分、そのために
              「ちょっとこの人、死に過ぎでは?」 と思ってしまったのは
              私だけでしょうか。

               

              純愛を描きたかったのであれば、時系列の方がわかり
              やすいと思うので、瑠璃という女性について各章で
              背景がわかっていくエンターテインメントに重きを
              置いている作品なのでしょう。

               

              また、瑠璃という女性の内面よりも、その周囲の人、家族の

              感情、とくに困惑に焦点を当てているといえばそうかも?

               

              「瑠璃も玻璃も照らせば光る」 というキーワードは、
              タイトルとも連動していて、輝きを持つ言葉ではあるものの、
              キッカケとなる不倫は転生して貫けば純愛なのかな?
              と読む人の受け取り方次第で、かなり感動の振り幅が
              違ってくるかと思われます。

               

              ラストは清水玲子さんの漫画 『MAGIC』 にも似ています。

               

              こちらも “水の中の月” という表現が出てきて、年上の
              女性との不倫から始まり、自分のその女性の間にできた
              子供を育てることとなり、その子を女性として愛してしまい、
              禁断の関係に…と思ったら、SFなので予想外の事実を知り、
              大団円かと思いきや、再び二人は引き離され、再開した
              時には 『月の満ち欠け』 のような展開に。

               

              清水玲子さんの初期作品の中では、『22XX』 と、この
              『MAGIC』 が切ない読後感で双璧ですね。
              『月の満ち欠け』 に感動した人は、おそらく感動できる
              作品だと思います。


              映画 『ナミヤ雑貨店の奇蹟』 は 「REBORN」 で感動3割増し

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                東野圭吾さん原作の 『ナミヤ雑貨店の奇蹟』 がやっと
                映画化されたので、原作未読の友人と観に行きました。
                私個人としては、ナミヤの爺さん役は少しイメージが
                違ったのですが、西田敏行さんの力技で泣かされました。
                http://namiya-movie.jp/

                 

                ストーリーは、強盗を働いた少年たちが、一時の隠れ家
                として逃げ込んだナミヤ雑貨店に、どこからか投函される
                悩み相談の手紙を通して、生きる希望に気づかされる話。

                 

                手紙の文面から32年前の世界からの手紙だと疑いつつも、
                あることから確信する出来事や、相談にのっていた
                ナミヤ雑貨店の店主が 「本当に自分の回答は相談者の
                役に立っていたのか」 と思うに至った出来事、そして
                その奇蹟が起きた背景が順に描かれているので、原作
                未読の人でもわかりやすいよう編集されていました。

                 

                ただ、最初の方にあるハリーポッター調のバスのCGは
                いらなかったような気もします。
                ラストは原作のその後も描いてあって、あれはあれで
                いいのではないかとも。

                 

                もともと時空を超えた手紙のやり取りなので、原作未読の
                人も楽しめるよう、必要なエピソードだけ入れてあり、
                原作を読んでいる人は多少の物足りなさを感じるかも
                しれませんが、とくに映画では説明がないけれど、
                製作者が細かいところまで原作を尊重しているところなど、
                見つける楽しさもあります。
                赤ちゃんがぷくぷくしているシーンとかね(笑)。

                 

                加賀恭一郎シリーズやガリレオシリーズのような、
                どんでん返しやロジカルな推理はありませんが、
                時空を超えた手紙のやりとりの繰り返しに、全く
                破綻がなく、よく計算された作品だと思います。

                 

                この作品のために書き下ろされたという山下達郎さんの
                「REBORN」 が感動的。歌姫役はこれまた私のイメージ
                ではなかったのですが、映画の世界観を再確認できる
                エンディングをいい気持ちで聞くことができました。

                 

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                『銀翼のイカロス』 の黒崎検査官がラブリン♪

                0

                  池井戸潤さんの半沢直樹シリーズ第4弾となる
                  『銀翼のイカロス』 がようやく文庫化されました。
                  前作の証券会社出向から、銀行に復帰して次長として
                  活躍する半沢直樹の “倍返し” が楽しめます。

                   

                  ベースになっているのは、JALに対するメガバンクの
                  債権放棄問題。破綻寸前の帝国航空の債権問題を
                  審査部から引き継ぐ形で担当し、自主再建の道を
                  模索するも、与野党逆転に伴い、新政府の行動力を
                  PRする政治的な都合で、債権放棄を迫ってくる
                  新政府のタスクフォースチーム。

                   

                  さらに、メガバンクなだけにありがちな行内派閥の
                  対立により、旧T派閥の審査部が旧S派閥である
                  半沢たちの足を引っ張るという泥仕合。
                  旧Tが、割引債券を扱うような、半官半民とも言える
                  銀行であることも、同じように政府に庇護されている
                  帝国航空と近い風土であることも今回のポイントです。

                   

                  加えて、速やかに債権放棄させようと、某都知事を
                  思わせる女性の国土交通大臣たちが、東京中央銀行の
                  これまでの帝国航空再建案の甘さを叩くため、あの
                  金融庁のヒアリングまで行われることに。

                   

                  もちろん、その担当検査官は黒崎なのよ〜。
                  「与信の裏付けが甘い! 反省なさい! 謝罪は?」
                  と言い放っている黒崎のイキイキしている様子が
                  とってもラブリンです(笑)。

                   

                  そのヒアリングは、途中からこの案件を担当した
                  半沢にとっては、半ば黒崎が留飲を下げまくれる
                  公開処刑状態ではあったものの、単なるいやがらせ
                  と思われていた重箱の隅をつつくような確認事項に
                  あるヒントが隠されており…。
                  半沢にムカつきながらも、彼の能力は認めている
                  からこそのナイスパスなのです。

                   

                  さらに、後半で登場する出向予備軍、いわゆる
                  窓際部署の検査部・部長代理の富岡が大活躍。
                  ドラマ化されたら、この役をやりたい俳優さんは
                  多いのではと思わせる役回りです。

                   

                  政治家という前門の虎と、行内派閥という後門の狼と
                  戦う、これまでの中でもスケールの大きい作品と
                  なっております。ネタバレにならないよう、このへんで。

                   

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                  『夕月』 のオレンジ色カレー

                  0

                    以前、『流氷カレー』 を通販した際に、変わった色のカレーが

                    ないかとチェックしていたら、オレンジ色のカレーがあるのを

                    発見し、インド・ネパール系ならオレンジ色のルーは結構あるし、

                    わざわざ長崎から取り寄せるほどでもな〜ということでスルー

                    したのを思い出し、せっかくの機会なので食べてきました。

                    そうしないとまた、「ドトール」 とかにしてしまいそうだった

                    こともあります。実際、オレンジ色のカレーのお店の近くに

                    マイ 「ドトール」 がありました。

                     

                     

                    路面電車で 「西浜町」 に出て、そこからアーケード街に
                    入ると、オレンジ色のカレーがいただける 『夕月』 の
                    ベルナード観光通り店がひっそりと佇んでいます。
                    http://www.yuuzuki.com/

                     

                     

                    カウンター席と合わせても20数席という、間口が狭く
                    奥に伸びている店舗で、店内で食事する人も多かった
                    ですが、意外とルーを買っていく人もいて、次々と
                    来店客のある、地元の人気店なのを感じました。
                    1933年創業ということですから、戦前からある老舗店
                    と言えるでしょう。

                     

                    (カウンター席から見た奥のテーブル席。入り口付近にも1つテーブル席が)

                     

                    肝心のカレーですが、インド・ネパール系のオレンジ色
                    とは一線を画す、どちらかというと赤みのあるオレンジ。

                    しかも、絵の具のような濁りのないオレンジ色なのです。

                     

                    (サラダとドリンクがセットで1000円以下とリーズナブル)

                     

                    店名も、夕暮れに映えるオレンジ色の月のイメージから
                    名づけられたということですが、確かに夕方にカラスが
                    山に帰るような風景に合いそうな、家庭的な味わい。

                     

                    豚肉もちょろっと入っていて、食感的にはいいアクセント。

                    どちらかというと酸味があるルーなので、ラッキョウと
                    相性が良かったです。色を除けば、すごーく個性的と
                    いうカレーではありませんが、それだけに飽きは来ない
                    味わいと風味です。地元で親しまれているのも納得。
                    リーズナブルな価格もその理由の一つだと思います。

                     

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                    『るろうに剣心〜北海道編〜』 スタート!

                    0

                      ちょっと前に書店に行ったら、表紙にでっかく
                      「伝説、再び」 と銘打って、新連載を飾って
                      『るろうに剣心〜北海道編〜』 が掲載されている
                      ジャンプスクエアを見つけたのですが、仕事前
                      だったのでスルーしたら、帰りにはなくなっており…。

                       

                      漫画雑誌が多い書店に行って、ようやく購入して
                      きたのでした。特製A5クリアファイルも付いてたし、
                      どこから物語がスタートするのか気になったのです。

                       

                      映画用にパラレルな作品を書いていたし、北条司さんの
                      『CITY HUNTER』 と 『ANGEL HEART』 のように、
                      登場するメンバーが一緒でも微妙に調整が入って
                      いるかもしれないので、そこだけは押さえておいて
                      あとは単行本化を待とうと。

                       

                      そうしたところ、こちらはきちんと本編の続きとなる
                      明治16年からでした。18年ぶりの本編新章。
                      『ポーの一族』 の40年ぶりの再開があったので、
                      もう驚きませんけど(笑)。

                       

                      なんと、西南戦争で死んだはずの薫の父ちゃんが

                      北海道で生きている証明の写真が手に入り、道場に

                      帰ってこない理由を探るべく、お迎えに行くという展開。

                      生きてたんかーい!? 不在の間に、娘が道場を守るため

                      かなり大変な目にあったのを、わかってるんかーい!?

                       

                      明治16年といったら、戊辰戦争も終わっているし、
                      どういった敵になるのやら。
                      新たな仲間が登場するのか、以前の作品のメンバーが
                      多少なりとも登場するかはまだ謎です。
                      人気キャラの左之助は出るっぽい。

                       

                      少なくとも斎藤一がラストワンカットで登場しており、
                      牙突は見られること決定なので、あとは誰でもいいや。
                      ただ、逆刃刀は弥彦にあげてしまってるのに、何で
                      戦うのでしょうか。初回は弥彦から借りてたけれど…。
                      もしや、志々雄が遺した刀を明日郎から没収?
                      でも、できればやはり逆刃刀でいってほしいですね。

                       

                      剣心の体調については、明治時代の飛躍的な医学の
                      進歩とかで、何とか凌げると思いますが、どうやって
                      以前の作品との整合性をつけていくかも楽しみです。

                       

                      ただ、もともと北海道編の話はあったので、それほど
                      展開に破綻なく進むのかもしれません。和月伸宏さん
                      だしね。車田正美さん的な楽しみはないかも?

                      でも、剣心って本編最終回では髪の毛が短くなって

                      いたような覚えも…。短期間で伸びたのか!?

                       

                      次回もクリアファイルが付くようなので、もう1回は
                      買わねば、ううう。

                       

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                      『松翁軒』 本店の 『喫茶室 セヴィリヤ』

                      0

                        カステラは、『文明堂』『福砂屋』 も好きですが、
                        修学旅行で北九州を回った際に、眼鏡橋付近で
                        自由散策した時に出会った 『松翁軒』 が一番
                        私の口に合っているようです。

                         

                        (カステラちゃんのストラップも空港で買った。黄色いキャラに弱い)

                         

                        依頼、長崎に行くと、『松翁軒』 本店の2階に
                        ある 『喫茶室 セヴィリヤ』 に寄っています。
                        http://www.shooken.com/

                         

                        (路面電車の後ろにあるレンガ造りの建物が 『松翁軒』 本店)

                         

                        『松翁軒』 本店は、魚の町にあり、路面電車の
                        「公会堂前」 停車場近くに、煉瓦造りの立派な
                        建物がそびえています。

                         

                         

                        『セヴィリヤ』 の営業は19時までだったのですが、
                        今回は夕方に長崎市内に着いたことや、ちょっと
                        眼鏡橋付近をぶらぶらしていたこともあって、ふと
                        気づいたら18時半。日の入りの時差を忘れてました!

                         

                         

                        ステンドグラスのある階段を上がって、2階の
                        『セヴィリヤ』 に行ったら、すでにお客さんは
                        全くおらず、お店の人にも 「7時までですが…」
                        と言われてしまったけれど、速攻オーダー。

                         

                         

                        人がいないので、写真撮り放題です。
                        喫茶室の入り口付近はガラス細工の美術館のように
                        なっていて、やや薄暗くなり始めた時間のせいか
                        いつも以上にランプの光がレトロ感を醸していて、
                        静けさの中いい感じ。

                         

                         

                        ど真ん中の席を陣取って、スタンダードなカステラの
                        セットをいただきました。

                         

                         

                        甘さ控えめのスイーツの方が好きな私ですが、
                        『松翁軒』 のチョコレートカステラ 「チョコラ―テ」
                        は、とても甘いんですけど、なぜか好き。
                        修学旅行の時もでっかいのを2本買ったほど。

                         

                         

                        1階の売店で、小さめサイズ(5切れ)の箱をいくつか

                        買って、ひとつは丸ごと一人で食べました(笑)。

                         

                        (後ろのカステラが「チョコラ―テ」)

                         

                        季節物の 「渋皮栗寄せの抹茶カステラ」 にも惹かれ
                        ましたが、小さめサイズがある 「黒豆抹茶カステラ」
                        も土産用と自宅用を買うことに。

                         

                         

                        抹茶と小豆のセットは多いけれど、黒豆というのが
                        これまた旨し! 友人に1本上げる予定が、週末の
                        台風などで延期になったのを幸いと、賞味期限が
                        切れないよう、結局、一人食いしたのでした。


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