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    • 2023.07.11 Tuesday
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    『火星に住むつもりかい?』 は伊坂版・昆虫すごいぜ!

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      伊坂幸太郎さんの作品は、登場する人物も魅力的だし、
      異色な設定もあったり、どんでん返しもあったり、
      さらには、登場人物が交わす会話の中に、心に残る
      ひと言があったりと、文庫化を心待ちにすることも
      少なくないものばかり。

       

      いろいろ読んできましたが、『オーデュボンの祈り』
      『アヒルと鴨のコインロッカー』 といった有名作品
      が、やはりマイフェイバリットの上位です。

       

      最初に読んだのが 『オーデュボンの祈り』 なことも
      あって、インパクト&読後感、共にNo.1ですね。

      オススメ作品とも言えます。

       

      『ゴールデンスランバー』 もストーリーテリング的

      には面白いのですが、厳選された言葉というか、

      カッコいいセリフとというか、登場人物の魅力を

      感じさせてくれる言葉の数的に、前述の2作の方が好き!

      映画は観ていないけれど、映画化には向いている作品

      だとは思います。また、“初めての伊坂作品” として

      何を読むべきかと問われたら、『砂漠』 も入りやすい

      作品なのではないかと思われます。

       

      で、『火星に住むつもりかい?』(伊坂幸太郎著、
      光文社刊)は、作家&タイトル買いしました。

       

      内容の予想がつきそうで全くつかないタイトルの
      つけかたも、妄想が掻き立てられ、また魅力。

       

      舞台は、危険人物を排除するという名のもとに作られた
      「平和警察」 に守られているはずの世界。
      とはいえ、危険人物と認定される人物は本当に危険なのか、
      他社の悪意による密告によるものかわからない、中世魔女
      狩りや、スターリンの粛清時代を思わせる社会。

       

      冒頭は、危険人物を一般大衆が作っていく禍々しさや、
      突然自分自身が危険人物認定されてしまう恐ろしさ、
      そして、拷問や公開処刑など、なかなかハード。

       

      そんな監視・密告社会の中、危険人物とされた人が
      謎の黒ずくめの “正義の味方” に救われ、平和警察と
      しては顔に泥を塗られる事件が始まります。

      例えれば、『名探偵コナン』 の犯沢さん・つなぎ

      ファッションといった感じのヒーローです。

       

      そんな “正義の味方” を見つけ出すため、派遣された

      捜査官・真壁は、次第に “正義の味方” の手がかりを

      つかんでいき…と、読みつつもどちらかというと

      “正義の味方” がつかまらないでほしい思いと、

      虫オタ・真壁の飄々とした魅力にも揺れつつ、事件は

      意外な展開に。

       

      所々で挿入される床屋の情景が、作品の流れに応じて
      そこから得たいと思う情報が自分の中で変化していくのを

      認識しつつも、どこをチェックすればいいのかわからない

      感じがまたイイ!

       

      そして、ディストピアとなっている 「平和警察」 管轄の
      社会を根本から壊してくれる人が登場するのか、こちらも
      どういう落としどころがあるのか模索していたら、違う
      光が差し込んできて、探し物が見つけられるような作品。

       

      章の区切りごとに挿入される、死神のカマやアリ、ハサミの

      シルエットマークも、再読するとさらに深い意味を持って
      いたのに、気づかされたのでした。

       

      なぜ、秘密警察の捜査カテゴリがアリなのか、地道な
      捜査という意味なのだろうかと勝手に決めて、途中から
      慣れてしまい、考えることを放棄していた自分にも
      気づかされました。

      とにかく、クセになりますね、伊坂ワールド。

       

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      現状は上京物語 『名探偵コナン 犯人の犯沢さん』

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        『名探偵コナン 犯人の犯沢さん』(かんばまゆこ著、
        青山剛昌原案、小学館刊)の1・2巻をついに買って
        しまい、案じた通りにハマっています。

         

        『名探偵コナン』 が 『ちびまる子ちゃん』 同様の
        時間ループに突入して、蘭姉ちゃんの岸壁の母化が
        決定したあたりから、黒づくめの男たちへの興味も
        薄れてしまい、あとは怪盗キッドをはじめとする
        マンネリ化を緩和するカンフル剤で、単行本購入と
        モチベーションを保っていましたが、もはやそれも
        耐性ができてしまい、継続不能となりBOOKOFF。

         

        なので、あまり 『名探偵コナン』 には関わりたく
        ない気がしていたので、1巻が出ていた時も平静を
        保って、別の本を買うなどの代替行動に出ることで
        あくまでも一線を引いてきたのですが…。

         

        主人公は、『名探偵コナン』 でコナンが犯人と
        名指しする前の犯人の姿。全身黒タイツのもじもじくん
        的なキャラクターです。ん? 自分で書いていて
        もじもじくんてなんだっけ? と検索。あ、あれね。
        ともあれ、犯人像の表現法を一つのキャラクターに
        してしまったことは、コロンブスの卵でした。
        これまでにないスピンオフパターン!

         

        内容も、もう少しハードなのかと思ったら、地方都市
        (おそらくお母さんの方言から島根県)から憧れの
        犯罪都市・米花町に上京した殺人犯志望の犯沢さんの
        東京暮らしにほのぼのするという、予想外の展開でした。

         

        一応、男女わからない設定にはなっていますが、銭湯に

        服部とコナンも入っていたので、男性でしょう(笑)。

         

        自動改札、家探し、住所変更、バイト探し、オシャレなど、
        上京した誰もが通るあるあるに加え、米花町ならではの
        ハードモードが花を添えて、犯沢さんの根の善良さが
        浮き彫りになっていて笑えます。

         

        また、犯沢さんの実家のお母さんには和まされます。
        何となく母子家庭のようですが、これもまた犯沢さんが
        殺そうとしている相手に関係あるのかな?

         

        そのままだとありきたりの上京物語になってしまう内容を、

        『名探偵コナン』 ナイズしたことで、適度にあるある、

        適度にコナンネタ絡みで、おそらく原作を読んでなくても

        楽しめる作品となっています。

         

        小学生の通学路に凶器となる物をポイ捨てする犯人を
        見つけて怒りを覚えたり(笑)、バイト先では早退しまくる
        同僚の穴埋めに奮闘する、都会ズレしていない善良な
        犯沢さんなので、何となく、夢は叶えられず、犯人に
        なれなさそうな気もしますが、私としてはかねてから
        疑問だった 「毛利小五郎はあれだけ催眠針を打たれて
        耐性できないのかな」 という疑問が解消できて満足です。


        撮らずにはいられない 『A WORKS』 の 「レインボーチーズケーキ」

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          まさにインスタのために生まれたようなスイーツ!
          なんとこれ、両方ともチーズケーキなのです。

           

           

          学芸大学にある 『A WORKS』 という、古民家を改装した
          カフェで、6月に移転してしまうのを清算の段階で知り、
          散策リポートに使えねーってことで、こちらでアップ
          する流れになったのでした。
          http://aworks.m-cobo.com/

           

           

          学芸大学駅から徒歩約2分の場所にあるカフェレストラン
          『A WORKS』 に行ったところ、口コミでも評判とあって
          行列ができていました。いつもなら、行列店に並ぶのは
          避ける私ですが、記事の構成的に彩りを加えたい一心から
          並びましたとも!

           

           

          普通の住宅をリノベーションしただけあって、入り口との
          間に縁側も残っていてどこか懐かしさのある佇まい。
          どうやら喫煙場所になっているようです(笑)。

           

          (縁側が渋い!)

           

          来店客が多かったため、チーズケーキのテイクアウトは
          NGとなっていました。同店のチーズケーキは100種類超と
          バリエーション豊富で、その中から常時15種類くらいが

          入り口正面のショーケースに並べられています。

          商品がそのままディスプレイ効果を発揮していました。

           

           

          撮影用としても映える 「レインボーチーズケーキ」 が

          あるか心配でしたが、かろうじて残っていました。

          席に着いたら即オーダーです!

           

           

          店内に上がる時も靴を脱がなくていいのか、一瞬ためらう
          アットホーム感。チーズケーキのほか、エスニック料理の
          メニューも用意されているので、お食事をしている方々も。

           

          (レモンを絞ることで、一層、表面に光沢が出て、見栄えUP)

           

          色調補正しなくても鮮やかな 「レインボーチーズケーキ」
          は甘み食感もしっかりしているので、レモンをかけて
          いただきます。レモンの酸味が加わるくらいでちょうど
          良い甘さとなっていました。

           

          仕上がりの色からは味が想像できない、ワクワク感も
          あって、SNS映えもしそうだし、人気があるのは納得。

           

           

          綿菓子がのっているのは 「ユニコーン」 という、
          ベイクドチーズケーキで、「レインボー」 に比べると
          甘さ控えめ。ミントの風味がアクセントになっています。

           

          (ふわふわお帽子がかわいい)

           

          久しぶりに食べた綿菓子のベタベタ感も “懐か新鮮”
          でした。外観は別として、メニュー自体は、同じ東急線でも、
          学芸大学というよりも、自由が丘とかにあった方が、
          しっくり来るカフェかもしれません。


          地の気に包まれ 「駒繋神社」 と 「世田谷観音」 参拝

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            思ったよりも緑が多かった世田谷区。
            下馬の高台エリアは地の気もしっかりしていて、
            リフレッシュしながら歩ける環境でした。

             

            とくに、「蛇崩川緑道」 沿いはビシビシ日光が
            降り注ぐ中、木陰もあって体力的にも助かりました。

             

            (世田谷区の花・さぎ草。鳥のようなフォルムが好き)

             

            「鶴が久保公園」 には小さな弁財天のお社が
            あったり、緑道沿いに赤い太鼓橋がある 「駒繋神社」
            は、前九年の役で八幡太郎義家が先勝祈願したと
            言われる場所だったりして、昔から住みやすいエリアで、
            社や神社を建てて、すでに人々の生活があったことを
            物語っています。
            http://www.komatunagi.jp/

             

            (立ち寄る予定ではなかったのに呼ばれた)

             

            「駒繋神社」 の御祭神は大国主命なので、商売繁盛を
            祈っておきました。境内のパワーもいい感じです。
            一応、我が家は源氏の流れだと親族が言い張っている
            ので(苗字的にも)、相性がいいのかもしれません。
            いい感じ過ぎて和んでしまい、社殿を撮るのを忘れました。

             

             

            御神木付近の方がパワー強めなようでした。

            毎年、赤ちゃんを卒業する行事として 「一心泣き相撲」
            を開催しており、2018年は7月29日に行われるようです。

             

            (大黒様と恵比寿様が笑顔でお迎え)

             

            そこから南西方向にあるのが 「世田谷観音」。
            正しくは 「世田谷山観音寺」。入り口の石碑は吉田茂の
            文字というくらい、1951年に建立された、割と新しいお寺です。

            地の気は 「駒繫神社」 より弱めなようですが、境内散策には
            七福神などいろいろあって見所満載。ちょっと詰め込み過ぎ。
            http://www.setagayakannon.com/

             

             

            国指定重要文化財 「不動明王、並びに八大童子像」、
            都指定有形文化財 「五百羅漢坐像」 のほか、奥の方に
            「特攻観音堂」 があります。名前の通り、特攻隊員の
            慰霊のためのお堂です。

             

             

            まず、境内入り口では大黒様と恵比寿様が笑顔でお迎え。

            ホスピタリティにあふれたお寺なのです。境内には

            七福神が点在しているので、それを探すのも楽しみの一つと

            言えるでしょう。参道を進むと、仁王門前で真打ならぬ

            狛犬登場! その手前にはさざれ石もあります。

             

             

            仁王門をくぐる時、上を見上げると龍の彫刻が。
            この場所で観音堂に向かって手を打つと鳴くという
            アレです。なんで、こんなに日本中、鳴き龍が多いのか、
            ウグイス張りのように床の軋みを美しく表現するのは
            わかるのですが、ある意味、日本人は龍神様と対話
            する場がほしかったのでしょうか?

             

            でも、昔話だと龍神様は雨を降らせる条件として、
            村の美しい娘とかを連れてったりして、いいヤツなのか、
            計算高いのだか、わからない位置付け。
            日光や京都と違って、屋外で鳴き龍なのはめずらしいかも?

             

            龍神様は雨を降らせるので、業務用に晴天の空が必要な
            私は手を打たずに仁王門をくぐりました。

             

            正面に観音堂、右手に阿弥陀堂、左手に六角堂(不動堂)と
            池、左手奥に 「特攻観音堂」 と鐘楼。
            池の中には夢違(ゆめちがい)観音も立っています。

             

            (阿弥陀堂)

             

            阿弥陀堂は、京都の二条城から移築された建物だそうで、
            「蛇崩川緑道」 からもよく見えるランドマークでした。
            韋駄天神も祀られているようなので、散策での足腰疲労の
            回復を願っておきました。

             

            (六角堂)

             

            六角堂(不動堂)には、重要文化財に指定されている
            「不動明王、並びに八大童子像」 が祀られています。

             

             

            夢違観音は、初めて知りましたが、なんと奈良 「法隆寺」
            に祀られている87センチの観音像を拡大模写したそう。

            「法隆寺」 には昔行ったけれど、どこにいらっしゃった
            のか、はたまた非公開だったのか、思い出せません。

             

            この観音様に祈ると、二度と経験したくないこと、
            思い出したくないことなどの悪い夢(トラウマ?)を
            良い夢に変えてくれるという、ニッチなご利益があります。

             

            で、悪い夢を思い出そうとしましたが、思い出せない
            くらい、ボケが進行しているようで、コレといった
            事例が思い出せず、結構、いい自分って人生なのかなとか
            思ったりしました。叶えたいこと一つといったパターンは
            すぐに選択できても、意外と忘れたいことはないな〜。
            カードの支払いは忘れたいけど、催促くるしな〜。

            思わぬタイミングで自己分析にも役立つ、夢違観音なのでした。
            忘れたいことができたら、再訪することにします。

             

             

            観音堂には、聖観世音菩薩をはじめ、日光菩薩と月光菩薩、
            布袋尊、マリア観音が祀られています。新しいお寺ですが、
            仏様はそれぞれに歴史ある寺から、この地に安置された
            経緯があるようでした。

             

             

            本堂の斜め向かいには 「三鈷の松」 が、枝を広げて
            います。独鈷といえば弘法大師。密教系もおおらかに
            包み込んでしまう 「世田谷観音」。

             

            3本の葉が出ている落ち葉が大変ご利益があるとも
            言われていますが、説明板によるとどの落ち葉でも
            持っているといいようなので、拾ってきました。

             

            なかなか、世田谷区の公園巡りは楽しい仕事な方で、
            これもまたご利益の一つと言えるかもしれません。


            エッシャーに化けたピーターラビット

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              両親が終活の一環として、分散していた銀行口座の
              集約を図っているので、三菱信託銀行からたくさんの
              ピーターラビットグッズをいただけることになりました。

               

               

              中でも大物はいくつかの選択肢の中から、性懲りもなく、
              ぬいぐるみを希望したら、予想以上にでっかいウサギが
              もらえて満足です。

               

               

              実は、映画の 『ピーターラビット』 も観に行こうかな
              とも思っていたのですが、先日取材帰りの電車の中で
              すでに観たという4人組が、その話題で盛り上がって
              いたのですが、「パディントンのノリで観に行かない
              方がいいよ」「『ホームアローン』 をさらに過激に
              して、しかも相手は悪者ではなく、一般人」 と次第に
              エスカレート。決め手は、「これまで観た作品の中で
              一番内容的に近いのだと 『シンゴジラ』 かな?」
              と、不吉な会話をしていたのでした。

               

              ええぇぇえ! 『シンゴジラ』 ですと!?
              聞き間違えかも、と自分の聴覚を否定するか、

              そのグループに 「パードン?」 と問うてみたい衝動に

              駆られましたが、会話はさらに 「ふかふかした

              『ターミネーター』 って感じ〜」 と映画の例えは

              エスカレートの一途をたどり、私の中の鑑賞意欲を

              蝕んでいったのでした。リアルレビューは、ネット上

              での口コミより、精神的なダメージがダイレクトです!
              http://www.peterrabbit-movie.jp/

               

              (二次元だと可愛い害獣・ピーターラビット)

               

              いつもは映画のレビューは読まずに、自分の勘を信じて
              観に行く方ですが、さらっと見たらやはり作品の例えに
              『仁義なき戦い』 という言葉を発見し、気分転換は

              もともと、ピーラビは畑を荒らす害獣ではあるので、
              都心から引っ越してきた人間とのバトルは予告編でも
              想像がついていたものの、やっぱピーラビは二次元の
              イラストで見てる方がいいやという結論に達しました。

               

              (お尻ももふもふで愛おしい…けど、映画でのヤンチャ、反省しなさい)

               

              『ピーターラビット』 用の予算は、「上野の森美術館」
              で6月6日から開催される 「ミラクル エッシャー展」
              に変更。ついでに動物園にも行って、香香たんに
              会って来ようかなと思っています。
              http://www.escher.jp/


              ボヤ寸前!

              0

                今週は、世田谷区を晴れた日は歩き回っています。
                日は長くなりましたが、帰宅時間は父の夕食づくりが
                あるので、5時頃までと、往復時間を考えると
                なかなかタイトです。

                 

                (世田谷区で見かけた、心安らぐ花々)

                 

                ここ数日、急激に母の物忘れも増えて、本当に覚えて
                いないのか、記憶が曖昧なのか、聞き返したいけれど
                それを確認するのも怖い気がして、適度にスルーして
                いたのですが、そうもいかないかなと。

                 

                (この長っぽそいのはアジサイ? 葉の形は違うのでアジサイに似た花?)

                 

                今日はある程度、夕食の準備をしたので、二人で
                食事させて、上階で撮影した画像を整理していたら
                焦げ臭い匂いが立ち込めてきたので、慌てて確認したら、
                「もう食べてるから、料理してない」 と言いつつ、
                鍋から煙出てるし…。

                 

                (花なのかな、葉なのかな?)

                 

                どうやら、追加で野菜を煮ていたのを忘れた模様。

                やはり、多く火を使う夕食は目が離せないなと、
                ある程度の “介護耐性” は養われてきているものの、
                それよりも親の老化ペースが速くて、ちょっと
                ダメージを受けています。


                興味の域で留めたい 『一般人は入れない立入禁止地帯』

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                  『STAR WARS』 に出てくる、ファースト・オーダーの
                  装甲トランスポートAT-ATを、近頃までイギリスの
                  「マンセル要塞」 がモデルだと思っていたのですが、
                  ゾウがベースと知り、愕然とした私です。

                   

                  そんな 「マンセル要塞」 が表紙の 『一般人は入れない
                  立入禁止地帯〜危険度MAX版〜』(彩図社刊)という、
                  コンビニで売ってる冊子を見つけたので、気弱な小市民の
                  私は、怖いもの見たさで購入しました。

                   

                  軍事機密系や地形的に困難なエリア、歴史的・文化的に
                  立ち入れないエリア、生命の危険を保証できない治安の
                  エリアなど、ほとんどがまさに危険度MAXなのですが、
                  「コカ・コーラのレシピ保存庫」「バッキンガム宮殿の
                  女王の寝室」 など、危険性よりその背景が興味深い
                  場所や、絶景で有名なアメリカの 「ザ・ウェーブ」 や、
                  頻繁に赤い雷と夥しい稲妻が起きる南米マラカイボ湖も
                  紹介されていました。

                   

                  マラカイボ湖の謎の雷は、『猫mix幻奇譚とらじ』
                  (田村由美著、小学館刊)11巻に登場するパ・ンダダの
                  篝火のベースになっているのかなと思いつつ読んでいて、
                  『一般人は入れない立入禁止地帯』 にその理由とか
                  説明されているかと思ったけれど、未だ謎のようです。

                   

                  謎解明に行って落雷で死にたくないので、専門家の
                  方々の調査研究に期待しています。

                   

                  『とらじ』 の方では、雷(いかづち)ねずみと、
                  仲良しの鉄のねずみが作り出したマグネッチュによる
                  現象だという設定でほのぼのしましたが、マラカイボ湖
                  の方は、落雷による死者も出ているそうです。

                   

                  ラストに紹介されている月面の立入禁止区域に関しては、
                  アメリカ国旗がなびいているのがおかしいとか、影が
                  いろいろな方向を向いているとか、コーラの瓶が写り
                  込んでいたとか、月面の石に番号が振ってあるものが
                  あったとか、アメリカの 「月面着陸疑惑」 について
                  写真付きで説明してある本も読んだことがあります。


                  この際、スタンリー・キューブリック監督の霊を
                  恐山のイタコの口寄せでお呼びして、真相を聞くと

                  いう斬新な解決策にチャレンジしてみるのもいいのでは?
                  まあ、アメリカには非現実的だと、一笑に伏される

                  でしょうけどね(笑)。

                   

                  で、冒頭の 「マンセル要塞」 ですが、ドイツ軍の
                  戦闘機をボカスカ迎撃しやがって、あまり好きでは
                  ないのですが、海に立つ姿は 『ONE PIECE』 の
                  ゾウみたいでもあり、負の遺産とはわかっているし、
                  それがあることによる問題も知ってはいるのですが、
                  撤去するには寂しい気がしてしまうのでした。


                  関門エリア・壇ノ浦 「見るべきほどのことは見つ」

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                    門司港散策からスタートした北九州旅行関係も、今日で
                    ようやく終着点に辿り着きました。

                     

                    関門エリアの北九州側で見た 「句塚」 なんて4月16日。
                    途中、リアタイのブログも挿入していたので、1カ月半に
                    及ぶ展開となってしまったのです。

                     


                    まさに、「見るべきほどのことは見つ」 by 平知盛。
                    ラストにふさわしい壇ノ浦で締めることとします。

                     

                     

                    関門橋のたもとは、早鞆の瀬戸とも言われる壇ノ浦。
                    平家滅亡の歴史を今に伝える壇ノ浦を見渡せる岸辺は、
                    「御常(みもすそ)川公園」 として整備されています。
                    馬関でもあるので、平家と幕末が混在エリアです。

                     

                    (躍動感ある銅像が見応えあり!)

                     

                    砲台と共にどどーんと目立っているのが、源義経と
                    平知盛の像です。躍動感のある見応えのある銅像。

                     

                    「平知盛というと、やはりドラマなら阿部寛さんが
                    一番印象的だったなぁ」 と思っていたら、すぐ後ろで
                    サラリーマン風の男性二人が、「どうせなら阿部寛の
                    手形でも銅像の所に置くといいんじゃね?」 とか、
                    私の心を読まれたような会話が成されていて、能力者
                    なのかと身構えてしまいました(笑)。

                     

                    どっちにしても、猛将・平知盛の最期は劇的なシーン
                    なので、壇ノ浦で歴史に思いを馳せるのにはぴったり
                    だと思います。ちなみにサラリーマンのお兄さんたちの
                    意見に、私も1票。

                     

                     

                    銅像の近くでは、源平合戦の様子をあたかも見たように

                    臨場感あふれた口調で語る、昔ながらの紙芝居屋さんも

                    いて、ひと言ひと言に熱がこもっています。

                     

                     

                    壇ノ浦古戦場近くには、「立石稲荷大明神」 の鳥居が
                    斜面に続いており、こちらは、平家一門が都から下って
                    来た際に、「京都伏見稲荷」 から分祀したもの。

                     

                    (対岸には、門司港レトロの一帯が広がっているエリア)

                     

                    道を挟んで向かいには、しめ縄の付いた石が海辺にあり、
                    「立石稲荷大明神」 の名の通り、石と神社でワンセット
                    だと思われます。

                     

                     

                    下関方向へ西に向かって海岸沿いに行くと、壇之浦漁港。
                    ちょっと伊根の舟屋に似た造りで、母屋と船のガレージが
                    一体化した造りの家が並んでいました。

                     

                    壇ノ浦周辺では 「赤間神宮」 がパワスポと言われていますが
                    私としては 「うーん、微妙」 という感じで、とくに
                    お呼ばれしなかったのですが、この壇之浦漁港は家と家との
                    隙間からこの船溜まりに出る、それほど目立たない場所に
                    あるものの、なぜか呼ばれてつい見学してしまいました。
                    「赤間神宮」 と私の波長が合わなかっただけかも?

                     

                    我が家の父方は、源氏系列の加賀美氏の流れを汲んでいて、
                    苗字としては全体で78位ですが、長野県では堂々の4位
                    だと、「苗字由来net」 に書かれていました。
                    このサイト、面白し! ズバリ賞!
                    ってことで、そもそも平家とは相性良く無さげなのです。
                    https://myoji-yurai.net/

                     

                     

                    話戻ると、壇之浦漁港には舟屋のほか、堤防近くには、
                    漁師さんの安全を見守っていると思われる 「蛭子神社」
                    と、またしても神が宿っているに違いない石がありました。

                     

                    蛭子は、イザナギとイザナミが国造りする上で、最初に
                    生まれた失敗作の子供ですが、ご利益は商売繁盛の恵比寿
                    に通じます。

                    なので、源平の昔のことはお互い水に流そうよと歩み寄り、
                    (加害者側ですが)「蛭子神社」 にも手を合わせました。

                     

                     

                    そして、壇ノ浦合戦で、二位尼に抱かれ、幼くして亡くなった
                    安徳天皇が祀っている 「赤間神宮」 へ。
                    入水する際、二位尼が幼帝に 「波の下にも都のさぶろうぞ」
                    と言ったとされることから、海の都をイメージした 竜宮城の
                    形をしているのが特徴です。
                    安徳天皇をはじめ、平家一門の墓が祀られています。

                     

                    二位尼が幼帝と共に抱えて入水した三種の神器の内、

                    「八咫鏡」「八坂瓊曲玉」 は見つかりましたが、未だ

                    「草薙剣(天叢雲剣)」 は海の底に眠っています。

                     

                     

                    そこからまた少し行くと、海辺に突如、でっかい碇が。
                    謡曲 「碇潜(いかりかづき)」 をイメージした小さな
                    公園も作られています。

                     

                    「碇潜」 は、平家一門の合戦の模様と、その最期を
                    描いた演目で、謡曲ではありがちな展開ですが、
                    壇ノ浦の古戦場を弔いに来た旅僧が乗り合わせた
                    渡し船の漁翁に戦いの様子を聞いていると、にわかに
                    漁翁が、実は自分は平知盛の霊だと語ったことから、
                    その僧は知盛の霊を弔うという展開。
                    「船弁慶」の類曲とも言える作品です。

                     

                    謡曲って、大体、謎の人物が語り始めて、生前は
                    有名人で、その怨念や辛さを語って舞い、満足して
                    成仏していくという流れが多いですねー。

                     

                    学生時代は 「風姿花伝ゼミ」 だったこともあり、
                    一応に有名作品の流れを頭に入れましたが、この
                    パターンが多すぎて、もはやカオスです。

                     

                    平知盛の最期を描く舞台 『子午線の祀り』

                     

                    平家物語でも、この平知盛テーマの作品は好きで、
                    『子午線の祀り』 は2回鑑賞しました。

                     

                    1999年の 「新国立劇場公演」 は源義経が市川右近さん
                    (現・右團次)、『陸王』 のシューフィッターの人です。
                    そして、2004年の 「世田谷パブリックシアター公演」 は
                    源義経が尾上辰之助さん(現・松緑)でした。

                     

                    平知盛役は、「世田谷パブリックシアター」 の芸術監督
                    でもある野村萬斎師です。
                    昨年も久々に 『子午線の祀り』 の再演がありましたが、
                    行けなくて残念。会員なのに…。

                     

                    そういえば、ついでですが、野村萬斎さんはNHKドラマ
                    『蒼天の夢』 で高杉晋作役でした。吉田松陰役が
                    中村橋之助さん(現・芝翫)で、ベースは司馬朗太郎さんの
                    『世に棲む日日』 です。VHSビデオも買って、今でも
                    持っていますが、私のVIERA LINKでは今や見ることできず。

                     

                    門司港と下関の散策リポートを書き終え、ちょっとした
                    解放感から脱線してしまいました。
                    「見るべきほどのことは見つ」 の心境で、明日からは
                    この2カ月間で読んで良かった小説についても書きたいな。

                     

                    まずは、近年読んだ中でも、文章の美しさに浸ることが
                    できた 『羊と鋼の森』 ですね。
                    映画を観る前に読んでおいた方がいい作品と、映画の
                    世界を堪能してから原作との違いを楽しむ作品が
                    ありますが、この作品に関しては事前の読了がオススメ!

                     

                    きっと、映画で描かれるシーンの意味が、より強く
                    伝わってくるに違いありません。
                    http://hitsuji-hagane-movie.com/

                     

                    【関連記事】
                    ◇九州の最北端 「和布刈神社」 の聖なるワカメ
                    http://nureinmal.jugem.jp/?eid=3518
                    ◇坂本龍馬の長州での生活が垣間見える 「本陣伊藤邸址」
                    http://nureinmal.jugem.jp/?eid=3556
                    ◇2018年還暦を迎えた 「関門トンネル人道」
                    http://nureinmal.jugem.jp/?eid=3551


                    動けば雷電の如き高杉晋作、下関での足跡

                    0

                      山口県と言えば長州、長州と言ったら高杉晋作90%、
                      吉田松陰10%って感じです。
                      高杉晋作と言えば、「動けば雷電の如く、発すれば
                      風雨の如し、衆目駭然として、敢えて正視するものなし。
                      これ、我が東行高杉君に非ずや」 と伊藤博文に言わしめた
                      幕末の革命児です。

                       

                       

                      幼少のみぎり、大河ドラマで 『花神』 を欠かさず見て、
                      その後、司馬遼太郎さんの 『世に棲む日々』 を読み、
                      私の中の高杉晋作像が確立されました。

                       

                      オテントサマ丸(丙寅丸)での戦いっぷりなど、陽気な
                      破天荒さも魅力ですが、自分が士族なのに、奇兵隊という
                      身分制度無視の軍隊を作った功績は、まさに選ばれし者!

                       

                      …という前置きはさておき、JR下関駅の階段には、維新
                      150周年のイメージイラストとして、「長府功山寺」 にある
                      高杉晋作挙兵の像のシルエットが描かれていました。

                       

                       

                      日和山公園にも高杉晋作像がありますが、そちらは立像で
                      躍動感がないので、「長府功山寺」 の方が好きです。
                      日和山公園の像は、第二次世界大戦の時に金属供出で
                      潰され、備前焼きで製作された物なので、こうした
                      躍動的な像は難しいでしょう。ただ、備前焼きの大きさ
                      部門では日本一を誇っています。

                       

                      下関駅の北には、高杉晋作関係の史跡が多数ありますが、
                      今回は見残していた新地町の 「高杉晋作終焉の地」 へ。
                      萩からスタートした旅の終わりを見ておかなくては!
                      桜山町には 「高杉晋作療養の地」 もあります。

                       

                      (「開闢=かいびゃく」 という言葉は、高杉晋作で知った)

                       

                      その途中には、「奇兵隊結成の地」 の石碑もあって、
                      そこに刻まれた説明によると、「長州藩を明治維新へと
                      推し進めたのは奇兵隊であるが、さらに明治維新を
                      解明する鍵が奇兵隊であるともいわれている。奇兵隊は
                      文久三年(1863年)六月、この地の廻船問屋白石正一郎家で
                      結成された。正一郎は結成と同時に入隊し、高杉晋作を
                      援けた。年令も、身分もまったく違う、二人のかたい
                      結びつきが奇兵隊を支えたということができる」 と
                      書かれていました。

                       

                      また、説明書きには 「広く坂本竜馬ら諸藩の志士400人」
                      となっていて、それ、司馬遼太郎さんのキャラですが…。
                      「本陣伊藤邸址」 に続き、長州藩士以外は割とどうでも
                      いい感の第二弾でございました。

                       

                       

                      「高杉晋作終焉の地」 は、下関駅から700メートルくらいの

                      住宅街にあります。静かな住宅街にふさわしくない幟が突如

                      パタパタしているので、遠くからでもわかります。

                       

                      (面白きこともなき世は、どうだったのかな?)

                       

                      そこには、しっかりと高杉晋作の功績について誇らしげに

                      まとめられた説明板がありました。

                       

                      それによると、「1863年6月、攘夷の決行で外国艦に砲撃

                      された下関を防御するため来関し、直ちに騎兵隊を結成。
                      奇兵隊は志があれば、武士以外の者でも入隊を許した
                      画期的な軍隊でした。1864年に8月には、欧米列強との

                      下関戦争の戦後処理にあたり、同年12月には 『長府功山寺』

                      で挙兵して、藩論を討幕へと導きました。1866年6月からの

                      四境戦争では、奇兵隊などの諸隊を率いて幕府軍を小倉口で

                      撃退しましたが、すでに病に侵されており、1867年4月14日、

                      新地の庄屋林算九郎邸の離れ家で没しました。数え年29歳。
                      遺骸は奇兵隊陣屋近くの吉田清水山に運ばれ、葬儀は
                      白石正一郎が祭主となって神式で行われました」 とあり、

                      “もっと、もっと彼の功績をPRしたいぞ” 愛に溢れていました。

                       

                      (紙焼きをスキャンしたので暗い、萩の 「円政寺」)

                       

                      萩の生誕地や 「明倫館」、吉田松陰と出会った 「松下村塾」、
                      奇兵隊挙兵の 「長府功山寺」 と 記念館もある 「東行庵」
                      など、いろいろ回りましたが、何となく実際の場所に行って
                      近くに感じることができたのは萩の 「円政寺」。
                      木戸孝允旧宅の並びにありました。
                      http://www.tougyouan.jp/

                       

                       

                      たしか 『世に棲む日々』 にも書かれていたと思いますが、
                      少年時代の晋作が、家族に連れられ、この寺にかかっている
                      怖い顔の天狗面を見せられたことで、物怖じしない性格を
                      培ったという躾エピソード。家族が連れていかなくても
                      歩ける距離なので、眉唾モノではありますが、どこか
                      それを信じたい気がする雰囲気で、一番印象的でした。

                      http://www.hagi.ne.jp/kanko/onari_machi_05.html

                       

                      とにもかくにも、高杉晋作関係については自分の中でも
                      「見るべきほどのことは見つ」 という心境です。

                       

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                      坂本龍馬の長州での生活が垣間見える 「本陣伊藤邸址」

                      0

                        ふい〜、長期予報をチェックしたら、今週スカッと
                        晴れそうなのは今日しかないので、やむを得ず、
                        涙を飲んで、原稿書きをペンディングして、撮影に
                        出掛けました。

                         

                        このところ、ご無沙汰の 「世田谷パブリックシアター」
                        ですが、今日はキャロットタワーの26階の展望ロビーでの
                        撮影からスタートし、世田谷公園や諸々の児童公園などを
                        回りながら、学芸大学駅まで歩き、ただ今ぐったり。

                         

                        世田谷での撮影も全て終わっていないので、そちらは
                        また今度にするとして、このぐったり感にぴったりな
                        壇ノ浦でまとめてみます。

                         

                         

                        壇ノ浦は、源平合戦の平家終焉の地であると同時に、
                        幕末には長州藩が英・仏・蘭・米4か国連合艦隊と戦って
                        ボロ負けした馬関でもあります。

                         

                         

                        「関門トンネル人道」 を出てすぐの所には、天保製長州砲
                        を再現したものが並んでいます。お台場のよりデカい!

                         

                        (煙が出とる〜! 100円入れてくれた人、ありがとう)

                         

                        砲台を背に門司港を眺めていたら、後ろから 「どっかーん」
                        と大きな音がして、ふいをつかれたから本来より大きく
                        感じたのかもしれませんが、少なくとも田んぼの雀脅しより
                        デカい音がしました。

                         

                        音の方に顔を向けると、なんと砲身からちゃんと煙が出て、
                        それらしい雰囲気を醸しているではありませんか!?
                        どうやら100円入れると、このオプションを楽しめるようです。

                         

                        馬関から、西へ進むと、高台に 「下関春帆楼本店」 が
                        あり、その下には 「本陣伊藤邸址」。

                        坂本龍馬がお龍と暮らした場所として、二人の顔出し看板
                        が、ぽつーんと置かれていました。背景は駐車場。
                        置く方向、もう少し考えた方がいいだろ?
                        土佐者は眼中にない、維新150年を祝う長州なのでした。

                         

                         

                        「本陣伊藤邸址」 についての説明板によると、伊藤家は
                        鎌倉時代から続く下関屈指の名家で、幕末の頃の当主・
                        杢之助は吉田松陰と交際し、助太夫は坂本龍馬を支援。
                        中でも、龍馬の晩年とも言える慶応2・3年、龍馬は
                        伊藤家を活動の拠点にしていたそうです。

                         

                         

                        龍馬と助太夫との関係は、龍馬が薩長同盟実現に向けて
                        下関を訪ねた慶応元年(1865年)に始まり、以来、
                        龍馬は下関を訪ねるたびに伊藤家を寄宿先とし、慶応3年
                        2月10日からは同邸の一室 「自然堂」 を借り受けて、
                        お龍と生活していました。龍馬の朝帰りにお龍が激怒したり、
                        夫婦で歌会に参加したというエピソードも残っています。
                        思ったより、長州での生活は京都や長崎よりも安全だった
                        のかもしれません。

                         

                         

                        西郷さんと違って、新し物好きな龍馬は、長州でも写真を
                        撮っていたようで、晩年の割には他のいくつかの写真に
                        比べて、少し若く見える気がしました。

                         

                        (慶応2年の新婚旅行像は鹿児島にあります。龍馬が小柄)
                         

                        まあ、あとは龍馬関係は、福山市鞆の浦にあるという
                        潜伏先 「桝谷清右衛門宅」 に行けば、ほぼクリアかな?

                        ちなみに、自分のブログを見てみると、あたかも龍馬

                        ファンのようなことになっていますが、私が幕末の志士で

                        一番好きなのは、高杉晋作です(笑)。

                         

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