究極の選択を迫られる 『進撃の巨人』 21

2016.12.11 Sunday 23:41
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    今回はいくつかの選択に迫られる内容で、スピンオフの

    『悔いなき選択』 を読んでいると、さらに面白く

    読めるかと思われます。

    どんな選択をしたかは書かずに、話を進めると…。

     

    まずは、ここまで生き延びて来た人たちの生命力に驚嘆。
    死んだかと思っていたアルミンが虫の息、そして
    こちらはもしかして重症でも生きてるかなとは
    思っていたエルヴィンが瀕死という状態に。

     

    たった1本しかない “巨人化して蘇生できる”
    注射をどちらに打つかという部分で、21巻のほぼ
    半分を使っています。

     

    ハラハラというより、イライラしてしまったのは
    たぶん私だけでしょう。ちょっと長すぎる気も。
    私なら迷いなくエルヴィン団長に打ちそう。

     

    もう一つの大きな選択は、とらえた鎧の巨人・ライナーを
    その場で殺してしまうか、鎧の能力を利用するため
    一時的に生かしておくかということ。

     

    対人立体機動部隊にも引き金を弾けなかったジャンが
    今回も生かしておく提案をして、「相変わらず甘い」
    とも思ったのですが、よ〜く考えてみると彼は結構
    常識人なのに気づきました。

    非常時には、ためらいなく引き金を弾きそうな
    自分が恐ろしい…。

     

    彼らがそれぞれどんな選択をしたかは、本編でご確認

    ください。

     

    ここからはややネタバレだけど結論は書いてません

     

    そして、いよいよこれまで謎となっていた人類の
    歴史が、エレンの父・グリシャの日記から語られ
    始めましたが、これまでの伏線が回収されるかと
    思いきや、よけい話が広がりすぎて訳わからん。
    ただ、登場人物にドイツ語圏の名前が多い理由は
    納得できたかも?

     

    また、地下室の鍵かと思っていたら、予想外の
    方法で開けたのにはやや笑い。

     

    さらに、獣の巨人・ジークが何者かがわかったのは
    モヤモヤが晴れた感じです。
    作画力が微妙な作者なので、キャラクターの書き分けが
    できておらず、もしかしてエレンの父が生きていて、
    別の巨人になってるのかとも思ったりもしていました。
    彼の血筋もわかって、ヤバさMAXですね。

     

    ただ、小さい頃の描写に、あたかも獣の巨人のような
    お猿で遊んでいる姿に、作者の遊びが感じられ、
    こちらもちょっと笑いました。

     

    これまで並行して刊行されていた 『進撃!巨人中学校』
    が、本編20巻の時に終わってしまい、本編を読むと
    残るモヤモヤな読後感が払拭できなくなってしまい
    とても残念です。

     

    【関連記事】

    ◇進撃の講談社
    http://nureinmal.jugem.jp/?eid=1900
    ◇『進撃の巨人』 過酷なスピンオフ祭り読破!
    http://nureinmal.jugem.jp/?eid=2162

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    8年でやっと10巻 『猫mix幻奇譚とらじ』

    2016.11.27 Sunday 04:52
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      「BOOKOFF」 に売って、後に買い直した小説は
      いくつかありますが、漫画はこれ一作。
      田村由美さんの 『猫mix幻奇譚とらじ』 だけです。

       

      2巻まで買って1回売り、3巻を読んでまた
      1・2巻を買うという無駄遣いをしております。

       

      それ以降は着々と買い続け、季刊の増刊号での
      連載なので、『聖☆おにいさん』 同様、年に1冊
      というペース。

       

      魔法のねずみにさらわれたパイ・ヤンの息子・

      リオはいつになったら見つかるのか。というか、

      とらじにリオの魂が入っているのは、すでに

      何回も伏線というか、わかりやすい暗示というか、

      されているので、いつ気づくのかといった感じ

      でしょうか。

       

      鏡の宮殿や氷の宮殿、砂漠の城、空に浮かぶ島、
      港町、海の中、あの世(の入り口)、過去など、
      さまざまな世界を描く、田村由美さんの豪快な
      タッチが好きなのかもしれません。
      いち早くデジタルでの制作にも着手していたし。

       

      各エピソードで、ねずみと戦う7勇者一人ひとりが
      活躍する展開で、10巻は弓のパナ・ソニー活躍回。
      あと勇者はパル・メイロだけになってる割には、
      幹部ねずみの方は、死のねずみで足踏み。

       

      しかも、天下一武道会のような 「勇誕祭」 に
      なってしまって、いつ終わるんだ〜!

       

      でも、「勇誕祭」 のおかげで、これまでに登場
      したキャラクターが観覧に来ていて、10巻は
      オールスターキャストとなっています。

      また、「勇誕祭」 前の10巻メイン、老いのねずみ
      &病のねずみ編では、パンドラゴラ博物館国の
      スフィーンクスクスも声だけ登場してくれたし。

       

      ついに、タブーとされてきたパイ・ヤンの兄も
      伏線回収されて、あとは教授の婚約者がどこに
      登場してくるかといった進展ですな。

       

      で、10巻の名場面はやはり、スフィーンクスクスと
      とらじのやりとり!
      「友達だからー」 と強引におねだりするとらじの
      愛らしさがNICEでした。

       

      【関連記事】
      ◇ほのぼの冒険ストーリー 『猫mix幻奇譚とらじ』
      http://nureinmal.jugem.jp/?eid=849
      ◇繁忙期前に 『猫mix幻奇譚 とらじ』6巻
      http://nureinmal.jugem.jp/?eid=1632

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      主人公の薄っぺらさが良い 『バーナード嬢曰く。』

      2016.11.20 Sunday 23:21
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        ちょっと立ち読みしたら、いろいろな本のことに
        ふれられていて面白いと思った、施川ユウキさんの
        漫画 『バーナード嬢曰く。』(一迅社刊)を
        読んでみました。5分間アニメにもなっている模様。
        http://www.dreamcreation.co.jp/bernard/

         

        第1巻の表紙絵になっている主人公・バーナード嬢
        の「一度も読んでいないけど、私の中ではすでに
        読破したっぽいフンイキになっている!!」 という
        セリフに共感したこともあり…。

         

        斜め読みした作品でも、なんとなく読んだ気に
        なっていたり、逆にしっかり読んだはずなのに
        印象的だったシーンは覚えていても、その前後が
        どうなっていたかすら覚えていない作品もあり、
        タイトルと大体のあらすじを知っているだけで、
        “読破したっぽい” 気分になっている作品も
        たしかにあります。

         

        人が見ている時だけ、読書家のように図書館で
        熱心に本を読んでいるふりをしているバーナード嬢。
        本名は町田さわ子という平凡な名前なのですが、
        自らそのあだ名で呼ぶよう提案してきたという
        あたり、一種の自分ブランディング?

         

        そんな彼女を面白がって観察いる遠藤くんや、
        彼女がエセ読書家であることに憤りを感じつつ
        自分が好きなSF作品を熱く紹介する神林さん、
        遠藤くんに想いを寄せる図書委員の長谷川さんなど、
        バーナード嬢を取り巻く人たちも個性的。

         

        古典や哲学書、SF、ケータイ小説など、さまざまな
        名著や人気作品、そして名言が適度に紹介されて
        いることもあって、自分がどのジャンルが弱いか
        振り返るにも良い作品だと思います。

         

        著者は、かなりSFは読み込んでいらっしゃるよう。
        結構、タイトルだけで内容は知らない作品が
        紹介されていました。

         

        全然、話は変わりますが、浅学な私のような者のブログに、

        1日2000pvも訪問してくださる日もあり、恐悦至極に
        存じますです。読んでくださり、ありがとうございます。
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        ID獲得戦 『リアルアカウント』 第12巻

        2016.11.18 Friday 05:23
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          最初は現在は主人公となっている向井ユウマの兄弟・
          アタルくんメインでスタートした 『リアルアカウント』
          ですが、突如、ユウマ編となり、アタルくんとの
          絡みもあったものの、最初は運営側のリアアカ社を
          憎んでいたアタルくんがなぜ運営側についたのかも
          わからないまま、第一弾のデスゲームは全クリ。

           

          どうやら、最初のデスゲームはアタルとユウマは
          別々の空間でバトルを行っていたっぽいのですが、
          全クリの集合場所は一緒で、その辺、訳わからん
          ままに、新たなデスゲームに突入。

           

          ある意味、第3章ともいえる今回は、スマホの機能を
          使ったデスゲームは相変わらずですが、ゲーム参加者
          一人ひとりの価値観を描いている点が以前とは違い、
          それぞれのエピソードが入っていることで、以前の
          殺伐感がやや薄れたような気がします。

           

          また、一人のプレイヤーをフォローする人たちが
          一斉に10万人単位で巻き添え死する分、逆に前より
          巻き添えになる人たちが “その他おおぜい” と
          いう感じになって、ますます一人あたりの命の重さが
          かる〜くなってしまったような気も。

           

          過酷な死に方をするのが、プレイヤーを殺せなかった
          リアアカ社の社員にした点も、多少読んでいて
          気楽な気がしなくもありません。

           

          次はあきらかに 『ポケモンGO!』 をパクった
          『リアアカGO』 がテーマとなる模様。
          全クリしたデスゲームで、隠れた自分が暴走して
          正確破たんしたユウマも、新たな試練の中で
          本来の自分を取り戻し、進化していきそうな感じで、
          その時、アタルとどう対峙するのかは楽しみです。

           

          【関連記事】
          ◇SNSが持つ危険さをフィーチャーした 『リアルアカウント』
          http://nureinmal.jugem.jp/?eid=2438
          ◇個人情報暴露戦 『リアルアカウント』 第6巻
          http://nureinmal.jugem.jp/?eid=2596
          ◇ようやく認知されてきた 『リアルアカウント』
          http://nureinmal.jugem.jp/?eid=2752

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          『3月のライオン』 第12巻&アニメ

          2016.10.08 Saturday 23:45
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            羽海野チカさんの 『3月のライオン』 第12巻がようやく
            発売となり、速攻買い!

             

            主に、前半は鹿児島での 「藤本棋竜・土橋七段」 戦、
            後半は主人公・桐山くんと 「滑川七段」 戦がそれぞれに
            白熱した戦いとなっておりましたが、私は8ページの短編、
            二階堂くんの家の 「忠実なる愛犬エリザベス物語」 に
            おける、エリザベスが体の弱い二階堂くんを外敵(?)から
            守るべく、さまざまな手法で撃退する戦いに感銘を受けました。
            えらいぞ、エリザベス(人間年齢65歳)!

             

            二階堂くんには彼女の努力は伝わっていないにも関わらず、
            結果的には心が通じているという展開が心温まります。

             

            基本、漫画作品の恋愛系の部分はあまり重視しない私ですが、
            若い棋士たちの憧れ・あかりさんと、人間的に素晴らしい
            島田八段との出会いに、桐山くんからも評価が低い林田先生が
            今後どう頑張っていくのか、気になるところ。
            条件から考えれば、断然、島田八段でしょうが…。

             

            桐山くんが作ったチャートで 「決断力」「頼りがい」 が
            5段階評価で1だった林田先生がどこまで巻き返せるか?

             

            第12巻では、藤本棋竜の家族も登場し、以前は幸田家の
            妻目線のエピソードもありましたが、棋士の妻というのも
            かなり大変そうです。

             

            NHKアニメ 『3月のライオン』

             

            23時からでしたが、初回、張り切って観ましたとも!
            I LOVE 二階堂くんがいよいよ登場というところで次週。

             

            ウォーターフロントの下町の風景が美しく、思ったより
            川本三姉妹のキャラや描写が明るい感じですね。
            勝負のシーンとメリハリをつけるためでしょうか?
            個人的には、あかりさんの声はもう少し落ち着いた
            ソフトな声のイメージだったので、ちょっと違和感が
            ありました。
            http://3lion-anime.com/

             

            原作のどこまで進めるのかも気になります。
            できれば、桐山くんが新人王になり、仙台で宗谷名人と
            対局し、ひなちゃんのいじめ問題が解決するあたりで
            まとめると、それぞれの成長とワンステップアップに
            重なって、ラストが爽やかに締めくくれる気がします。

             

            さすがに、川本家の “SU・TE・O”(三姉妹の父親)
            問題まで入れると、ある意味、桐山くんの成長には
            つながってはいるものの後味悪いかなと…。

             

            25分というNHKらしい長さで、さらにエピソード分け
            しているのは、漫画の一編一編にちょうど合っていて、
            夜に観るアニメとしてはちょうどいいかもしれません。

             

            あとは、実写映画版 『3月のライオン』 では、桐山役が
            神木隆之介さんとのこと。同じ漫画原作物としては
            『BAKUMAN』 より、こちらの方がイメージに近いかも。
            うん、きっと観に行くに違いない。

             

            【関連記事】
            ◇『3月のライオン』 と同行二人の営業活動
            http://nureinmal.jugem.jp/?eid=230
            ◇多面的な人間模様が魅力の 『3月のライオン』
            http://nureinmal.jugem.jp/?eid=1278
            ◇読んだ後と前では表紙の見え方が変わる 『3月のライオン』 8巻
            http://nureinmal.jugem.jp/?eid=1554

            category:漫画 | by:まるたん | - | - | -

            やっと 『こち亀』 第200巻

            2016.10.07 Friday 04:00
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              グルメ取材で、やや胃もたれ気味です。
              同時に来週からの “またしても” グルメ取材の交渉に
              入っていることから、現実逃避気味。

               

              ってことで、最近読んだ漫画…というか、逃避している
              世界について今日は書こうかなと(笑)。

               

              『こち亀』 第200巻

               

              ようやく、再版が出たので買えました。
              これまでのキャラをガンガン出すためか、かなり両さんの
              お出かけが多い巻となっていますね。

               

              メカや昔懐かしいグッズ、人情編など、『こち亀』 らしい
              ストーリーがこれでもかこれでもかと大放出の400ページ。

               

              雑誌のラストと違って、40周年ながらいつもと同じような
              オチのラストで、挨拶はあえてあとがきページにして
              あるのも単行本ならでは。

               

              最終回の一つ前に感動作の 「永久の腕時計の巻」 を
              持ってきた展開もラストに向けた流れとして良かったと
              思います。

               

              『ANGEL HEART』 第14巻

               

              『こち亀』 が始まった頃は、まだ 『CATS EYE』 連載
              していた北条司さんの 『ANGEL HEART』。

               

              そういえば、たしかにこれまで香ちゃんが命をかけて
              助けた子供についてふれられていなかったのを、今さら
              思い出しました。

               

              さらに、続けて香瑩の実の父親である李大人との
              エピソードが入ってきて、『ANGEL HEART』 としての
              原点回帰なのか、そろそろ終了フラグなのか、判断
              し兼ねています。

               

              それにしても、信宏のむくわれなさが哀れなり…。

               

              『文豪ストレイドッグス』 第11巻

               

              第9巻で一応完結した対組合(ギルド)が消滅するかと
              思いきや、組合から足を洗って転職したモンゴメリちゃんや
              ポオさんに対し、スタインベック率いる組合残党チームと、
              第11巻で華麗に復活したフィッツジェラルドチームに別れ、
              さらに新たな的としてドストエフスキーが暗躍し、どこと
              どこが化学反応を起こして戦うのか、訳わかんなくなって
              きましたが、もともと絵が好きで読んでいるので、内容は
              まあどうでもいいや。

               

              大金持ちから一時はスラムに落ちたフィッツジェラルドさんの
              復活は、これまでで一番 “華麗” でありました。

               

              あの大敗で、性格は変わらないのに、抱き合わせ商品付きの
              特売品好きという点だけ変わったという、打たれ強さは
              結構好きになりそうです。

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              『女王の花』 の単行本化が待てず…

              2016.09.19 Monday 03:32
              0

                『女王の花』(和泉かねよし著、小学館刊)の14巻の続きが

                どうしても気になり、ネットカフェに 『こち亀』 のラストを

                読みに行ったついでに、「Betsukoki」10月号を読んできました。

                だって、買おうと思ったら、「Betsukoki」って1冊の厚さが

                3センチくらいあって、さすがにジャマかも〜!

                https://csbs.shogakukan.co.jp/book?book_group_id=3376

                 

                以前はシルエットでの登場だった小さい女の子・春琴が、14巻で

                突然登場し、一体何者かがどうしても気になったのです。

                亜姫(阿王)に対して 「女王」 と呼んでいるし、彼女のことは

                「姫」 でなく名前で呼んでいたので、亜姫の娘でないことは

                わかっていたのですが、父親と兄というのは土国の関係者なのか、

                そこんとこ知りたいのと、土妃の行く末が気になって…。

                薄星については、すでに死亡フラグが立っているので、まあ

                首だけは取られないといいなという程度でしたが。

                 

                結論としては、呂段の娘です。

                いちお、亜国の人です。終わり。

                ここまでなら、全くこれまで出ていない人なので

                ネタバレにもなるまい(笑)。

                 

                これ以降はネタバレ

                 

                一気に100頁以上の超大作となっていたので、薄星との別れや

                土妃との最後の戦い、土妃の処罰、女王戴冠、そして一気に

                亜王となった彼女の治世は見開き1頁で終了し、数十年後に飛んで、

                彼女の死に方だけが回収されていない謎として残ります。

                次号で終了だとのこと。といっても、2カ月後ですが。

                暗殺事件があるようで、おそらくそれは毎号最初に提示される

                ヒントである “ある宮女” だと思うのですが、もう一つの

                ヒントとなっている年寄りが息子に “千年の花” を託すシーンが

                以前あったので、あれは蛇波流なのかな〜と思っていますが

                どうでしょう。

                 

                少なくとも、亜姫はかなり年を取ってから死ぬようなヒントが

                以前の “手だけ出演” であったので、蛇波流も少し髪の毛が

                薄くなっていてもおかしくないなと思われます。

                 

                ただ、なんとなく亜姫には子供がいないようだし、彼女が

                目指す優秀な人が王になるという仕組みが、彼女の治世中に

                できたのかも気になるところ。

                 

                とはいえ、次号はエピローグ的な最終回となりそうで、頁数も

                今号より少なめ。ここまで提示されてきた大きな謎のほとんどが

                回収されたので、彼女の死に蛇波流がどう関与するかが

                気になります。

                 

                あと、土妃が王子の死という絶望を抱えつつ、牢の中でしぶとく、

                どこまで生きるのか…。こうしてみると、土妃の生き様は

                良し悪しは別としてたくましい! 敵ながらアッパレです。

                 

                さらに、今号で感動したのは、申し訳ないけれど薄星よりも

                宰相・高諷の最期。ブサイクだけど、これまたアッパレです。

                14巻のラストで少しだけ出てきた薄星の手紙と並んで、

                泣かされる場面となっています。

                 

                決戦を前に書いたと思われる、自分の死後を想定しての

                亜姫への 「目を上げて見て。この世は美しい」。

                シンプルな言葉だけに印象に残ります。

                 

                呂段の娘・春琴

                 

                そして、問題の春琴。父の呂段は、土妃との最後の戦となった

                砦を守った人らしく、その戦で息子と共に戦死した模様。

                そんな彼女を亜姫が手元に置いておくことにしたのは、自分自身が

                いつの間にか王族という化け物を抱える龍になっていたことを

                薄星との別れで痛感し、いつか自分が暴君になった時、自分を

                殺してくれる存在が必要だったから。

                 

                『銀英伝』 で帝国軍の専制君主となったラインハルトが、

                いつかその治世も腐敗した時、それを正してくれるであろう存在と

                して、自由惑星同盟のユリアン・ミンツに共和主義の自治を認めた

                経緯と似ています。それでいったら、やはり薄星はキルヒアイス。

                 

                一応、このブログを読んでも、薄星との別れや土妃との直接

                対話の部分、青逸の粋な計らいなど、具体的には触れずに

                モヤモヤ部分だけは解消できるようにと紹介してみました。

                 

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                『こち亀』 終わった!

                2016.09.18 Sunday 03:22
                0

                  『こち亀』 の最終巻・200巻が出るというので、ちょっと

                  遅れて書店に買いに行ったら、店頭には全くないし!

                  もちろん、週刊少年ジャンプも売り切れとのこと。

                  40年の歴史をまざまざと感じさせられました。

                   

                   

                  しかたがないので、ネットカフェに行ったら週刊誌の方は

                  あったので、読むことができました。

                  もちろん、巻頭カラーです。

                  40周年の記念式典で明るく終了。

                  単行本とはラストが多少違うということなので、そちらは

                  重版を待って記念購入したいと考えています。

                   

                  あのカモメ眉毛がジャンプから消えてしまうと思うと、

                  ジャンプの “ホーム” を失うような、ちょっと寂しい気分。

                  秋元先生、両さんをはじめとする 『こち亀』 メンバーさん、

                  ともあれお疲れ様でした。

                   

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                  『こち亀』 200巻で連載終了とのこと

                  2016.09.03 Saturday 23:51
                  0

                    『こち亀』 が200巻で終了と知ってショック!

                    デビュー当初は、秋元治さんは山止たつひこさんという

                    ペンネームだったこともあり、山上たつひこ氏の 『がきデカ』 の

                    パロディ的な警察官物だと思っていましたが、ちょうど当時は

                    車田正美さんの 『リングにかけろ』 の舞台が月島だったことも

                    あって、ジャンプは私があまり知らない下町っぽさにあふれて

                    いました。

                     

                    それ以降、「週刊少年ジャンプ」 で 『るろ剣』 や『DEATH

                    NOTE』 など、いろいろな作品にハマりつつも、その対象が

                    変わっても必ずそこには 『こち亀』 が掲載されていて、

                    週刊誌で時々読む際にも 『こち亀』 があることで、知ってる

                    場所に帰ってきたような安心感がありました。

                     

                     

                    でも、確かにその間に、鳥山明さんは 『Dr.スランプ』 と

                    『DRAGON BALL』 を連載し、同じ頃にデビューして

                    互いのコミックス第1巻のあとがきを書きあっていた

                    小林よしのりさんも 『東大一直線』『東大快進撃』

                    そしてコロコロコミックに移ったかと思ったら、

                    『ゴーマニズム宣言』 などの変遷を遂げて、その間も

                    ひたすら 『こち亀』 ひと筋(いくつか別作品も描かれて

                    いますが)に連載し続け、ギネス記録にもなり…。

                     

                    そんな記録的な作品だからこそ、200巻で潔く連載終了と

                    いうのも引き際としては美しいかもしれません。

                    他にもいろいろ描きたいものがあるでしょうし、そちらに

                    期待したいと思います。

                     

                    少年誌週刊連載記録の 『こち亀』 と、同作品での販売冊数

                    ギネス記録の 『ONE PIECE』 が揃っていてこそのジャンプ

                    という気もするので残念ですが…。

                    なんたって、タイトルが、今は 「交番」 に統一されて、

                    使われていない 「派出所」 ですもんね。時代を感じます。

                     

                    個人的には、『ONE PIECE』 も勢いのある内に、区切りの

                    いいタイミングで終わってほしいと思っています。

                    あれなら、スピンオフでいくらでも増やせるから、せめて

                    本編は100巻くらいでまとめてほしいな〜と。

                    『ONE PIECE FILM GOLD』 で777巻がつきてきたので、

                    まあMAX776巻でしょうけどね(笑)。

                     

                    ともあれ、秋元先生、両さん、お疲れ様でした。

                     

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                    『市長遠山京香』 を地で行く小池百合子氏

                    2016.09.01 Thursday 23:25
                    0

                      先日の都知事選では、小池百合子さんに一票は入れなかった

                      私ですが、選挙戦のSNS作戦や、都議会自民の伏魔殿と

                      戦う姿を見るにつけ、応援したい気持ちになってしました。

                       

                      築地の移転についても、もはや観光地としての準備をして

                      いる築地や、東京オリンピックに必要な2号線の整備も

                      進んでいますが、以前もニュースで取り上げられていた

                      豊洲の土壌汚染問題はうやむやの内に進められていたのは

                      気になっていたので、その確認をした上でのGOサインは

                      賛成です。

                       

                      自治体の仕事を、楽しみながら知ることができる作品

                       

                      その状況を見ていて、明石路代さんの 『市長遠山京香』 の

                      ワンエピソードを思い出しました。

                      突如、亡くなった義父の地盤を継いで、推理小説作家だった

                      京香が、華浜市(モデル地・横浜市)で起こる問題を

                      持ち前の推理力で解決していき、ラストはその犯人に

                      市長としてズバッとその罪状を突きつけるシーンに

                      爽快感があります。まさに遠山の金さん!

                       

                      取り上げる事件を通して、警察、消防、ごみ収集、図書館、

                      学校、公園、土木、公共事業、姉妹都市との連携といった、

                      各地方自治体が管轄する問題を解決していく話。

                      この作品を読んで以来、ごみ収集の方々への感謝と、

                      面倒くさくてもきちんと分別せねばと考えるようになりました。

                       

                      さまざまな公共施設の役割をわかりやすく紹介すると共に、

                      それぞれの部署が抱える年金問題への対応や現状、

                      子育て環境の問題、一般市民にとっては当たり前に

                      なっている自治体の活動、華浜市役所内の派閥争いや、

                      大規模施設における裏取引など、丹念に取材して作られた

                      作品となっています。とはいえ、謎解きスタイルになって

                      いるので、肩の力を抜いて読めるのもGOOD!

                       

                      そんな中で、ダム建設問題を取り扱ったエピソードが

                      ありました。ダム予定地周辺には、旧日本軍が毒物の

                      研究をしていた施設があったらしく、その地域に住む人の

                      多くは体を壊して転居することも多く、水害などあった

                      場合には土壌に含まれているヒ素が、農水や川に流出

                      する可能性があると知った京香は、最もダム予定地から

                      遠く、そのエリアに住むたった市民19人のために立ち上がり、

                      ダム予定地となっている2つの市の市長と、大規模工事で

                      ゼネコンからの献金を狙っている県知事と戦う展開。

                       

                      今回の豊洲もそんなことがないように、徹底した調査を

                      してほしいものだと考えています。

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